自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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音楽レビュー

あと1日

2026年1月3日 

今日は1月3日。

例年だと、百貨店の初売りは1月2日だったが、今年は髙島屋も元旦、2日がお休みで、今日3日が初売りとなった。

下鴨店は、今日も慌ただしくなることが予想されていたので、営業が始まってしまうと、豆の配送に出られないと踏んで、私は開店前の8時に髙島屋へ豆の配達へ。

店に豆を渡して外に出たら、寺町側の入り口も、河原町通の入り口も、開店2時間前だと言うのにもう多くの人が並んでいる。

だいたい毎年、2日=百貨店の初売り日は、下鴨の出足が遅く、お昼過ぎあたりから賑わいだす傾向にあるのだが、昨日はいつもの2日より比較的早くピークが訪れた。

さて、今日はどうなるかと思ったら、いつもの年の1月2日のような雰囲気で、立ち上がりは穏やかなものの、少し遅めのお昼から一気に混み始めた。

下鴨店は、百貨店の「大北海道市」が開催されるとお客様が減るというジンクスがあるのだが、初売りの日も立ち上がりが遅くなると言うことは、やはりお客様の足と百貨店のイベントがちょっとリンクしているのかもしれない。

そんなわけで、時間短縮営業は今日まで。

明日は通常営業となり、明後日と明々後日は下鴨もお休みを頂く。

私は6日に商談の予定が入ってしまったので、明後日くらいは久し振りにお休みを頂こうと思っている。

クリスマス前から続いていた連続営業も後1日、頑張ろう!

と言うことで今夜の1枚は

ブルックナー 交響曲第9番

ヨッフム指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

1977年11月28日ライヴ録音

ヨッフムは、ブルックナーの交響曲において、数多の録音を残しているが、なぜか私が持っているものはライヴ盤が多い。

このベルリンフィルとのライヴ盤は、録音と言うかマスタリングが今一つなのが難点だが、一般に指揮者は歳を取るとだんだんテンポが遅くなる傾向にある中75歳のヨッフムは、むしろ精悍に無駄に情緒的にならず、調和を重視する方向でタクトを振っているようにも感じる。

私もコーヒー屋を始めたころと、現在では焙煎や各々の豆に対する解釈も変わってきている。

ヨッフムという人のこの曲への解釈であったり、向き合い方の変化を聴くのは外せない1枚のような気がする。

よいお年をお迎えください。

2025年12月31日 

今日は大晦日。

年末年始、休みなく営業するのはヴェルディ開業以来の恒例となっているが、特に今年は全く年末年始と言う気分が感じられないままこの日に至ってしまった。

ただ、おかげさまで京都髙島屋S.C.店は、開業以来最高の月間成績を記録。

髙島屋店の店長以下、スタッフ皆がしっかりと良いコーヒーを提供しようと頑張ってくれたものと思う。

今年は、コーヒー生豆の価格高騰から始まり、最低賃金の過去最大上昇、コーヒー豆の限らず、あらゆるものが値上がりする中、非常に難しい営業を強いられた一年だった。

そんな中でも、多くのお客様がご来店や通信販売でご利用下さり、スタッフ皆も頑張ってくれて無事一年を終えられたことに感謝。

大晦日の営業を終え、17時間後には新年の営業が開始するのだが、とりあえずは今年最後の食事を東京から帰省してきた娘と一緒に、先日失敗したネパール人がやっているインドネバール店へ。

先日は、インド風のマトンマサラとナンを注文して大失敗だったので、今夜はいつも通りネパールの庶民食、ダルバートの定食を注文。

そもそもダルバートって「美味しい!」というものではなく、あくまでネパール人の庶民的食べ物。

そのダルバートに、炒め物と漬物、そしてサモサがセットになっていて炭水化物はバスマティライスなので、なかなか豪華な定食。

正直ネパール人の彼らにとっては他国の料理であるインド風カレーや、恐らく日本に来るまで彼らは食べたこともなかったであろうナンを注文するより、ネパール人が自国で毎日のように食べているダルバートを注文した方が、インド風カレーやナンを食べるより数百倍満足度が高い。

