自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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verdi マスターの投稿

ヴェルディの焼菓子

2023年12月8日 

今日の営業が終わり、いよいよ芸大店はラスト3日になった。

今日の午後、よく週末にランチの席をご予約下さるお客様から電話が入り、明日と、あと来週・・・と言われたところで「実は、11日で芸大店は閉店いたします」と言ったら絶句されてしまった。

よく「絶句する」と表現するが、まさに電話口で言葉が出ないお客様の息の音だけを耳にして、こんなにヴェルディを気に入って頂いていたのに、申し訳ないという気持ちになったが、ともかくより良いコーヒーを提供することで、お返しできればと思う。

さて、ここ数日、いくつかフィナンシェを食べる機会があった。

ヴェルディでも自家製フィナンシェを作っているが、他の物を食べてみて、改めて松尾が作るフィナンシェは美味しいなぁ、と実感。

以前の日記で、師匠である田口氏から「良いコーヒーだけを飲んでいれば良い」と言われたということを書いたが、焼菓子も同じで、保存料などを使わず、丁寧に良い材料を使っているヴェルディのフィナンシェは、実はコーヒー屋が作る片手間な焼菓子ではなく、けっこう他の追従を許さないレベルだということを実感。

こんなに美味しいのだから、もっと売れても良いと思うのだが、逆に大量生産できないから、今より少し売れるレベルがちょうど良いのかもしれない。

しかし、それにも増して、現在じわじわと人気が出てきているのがバナナケーキ。

これも、松尾と「あーでもない、こーでもない」と苦心しながら、いっそのことスパイス入れてみるか!

と、オリジナル配合のスパイスを入れたところ、これがまたなんとも良い味わい。

それをさらにブラッシュアップして出来上がったのが現在の「スパイシーバナナケーキ」

カレーでも、最近流行っているものの中には、やたらスパイスを大量に入れて、何がなんだか分からない、単に辛くて重くて苦いだけの通称「スパイスカレー」が一部でもてはやされる中、ヴェルディのカレーは必要なスパイスだけで作っているのだが、それはバナナケーキも同じで、必要以上にスパイスを入れるのではなく、バナナケーキの味を引き立てるために、抑制されたスパイス使いで仕上げている。

結果的に、私としては世界一コーヒーに合うバナナケーキに仕上がっていると自負しているのだが、これまたもっと売れても良いように思うものの、大量生産できないから今より少し売れる程度が良いのかもしれない。

そんなわけで、今年のクリスマスギフトは、例年のシュトーレンではなく、バナナケーキのギフトセットがイチオシ。

いきなり贈り物に、というとハードルが高いように思うので、ぜひ一度ヴェルディのお店で、コーヒーと一緒にお召し上がりいただいて、お気に召して頂ければぜひご用命くださいませ。

工事スタート

2023年12月7日 

11日で営業を終了、移転する芸大店。

このところ、最後の芸大店でコーヒーを楽しみたいを言うお客様も多くご来店下さり、お帰りに際にはこの店を惜しむお言葉を頂戴することもあり、慌ただしくも寂しい思いで日々仕事をしている。

しかし、一方では移転後の物件もいよいよ工事がスタートした。

と言うか、19日には退去しなくてはならないのに、今から工事で間に合うのか?という感じではあるが、なかなかタイトなスケジュールではあるものの、なんとか間に合わせねばということで、頑張れ工務店さん!

私も以前店舗開発の仕事をしていたこともあり、このサイズ、この図面なら、1週間でなんとかなるかな。

という感覚はあるのだが、準備期間が短かったので、ちょっと心配だったり。

ともかく、こんな無茶な工程での工事を引き受けてくださった、下鴨お隣の谷口工務店さんには感謝。

そんなわけで、芸大店の営業もあと4日。

慌ただしさで寂しさに浸る余裕もないが、あと4日、ご来店下さったお客様に、最後の芸大店をお楽しみ頂けるよう頑張ろう!

