昨日、北白川焙煎所で焙煎を終えて、スタッフがお昼休憩をとっている間、店番をしていたときのこと。
一人のお客様が、コーヒー豆をご購入に来店されたのだが、「いつも私の挽目で豆を挽いてもらっているのですが・・・」と。
残念ながら、そのお客様にとっての「いつもの挽目」を私は知らなかったので、どうしようかと思っていたら、「また来ます」とお帰りになった。
こちらに不備があって、怒ってお帰りになったわけではないので、恐らく文字通りで、また来ていただけるものだとは思うのだが、いつもなら顔を見たら自分にカスタマイズされた挽目で購入できるところ、今日はたまたま私が知らないお客様だったので、いつも通りの対応ができなかった。
予約だけの高級レストランなら、いつどんなお客様がご来店になるか分かっているので、よくご利用下さるお客様であれば、好みやアレルギーなども掌握した上で提供できるものだと思う。
でも、ヴェルディはそういった店舗ではなく、いつ何方がおいでになるか分からないので、毎日店頭に立っていないと、全てのお客様のお好みを掌握することは難しい。
芸大店時代から通ってくださっているお客様の場合、私もお好みなどを知っているものの、移転後にお越し下さるようになったお客様について、私は週に1日しか来ないので、ほとんど知らないということになる。
一方、下鴨の場合は、数年ぶりに来店されたという方以外は、どのお客様が、何をどのように購入されるか掌握しているので、店の前にお姿を拝見した瞬間に準備を始めるということもしばしば。
常連のお客様になったら、何も言わずとも、いつものものが出てくるというのが「あたりまえ」になっている。
それが良いのかどうかは別として、ヴェルディの営業はそういうお客様が多数いて下さっているから成り立っていると言っても過言ではない。
それだけに、いつもご来店下さるお客様には、「あたりまえ」が「あたりまえ」にできる店でなくてはならないわけで、昨日のお客様に対応できなかったことに、ちょっと残念な思いがした。
100%掌握するのは難しいとは思うが、こんど山下に私の知らない常連さん情報を聞いて、可能な限り対応できるようにしておきたいものである。