と言うことで、今年はインネパ屋の利用方法についても勉強になった一年だった。

この日記を書いている時点で、残すところ2時間ちょっと。

今年最後のCDはコレで。

ショスタコーヴィッチ オラトリオ 森の歌

ムラヴィンスキー指揮 ソビエト国立交響楽団

V.キリチェフスキー(Tn) I.ペトロフ(Bs)

国立合唱学校児童合唱団 / 国立アカデミー・ロシア合唱団

ショスタコの森の歌は、京都市交響楽団のニューイヤーコンサートで当時毎年取り上げられていた演目で、小学生のころ入っていた京都市少年合唱団の一員として歌わせてもらった思い出の曲。

この曲、ともかく歌っていても聴いていても、なかなか感動できる曲で、正直言うとソヴィエトのプロパガンダ曲ではあるが、それを超越して音楽的に本当に素晴らしいと思う。

今では、あまり取り上げられることがなくなったものの、昭和のころには多くの合唱団が取り上げて歌われていた。

その際は、ロシア語ではなく日本語に訳したものが使われていたが、当時の対訳として一番主流だったものは、櫻井武雄先生が訳したものだった。

その櫻井武雄先生対訳の森の歌を京都会館のステージで歌ってから10年後、櫻井武雄先生の息子でありバリトン歌手であると同時に、松本幸四郎や加藤登紀子のヴォイストレーナーも務められた櫻井直樹先生に歌を教えて頂くとは、ある意味運命的なものを感じるのであった。

ムラヴィンスキーの森の歌は、必要以上に感動的な演奏をするのではなく、むしろ淡々と進行していく。

プロパガンダではなく、純粋に音楽としてスコアを解釈しているのではないかと思われるが、気持ち的には特に終曲である「栄光」などは、もっとMaestoso に演奏してほしいなぁ・・・

と、思ったり。

ただ、必要以上に感情移入していないだけに、純粋に音楽としての荘厳さを聴ける上、じっくりと聴くと合唱のグルーヴ感が半端ない。

ソリストの二人も、他の盤を凌ぐ歌唱で、もっと良い録音で残っていれば、という思いが強い一枚。

年の瀬、第九もいいけど、森の歌は第九と同等かそれ以上に感動に浸れるように思う。

さぁ、来年も頑張ろう!明日も下鴨店は11時から皆様のお越しをお待ちしております。

新春ブレンド

2025年12月26日 

クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬という雰囲気になってきたが、クリスマスブレンドに替わり、今日から新春ブレンドの販売がスタート。

本当は、3店舗と通販全店で今日の開店からスタートしたかったのだが、通販ページを作る余裕がなく、通販は今夜からスタート。

今回のブレンドは、なんとエチオピアの異なるエリア3種類をブレンド!

全て同じ国なのだが、全く風味が違うので、なかなか面白いブレンドになった。

一つは、エチオピア中東部のハラー。

もう一つは、中西部のジンマ。

そして、南西部ベンチマジ地方のゲシャ村からゲイシャ種。

なかなか豪華なブレンドで、印象的な甘みの中に、しっかりと他にはない味わいも隠れている。

新年を迎えるスペシャルティーブレンド。

よろしければお試しください。

そんな今夜は、何となくコレ。

ショスタコーヴィッチ 交響曲第6番 ヴァイオリン協奏曲第1番

コンドラシン指揮 モスクワフィルハーモニー管弦楽団

オイストラフ(Vn)

ショスタコの6番は、11番と並んでショスタコの中では私が最も好きな交響曲の一つ。

ただ、持っているのはテルミカーノフとロジェストヴェンスキー、バーンスタインという3種だけだったが、ヴァイオリン協奏曲目当てで購入したこちらにカップリングされていたので。