あと1週間

2023年12月5日 

今日は朝から通販関係の打ち合わせ。

今後の新たな展開についての相談など、ネットミーティングを2件はさみながら、半日根を詰めて打ち合わせを行った。

まずは、芸大店の移転と、移転先では通販の発送基地という意味合いもあるため、しっかりと引っ越しを終えてから、新たなチャレンジをしたいと思っている。

そして、ついに芸大店の営業はラスト1週間となった。

7年半走り続けてきたが、やはりその間において3年近く続いたコロナの影響は計り知れず、いったんギリギリまで人を削り、なんとか営業を続けることに専念してきたが、コロナが明けて学校も通常に戻り、さぁオペレーションの再構築という時期に髙島屋のオープンが重なったこともあり、私自身の体力の時間も限界に来ていた感は否めない。

このところ、多くのお客様から、芸大店が閉まることに残念だというお言葉を頂戴して、嬉しいような悲しいような。

特にカレーが食べられなくなるということを残念がってくださる方も多く、後ろ髪惹かれる思い。

ともかく、早く体制を整えて、また違った形でも新たなことができればと思う。

同時に下鴨本店の立て直しも急務になっている。

今回の芸大店移転に伴い、ヴェルディ全体としては創業時の原点に戻って「良いコーヒーの提供」を前面に押し出した店舗運営を全店で行う方針にしていこうと思っている。

恐らく来年は、下鴨も大きな変革を余儀なくされると思うが、今回の髙島屋オープンと芸大移転を良い機会として、しっかりと進めていきたい。

でも、その前に芸大店ラスト1週間、スタッフ一同全力で頑張ります。

芸大店での食べおさめ、飲みおさめ、ぜひお運びくださいませ。

サンプル

2023年12月4日 

9月に行われたインドネシア産豆のカッピング会で、11月に実施されるスマトラ視察ツアーのお誘いを受けたのだが、髙島屋S.C.店開業して間もないのに、私が日本を離れるのは難しいとお断りしたら、こんどは1月にタイの視察ツアーがあるけどいかないか?と連絡をもらった。

残念ながら、タイの豆は14~5年くらい前に一度扱って以来、ヴェルディでは販売していないので、さすがに取り扱っていない豆の生産国へ行ってもなぁ・・・

というのと、2月にグァテマラへ行こうと思っているので。

と、お断りしたら、タイとグァテマラの生豆サンプルを送ってきてくださった。

早速テストローストしてみようということになり、太田に「どれ試してみたい?」ときいたら、「グァテマラのゲイシャ」と、予想通りのこたえが返ってきたので、カッピングサンプルの焙煎度合いに仕上げて試してみた。

わりと、いろんな国のゲイシャを飲んだことはあるのだが、意外にもグァテマラ産のものは初めて。

豆の形状や、煎り上がりのスピード感などは、ゲイシャそのものなのだが、味の方は、あまりゲイシャのキャラクターが出ていなかった。

作られた地方は、グァテマラの中でも知る人ぞ知る、古い産地の「コバン」

グァテマラの8大産地の中でも、近年ではあまり名前が挙がらない地方なのだが、個人的にはコバンの住んで綺麗な味わいはアンティグアやウエウエテナンゴといった、少しざらつきのある柑橘系フレーバーよりも好きだったりする。

ただ、やはりせっかくコバンの豆を使うなら、ブルボンが一番ではないかと。

コーヒーの品種選びは、土地のポテンシャルによって何にするか考える必要があるのだが、特にゲイシャは土地を選ぶ品種。

エチオピアのゲシャヴィレッジは、ゲイシャ種発祥の地なので、当然良いとして、パナマゲイシャが有名になったのは、パナマの中でもボケテ地区のバル火山山麓という土壌と風土がぴたっとはまったからではないかと思う。

同じゲイシャでも、コロンビアの方が、より甘みが強く、パナマよりもややボディがあって、それはそれで面白い。

が、グァテマラのコバン地方は、ちょっと違ったのかもしれない。

そんなことを考えながらのカッピング。

次は、久しぶりにタイの豆を試してみよう。

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