自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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音楽レビュー

今日はお休みモード

2026年4月21日 

一昨日、腰の不調を書いたら、多くの方からご心配頂いてしまった・・・

昨日は、ゆっくりしたいところだったものの、次の限定コーヒー「エチオピア・グジ・ゲイシャ」のテストローストや、髙島屋用にブルーマウンテンとデカフェを焙煎しなくてはならなかったので、早めに北白川へ行って焙煎を終えたら、夕方にはいつもの 川端鍼灸院 へ行って施術してもらった。

おかげで、随分腰も楽になり、靴下が自分で普通にはけるところまで回復。

ただ、一夜明けて今日は少しまた痛みが出てきている。

軽いときは、一回の施術でけっこう治ってしまうこともあるが、今回はかなりひどいので、何回か通わねばかな。

そんなわけで、今日は第三火曜で下鴨の北白川も定休日なので、私も久しぶりにお休みモード。

日曜日にお客様が貸してくださったブルックナーの交響曲全集2組の中から、ブロムシュテット / ライプツィヒゲヴァントハウスの1番、4番、6番を聴いてみた。

1番は、ヨッフム / ドレスデンとアバド / VPOを持っているが、正直両方とも恐らく2~3回しか聴いていなかったので、久しぶりの1番。

改めて聴いてみると、1番と2番の間には、けっこう大きな隔たりがあるなぁ、と。

曲の構成と言うか、ブルックナー独特の和音だとか音の重ね方と言うか、完成度が2番から一気に上がっているように感じたが、そんな中、ブロムシュテットの1番は、非常に緻密にオーケストラをバランスよく響かせているように感じる。

4番は、ヨッフム / コンセルトヘボウ(LIVE)、カラヤン / BPO、チェリビタッゲ / ミュンヘン、ベーム / VPO、クナパーブッシュ / VPO、シモーネヤング / ハンブルグ(第一稿)、インバル / フランクフルト(第一稿)が私のラインナップ。

4番は、何気に第一稿を2枚持っているので、枚数が多くなっているが、とりあえず第一稿のスケルツォは個人的にいただけないのと、第一楽章の完成度も少し劣ることから、結局この2枚は1回聞いてお蔵入りになってしまっている。

で、私の愛聴盤はベーム / VPOで、何気にチェリも気に入っていたのだが、ブロムシュテット盤は、ベームと並び好きな演奏に感じた。

ドイツの深い森と、その自然崇拝にも近い宗教観の世界を繊細に紡ぎだしているのがベームだとすると、ブロムシュテットは緻密に音楽を組み立てて、ブルックナーの世界観を総合的に音にしているように感じた。

繊細さと緻密さ、似ているようでいてちょっと違うスコアの読みが、音になるとけっこう大きな違いになってくるから聴き比べは面白い。

6番、私がブルックナーの交響曲の中でも一番好きな曲。

そう言うと「珍しい」と言われるが、まぁ、そこは個人の好みなので。

で、6番は、ヨッフム / コンセルトヘボウ(LIVE)、クレンペラー / ニューフィルハーモニア、ネルソンス / ライプツィヒゲヴァントハウス、カラヤン / BPO、チェリビタッゲ / ミュンヘンと、好きな割に持ち駒は少ないが、その中でも私のい愛聴盤はヨッフム。

ブロムシュテットのブルックナー解釈と、ヨッフムの解釈の違いか、両方ともライヴレコーティングながら、完成度で言うと断然ブロムシュテット。

ただ、ヨッフム盤の洗練さには少し欠けるものの、ヨッフムのブルックナー愛が感じられる人間っぽさが好きかな?

ブロムシュテットは、客観的に聴くと、とても良い演奏だが、好みの世界は客観視よりも嗜好が優先されるものなので、私の中ではヨッフム。

と言うことで、こんど時間があるときに5番と7~9番を聴くことにしよう。

で、その次は、もう一つ貸して下さった、同じゲヴァントハウスでも、クルト・マズア指揮の全集が控えている。

マズアがブルックナー?と思ってしまうのだが、マズアがどんな演奏するのかもちょっと興味あるし・・・

多分、こちらは3,4,6,を聴いてみて、良かったら5番と7案、それに満足出来たら8番と9番に進む感じか。

いずれにせよ、先は長い。

たまにはラーメン

2026年4月17日 

昨日は朝から晴れていたのに、なんだかイマイチな店内だったが、今日の下鴨店は、開店の時点で5名お客様が並んでお待ちくださっているという、週末なら珍しくないものの、平日にはあまり目にしない光景。

もしや、今日は週末並みに忙しくなるかも!?