この6番、セッション録音の全集からではなく、1967年来日時のライヴ。

コンドラシンは、あまり劇的な演出なく、淡々とスピーディーに演奏していく。

感情豊かに歌い上げるバーンスタインと対極の演奏で、また違う世界と言うか、ある種違う曲を聴いている気分にさえなってくる。

早いテンポは、この曲の場合2〜3楽章はともするとコミカルに聞えてしまったり、軽くなってしまうところ、コンドラシンは軽さを感じさせない、そしてコミカルと言うよりは圧倒的リアリティーで迫ってくる。

そして、ヴァイオリン協奏曲。

ショスタコのVnコンチェルト1番は、最近だと女性ヴァイオリニストの独壇場になっているが、オイストラフはこの超難解な曲をテクニックを聴かせることに偏るのではなく、しっかりと歌わせている。

それを導き出すのが、やはりコンドラシンのタクト。

それにしても、昭和42年に、よくぞこんな選曲で来日したものだと感心するのであった。

イヴの夜は・・・

2025年12月24日 

世間はクリスマスイヴ。

でも、私的には全くそんな雰囲気すらなく、朝からあくせくとお仕事。

で、年末年始はほとんどの会社等が長期休業をするため、年末年始休まず営業する下鴨店としては、材料や資材・消耗品が切れてしまっては困るので、最終発注日をしっかり見定めながら、諸々発注など。

そして、当然印刷会社も年末年始はお休みなので、1月号の月刊紙は入稿締め切りが早い!

けっこう毎月ギリギリにおしりに火が付いた状態で原稿書いたり写真撮ったり編集したり・・・

だが、12月はともかく急がねば、と言うことで、午前中に焙煎をしながら写真撮影をして、閉店後は頑張って原稿書きつつ編集しつつ。

なんとか入稿の目処がたった・

そんな今日は、諸々の事情でカミさんがプロバスケットボール、ハンナリーズの試合へ行かねばならないことになったので、試合終了のちょっと前まで店でデスクワーク。

カミさんから「今、ハーフタイム」とLINEが届いたので、ぼちぼち切り上げて、西京極まで車でお迎えに。

スタジアムに着いて、側道に車を停めたとたん、スタジアムの方から「ウワァ~」という大歓声が、ネットで見てみたら、最終ピリオド残り数十秒で同点だったので、負けていたところから追いついた歓声か?と思っていたら、間もなく再び大歓声。

もう一度ネットで試合経過を見たら、3ポイントが入ったようで、3点差でハンナリーズの勝利と出ていた。

いい試合を見に行けてよかったね。

と言うことで、帰りは五条通をそのまま西へ行ってかつ丼。

クリスマスディナーに相応しいかどうかは知らないが、ボリューム満点で美味しくいただきました。

そんな聖夜は、やはり厳かにこんな曲を

グノー 聖チェチーリアの荘厳ミサ曲

プレートル指揮 新フランス放送フィルハーモニー管弦楽団

フランス放送合唱団 バーバラ・ヘンドリックス(S) ローレンス・デイル(Tn) ジャン・フィリップ・ラモン(Br)

グノー、けっこう好きな作曲家の一人。

ただ、この曲ってなかなか本当に「素晴らしい!」と言える名盤がない。

とりあえず、30年ほど前は、出ているこの曲のCD全て聴いたのだが、なかなか「これだ!」という録音がなかった。

クレードなんか、本当カッコいいし、美しいし、宇宙的な響きもあり、アニュース デイもすご~く素敵な曲。

サンクトゥスは、テノールソロの実力がかなり左右するけど、ここがバシッと決まったときは感動もの。

恐らく、このプレートル盤が一番マシかな?という感じだが、最近はヤンソンスなんかも新譜を出しているようなので、一度聴いてみたいかも。

実は、この聖チェチーリアの荘厳ミサ曲、私が学生時代最後に歌った曲でもあり、なかなか思い入れの強い一曲。

ヴェルディのレクイエムは、鎮魂歌と言うよりオペラティックな大歌曲と言われるが、グノーのチェチーリアも別の意味でオペラティックなミサ曲。

どこかのオペラハウスが本気で録ってくれないかなぁ・・・

そんなわけで、皆様良いクリスマスを!

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