自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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店主のお仕事

あたりまえ

2025年9月9日 

昨日、北白川焙煎所で焙煎を終えて、スタッフがお昼休憩をとっている間、店番をしていたときのこと。

一人のお客様が、コーヒー豆をご購入に来店されたのだが、「いつも私の挽目で豆を挽いてもらっているのですが・・・」と。

残念ながら、そのお客様にとっての「いつもの挽目」を私は知らなかったので、どうしようかと思っていたら、「また来ます」とお帰りになった。

こちらに不備があって、怒ってお帰りになったわけではないので、恐らく文字通りで、また来ていただけるものだとは思うのだが、いつもなら顔を見たら自分にカスタマイズされた挽目で購入できるところ、今日はたまたま私が知らないお客様だったので、いつも通りの対応ができなかった。

予約だけの高級レストランなら、いつどんなお客様がご来店になるか分かっているので、よくご利用下さるお客様であれば、好みやアレルギーなども掌握した上で提供できるものだと思う。

でも、ヴェルディはそういった店舗ではなく、いつ何方がおいでになるか分からないので、毎日店頭に立っていないと、全てのお客様のお好みを掌握することは難しい。

芸大店時代から通ってくださっているお客様の場合、私もお好みなどを知っているものの、移転後にお越し下さるようになったお客様について、私は週に1日しか来ないので、ほとんど知らないということになる。

一方、下鴨の場合は、数年ぶりに来店されたという方以外は、どのお客様が、何をどのように購入されるか掌握しているので、店の前にお姿を拝見した瞬間に準備を始めるということもしばしば。

常連のお客様になったら、何も言わずとも、いつものものが出てくるというのが「あたりまえ」になっている。

それが良いのかどうかは別として、ヴェルディの営業はそういうお客様が多数いて下さっているから成り立っていると言っても過言ではない。

それだけに、いつもご来店下さるお客様には、「あたりまえ」が「あたりまえ」にできる店でなくてはならないわけで、昨日のお客様に対応できなかったことに、ちょっと残念な思いがした。

100%掌握するのは難しいとは思うが、こんど山下に私の知らない常連さん情報を聞いて、可能な限り対応できるようにしておきたいものである。

22年間有難うございました。

2025年8月12日 

おかげさまで、本日カフェ・ヴェルディは開業22周年を迎えることができました。

これもひとえにご愛顧下さっているお客様、これまでヴェルディを支えてくれたスタッフたち、また、ヴェルディがテナント入居している建物の大家さんご家族には、開業前から大変お世話になり、この大家さんなくして今のヴェルディはなかったと思うほどです。

そして、陰に日向にお力添えを頂いた多くの方々、本当に感謝の念でいっぱいです。

今年の開業記念日は、カレンダーの関係で営業はしておりませんが、私はふだんできていないデスクワークや片付けなどをするために、一人店舗のバックヤードで仕事をして過ごしています。

そんなことをしていると、22年前に作られたこの店の施工図面が出てきて、思わず手を止め、変色した図面を見ながら、そういえば当時はここにこんなのがあった、とか、この部分を新たに作ったな、と、懐かしく思い出していました。

さて、この22年間は、いかに私たちが良いと思うコーヒーをお楽しみ頂くか、そんなコーヒーを作りづけられるか、ということに注力してまいりました。

その部分においては、一定の成果もあったかもしれません。

しかし、この22年でコーヒーを取り巻く状況は大きく変わりました。

生豆価格も高騰し、コーヒーのトレンドもずいぶん変化している中、営業を続けることは簡単ではないと痛感しています、

来年も、この開業記念日を祝えるよう、全力で頑張ってまいります。

この一年も、どうぞよろしくお願いいたします。

と、ここまで書いて、そういえば、こんなものが届いていました。

ヴェルディは主流から外れていると思っているのですが、まだ世の中から見捨てられたわけではなさそうです。

評価をして下さった皆様、有難うございました。

これからもご期待に沿えるよう、スタッフ一同頑張ってまいります。

久し振りのピネライス

2025年5月13日 

今日は少し早めに上がって、海ノ向こうコーヒーさんのカッピング会に、焙煎修行中のスタッフSさんと行ってきた。

今回は、グァテマラの豆が10種類。

ヴェルディでもグァテマラの豆は、レギュラー商品のアンティグア産の他、ウエウエテナンゴやアティトランのものも販売したが、今回のカッピング会には、ニューオリエンテやフライハーネス、サンマルコスなどヴェルディで扱ったことのない地域のものや、ここに挙げた8大産地以外のマイクロロットもあったので、「今月の珈琲」として販売するスポット豆を探しに参加。

