自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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久しぶりに取材を受けた気がする。

2018年12月2日 

真っ暗な中スタートして、ほんのり東の空が色づくころ歩き終わる今日この頃。

暗いと景色を楽しむわけにもいかないので、聞き流すだけで英語が上達!みたいなのを購入してみて、ウォーキングのお供にしようかとちょっと思い始めているが、あれってどうなんでしょうねぇ・・・

 

そんな秋の深まりというか、本格的な冬の到来というか、ともかく紅葉も終盤に近付いてきた今日は、午後に造形芸大のかなり上層階(と言っても、瓜生山の斜面に学校があるので、建物の上層階というより山の上と言った方が正しいのだが)へ珈琲の配達依頼が入ったので、おやつタイムの午後3時、珈琲を淹れて山の上の方へ持って行った。

すると、なかなか紅葉が奇麗で思わず写真を撮ってしまった。

別に田舎にあるというわけでもないのに、学校が山の斜面にあるため、こういう景色が普通に構内で見られるというのは素敵ですねぇ。

京都市内も一望できるし。

 

さて、話は変わって、一昨日は本店の方で取材をさせてほしいという依頼があたので、配達に出る前にちょこっとライターさんと話をすることになった。

取材依頼も前日に入るという、なかなか無茶な感じだったので、恐らく最近の雑誌取材にありがちな、ライターさんがちゃらっと来て、店のデータだけ聞いてあとはホームページとか見て書きますから校正お願いします。

てなレベルかと思っていたら、ちゃんと出版社の編集者とカメラマンが帯同しているではないか!

そして、ライターさんとお話をして驚いたのが、過去に掲載された書籍の記事で私が語ったことだとか、雑誌の対談などでの発言をしっかり事前に調べていて、「これについて、続木さんはこうおっしゃっていましたが、これはどういう意味でしょうか」みたいな質問をうけたこと。

さらに、写真を撮っているカメラマンの手にあるカメラをみてびっくり。

なんと、ペンタの645ではないか!?

写真の主流がフィルムからデジカメになったころから、雑誌などの取材もずいぶん簡単になり、近頃ではライターさんがスマホで撮っていくこともしばしば。

写真のみならず、ちゃんとライターさんが下調べをしたうえで聞き出したいことをしっかり持って取材に来られると、しゃべる側も背筋が伸びる思い。

ある意味、ものすごく久しぶりに、本当にちゃんとした取材を受けた気がした。

出版されるのがちょっと楽しみ。

 

といった今日の日記を書きながら聴くのは「シモン・ボッカネグラ」

ヴェルディの作品の中で最も好きなのは何?と聞かれたら、ほぼ即答で「シモン」とこたえてしまう。(すごい地味だけど)

シモンをカプッチッリ、マリアをフレーニ、フィエスコがギャウロフで、アルビアーニはカレーラスという超豪華歌手陣を束ねるのは、アバド / ミラノ・スカラ座。

アバドは後にウィーンとのコンビでブルゾンやリッチャレッリを迎え84年にこの曲を再度録音しているが、やはりカプッチッリの圧倒的な存在感、ギャウロフの響き渡るバスに、わきをカレーラスが固めるというこのアルバムは、トスカニーニのアイーダ、モナコのオテロと並び私にとっては絶対的な1枚。

シモン・ボッカネグラという作品自体が、ヴェルディの他の作品と比べ人気の高い方ではないだけに、今後この録音を超えるアルバムは出てこないのではないかと思うが、もし、多くの指揮者がこの曲を録音したとしても、カプッチッリ、ギャウロフ、カレーラスというコンビに太刀打ちできる男声陣を揃えることは、ほぼ不可能ではないかと思うほど、まさに奇跡の一枚と言っても過言ではないだろう。

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