という期待もあったが、終わってみれば普通に平日といった一日だった。

さて、私はあまりラーメンを食べないのだが、ちょっと気が向いて田中里ノ前の交差点にある なぶら というラーメン店へ行ってみた。

魚介系ラーメンで、鯖をメインに使っているらしいのだが、これが全く臭みなく、ものすごく濃厚なのに非常に澄んだ味。

チャーシューの代わりに、鯖の竜田揚げが入っているのだが、これまたなかなか美味。

自宅近所に、魚介ラーメンの店があったので、開店当初に2~3度行ったことがあるのだが、そのうち行列ができるラーメン屋になってしまったので、全く行かなくなった。

その魚介系ラーメンを食べたとき、「新しい味だ」と思ったのだが、今回のなぶらさんほどの驚きはなかった。

食べ終わっての感想は、ヴェルディのコーヒーをラーメンにしたら、こんな感じではないかと。

ともかくスッキリと澄んだ味ながら、しっかり素材の旨味を引き出している。

これはまた行くだろうな、と、思った。

で、今夜はコレ

メシアン 世の終わりのための四重奏曲

マルティン・フレスト(cl)、ジャニーヌ・ヤンセン(Vn)、トーレイヴ・テデーン(Vc)、リュカ・ドゥバルグ(pf)

なんとなく、今夜はこんな気分だった。

メシアンは、この曲とトーンガラリラ交響曲くらいしか持っていないのだが、さすがに現代曲もメシアンまでくると、私自身あまりよく分からない。

ショスタコとかスクリャービン、ヒンデミットあたりまでは良いのだが、さすがにメシアンは、たまに聴くものの、イマイチ意味がわからない。

ただ、音楽の好みって、けっこう歳とともに変わってくるように思う。

以前はよく聴いていたマーラーを最近は、ほとんど聴かなくなってきたし、逆にほとんどバロックなんて聴かないのに、コレルリなんかが「いいなぁ」と思えてきたり。

そういう意味で、もう少し歳をとったら、メシアンも好きになってくるのかも?

ならなそうな気がする。

スカルピアのテ デウム

2026年4月16日 

今日の天気は昨日と一転、朝からスカッと晴れた青空がまぶしい一日となった。

が、お客様の方もスカッと空席が目立つ店内。

髙島屋へ配送に出ていても、今日は市内中心部でさえ人が少なく感じる。

いつもなら、晴れていたら髙島屋の駐輪場に多くの自転車が止まっているのに、今日はガラガラ・・・

まぁ、そんな日だったのかもしれない。

で、昨日入荷しなかったコーヒーの生豆、今日こそ入ってくるかと思ったら、コーヒー豆の商社からメールが届き、荷物過多のため横浜の倉庫から出荷できなかったとのことで、本当なら昨日到着しているはずの豆が、まだ横浜の倉庫にあるのだとか・・・OMG!

届くまで豆が間に合うのか、間に合ってほしいような、逆に間に合ってしまうと言うことは、売れ行きが悪いと言うことなので、間に合われてしまっても困るような。

ともかく、今日は出荷されて明日届くことを祈ろう。

そして、祈りと言えば、来月の「店主の趣味のブレンド」

こちらはプッチーニのオペラ「トスカ」から、スカルピアのテ デウムをイメージして味づくりをするのだが、その「テ デウム」(Te Deum)と言うのはキリスト教における聖歌の一つで「我ら神を讃えん」という歌詞で始まります。

※ スカルピア=トスカに出てくる悪徳警視総監

荘厳な聖歌が合唱され、司祭が神への賛美と参列者への祝福を与えている中、卑劣な欲望を歌い上げるスカルピア。

実は、私は東京文化会館でトスカのこのシーンを観てオペラが好きになったと言っても過言ではないトスカ第一幕のクライマックスです。

と言うわけで、今夜はコレ

プッチーニ「トスカ」

サー・コリン・デイヴィス指揮 コヴェrントガーデン王立歌劇場管弦楽団合唱団

カバリエ(S)、カレーラス(Tn)、ヴィクセル(Br)、デ・パルマ(Tn)他

一応、私の愛聴盤はモリナーリ=プラデルリ指揮、ローマ聖チェチーリア音楽院、テバルディ、モナコ、ロンドン盤なのだが、今夜は何となくカレーラスな気分だったのでこちら。