個人的には、アカテナンゴ産のものと、ニューオリエンテ産のものも良いかな、と思ったが、現状のアンティグアとの差別化が難しいこともあり、今回は同行したSさん推しの「クブルコ」という地域のものをとることにした。

恐らく9月あたりに「今月のコーヒー」として販売予定なので、楽しみにお待ちください。

で、カッピング会の後は、Sさんと軽く夕食。

ものすごく久しぶりに、キッチンゴンさんのピネライス。

なんだか懐かしい味だった。

神の時間

2025年4月7日 

このところ、日記の更新ができていない日が続いているが、実はドリップバッグ製造月間になっていて、ドリップバッグ用の豆の焙煎などもあって、普段より焙煎量が激増している。

そんなこともあり、どうして仕事を終えて帰宅したら、もう夜の11時を回っているという状態のため、なかなか日記を書く時間がなかった。

今日は、午前中に税理士事務所の方と決算に向けての打ち合わせ、お昼過ぎからは北白川へ行って焙煎をして、その後髙島屋へ配達、戻ったら、一件ZOOMミーティングをして、来月中旬からスタートするヴェルディのアプリについて山下と打ち合わせ。

その後は下鴨へ戻って明日焙煎する豆6品ほどハンドピック。

そこまで終えたら、今日は仕事終了が超早くて、まだ午後8時だったので、なんとか日記に辿り着けた。

そんな今日、北白川で焙煎した中の一つが「イエメン」

この生産国だけは、焙煎直後よりも2週間程度経ったあたりが飲み頃になるので、今日のテイスティングで全てを判断はできないが、しっかりとした個性が感じられて、コクとまろやかさのある非常に良質なコーヒーであることは分かる味わいだった。

価格はちょっとお高めですが、世界に広がるアラビカコーヒーの原点をぜひお試しください。

通販のお申し込みは本日から、店舗では明日から販売開始予定です。

さて、京都は現在桜が満開。

髙島屋へ配達に行くにも、市内はものすごい人でいつもよりかなり時間がかかる。

そんなこの週末、下鴨店も多くのお客様にご来店頂いたのだが、入る予定だった新人さんが、体調不良でキャンセルをかけてきたため、土日とも1人少ない状態でお店を回すことになったのだが、そんなときに限ってこの春最大のピークが訪れる。

土曜日は、髙島屋のスタッフに無理やり応援に来てもらってなんとか開店したが、開店直後から息つく間もなくモーニング、ランチと進んでいく。

洗い物まで手が回らず積み上げられていく使用後の食器。

北白川と髙島屋へ豆を出荷する時間が近づいてくるものの、その準備もできない状況の中、午後1時30分あたりからスーっとお客様が引いて、30分ほど穏やかな時間が流れた。

もう、この30分は神が与えて下さった片付けの時間かと思うほど、この30分でたまった食器を洗い、各店へ持って行く豆の準備もできたのだが、それが終わったとたん、また次々とお客様がお越し下さって、本当にあの30分は神の時間だと思った。

明けて日曜。

この日もスタートからひっきりなしにお客様がお越し下さり、今日もかなりヤバいと思っていたら、またまた1時半頃から30分だけ静かな時間が流れる。

閉店後に、「あの時間がなかったら、オーダーが通るたび、その注文に必要な食器を洗うところから始めなくてはだったな」と思うのであった。

その後、営業中にできなかった仕事を終えて、夜遅のご飯をカミさんと食べに行ったら、午後10時を回っているというのに、丼チェーンも次々来店客があり、店員さんも必死の形相で走り回っていた。

この時期、接客業はどこも大変なことだと思う。

同業者の皆さん、桜が散るまで頑張りましょう!

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