でも、やはり聞き終えてみて、基本モナコの声は大好きなものの、私個人のイメージで言えば、カヴァラドッシはモナコよりカレーラスの方が好きなものの、全体の完成度は、プラデルリ盤だと思った。

それにしても、この2枚のキャストを改めてみてみると、両方とも同じ役を歌っている人がいたりして・・・

スポレッタ役のピエロ・デ・パルマ。

本当、この人って私が持っているイタオペのCD、けっこうな頻度で入っている。

それも、一応クレジットに名前は載るけど、決して主役ではない役柄。

イタリア、イギリス、オーストリア、どの国の歌劇場とか関係なく、ともかくどこにでも出没して、主役以外はどの役も無難にこなす。

恐らく、1950年代後半~1970年代にかけて、多くの指揮者から絶大な信頼を得ていた名脇役なのではないだろうか。

もし、ドミンゴがいなくても、恐らくオペラ界は別のスターを担ぎ上げていたと思うが、もし、パルマがいなかったら困る指揮者は多数いたのではないだろうか。

どんな指揮者でも、どこのオケでも、しっかりと馴染める、ものすごく器用な歌手だったように思う。

コーヒー業界で言えば、スタバだとかブルーボトルといった、有名どころの店は、もしなかったとしても、他の大資本がしっかりと代替のお店を世に出していただろうけど、決して主役ではないものの、どんなコーヒーが好きな人に対しても、器用に応えることができる珈琲店として、ヴェルディがなかったら困る人がいっぱいいた・・・

と、思われるような、コーヒー業界のピエロ・デ・パロマになりたいなぁ・・・と、ちょっと思う今日この頃。

ちなみに、スカルピアのテ デウムはこんなシーンです。

個人的には、もっと好きな演奏・演出もあるのですが、字幕がついているものがなくて、英語ではあるものの字幕がついているこちらでご覧ください。

スカルピアは、マッドアイ・ムーディーじゃないですよ~

月替わりブレンド

2026年4月2日 

今年度から、毎月店主の趣味のブレンドを作ることにしました。

まぁ、ちょっと遊んでみたくなったもので・・・

で、第一弾は、店名でもある「ヴェルディ」の代表作 アイーダの第一幕で歌われるテノールの傑作アリア「清きアイーダ」をモチーフにしたブレンドです。

その名も 「清きアイーダブレンド

タイトルロールのアイーダは、エチオピアで囚われの身であることから、新発売のエチオピアン プリンセスを使ってブレンドを作りました。

甘く、軽く、清らかな後味。

オペラ好きの方も、そうでない方も、ぜひお試し下さいませ。

と、言いながら、実は本日エチオピアン プリンセスも、清きアイーダブレンドも、大変ご好評いただき下鴨店では、ほぼ完売してしまいました。

明日の朝から再び焙煎いたしますので、下鴨店でお求めになりたい方は午後以降に、北白川焙煎所および京都髙島屋S.C.店でお求めになりたい方は夕方以降にお越し下さいませ。

と言うわけで、今日の夜は久しぶりにアイーダを

アバド指揮 ミラノスカラ座管弦楽団・合唱団

アイーダ:カティア・リッチャレッリ(S)

ラダメス:プラシド・ドミンゴ(Tn)

アムリネス:エレーナ・オブラスツォア(Ms)

エチオピアの王:レオ・ヌッチ(Br)

ラムフィス:ニコライ・ギャウロフ(Bs)

エジプトの王:ルッジェロ・ライモンディ(Bs)

1981年の録音だが、恐らくこれ以上のキャストは望めないであろう豪華なソリスト陣。

主役級の歌手に加え、ピエロ・デ・パロマなど名脇役もしっかりと固めている恐らく今後もこれを超えるキャストの録音は出ないであろう一枚。

なのに、なぜか現在廃盤・・・30年前に買っておいて良かった。

一部にはリッチャレッリに疑問符をつける人もいるようだが、私はオテロのデズデモナをビデオで見て以来、個人的にリッチャレッリが好きなので、もう、これ以上ないキャストとしか言いようがない。

欲を言えば、Msのオブラスツォアがシミオナートだったら・・・と、思うが、この録音時点で既に彼女は御年70歳だったので、まぁ、無理か。

私の師匠に言わせれば、アイーダはトスカニーニ盤が唯一無二なので、アバド盤は後塵を拝す録音と言うことになるが・・・

久しぶりのアイーダ、やはりカッコイイですね。

で、私が好きな「清きアイーダ」は、コレ↓

さっき絶賛した録音のドミンゴではなく、ベルゴンツィだけど(笑)

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