自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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2018年06月

晴れ間の一日

2018年6月7日 

昨日は朝から夜まで雨降りだったが、今朝起きたら雨音が聞こえない。

なので、今朝は2日ぶりに鴨川へ。

雲が覆う空、まだどんよりとしていて水たまりが多いが、それでも顔にあたる風は心地よかった。

大文字山も、中腹から雲に覆われていたが、太陽は少し顔をのぞかせている。

6時半ごろには、北の方に清々しい青空が見えていた。

そんなわけで、日が昇るにつれ青空も広がって、気温は高めだが気持ち良い一日。

そして、今日は朝から下鴨のカウンターに立って珈琲をいれていた。

普段は、あまり昼食を外でとらないのだが、今日は久しぶりに下鴨近所のつけ麺店「あんびしゃす花」さんで、つけ麺を頂いてみた。

ここは、超人気店なので、いつ前を通っても人がいっぱい並んでいるのだが、今日はラッキーにも並ばず入れた。

が、私が食べている間にどんどんウェイティングができていく。

わりとラッキーだった。

そして、下鴨のカウンター。

夕方には、東京のしかも私もよく知るお店で働いているという女性と、珈琲店のパッケージなどを使ってペーパークラフトを作っているという、これまた東京からおいでのお客様と、このお二人は Verdi のカウンターで初めて対面されたのだが、なんだかディープな珈琲談義に花が咲いた。

開業当初は、こういうことがよくあったなぁ、と思いながら、久しぶりに初めてのお客様との珈琲話。

やはりたまには下鴨のカウンターに立たねばだと思う一日であった。

ぶらぶら歩いて

2018年6月5日 

今日は造形芸大店の定休日なので、私もお休みを頂き、ちょっとゆっくり寝ようと思いアラームをかけなかったのに、どうしても5時過ぎには一度目が覚めてしまう。

もう一度寝ようと布団をかぶるも、結局7時以降は寝付くことができず、8時過ぎから雨が降る前にと洗濯機を回しつつ、ゴッドファーザー パート2を見てしまった。

昨夜はつい出来心でゴッドファーザー(パート1)を見てしまい、そうなるとどうしても続編も見たくなって・・・

ロードショーから40年以上経っているのに、全く色あせることないスゴイ映画。

普通の映画2本分の長さなのに、引き込まれてしまって長さを感じさせない。

昔の映画って、平気で3時間超えたり場合によってはインターミッションがあったり、特にワイラーの作品なんかは、ある意味オペラとかの感覚で作られていたのだろうか。

さて、そんなわけで、午前中いっぱい映画を見てから、カミさんと一緒に少し遅めのランチに出かけた。

で、今朝はウォーキングをさぼったので、ぶらぶら歩いて行くことに。

まずは、寺町二条まで歩いて行って久しぶりの ブション さん。

豚肩ロースのパン粉焼き

本日のポワソンは、香草風味のソース

この魚料理のエストラゴンソースがなかなか良くて、このソースとパンだけですごいごちそうな気がした。

食事を終えたところで「デザートはいかがですか?」と聞いてこられたのだが、「仁王門通へ行くので、そちらで頂きます」と店を後に。

寺町二条から、こんどは平安神宮方面へ。

普段はあまり歩かない仁王門通の川端・東大路間を歩いてみると、うね乃さんのうどん屋の隣にタイ&インドネシア料理店があったりして、こんど来てみようと思ったり。

で、オ タン ペルデュ さんで、デセールを頂いた。

グレープフルーツのプディングと紅茶

クッキー生地にカスタードのムースとコーヒー

どちらもおいしく頂いた。

狙われていたけど、先に食べちゃったもんね~

ちょっとこのところ、体重がヤバイ状態になっていたのだが、今朝はかったら1週間前より1キロ減っていた。

でも、あと2キロ落としたいのだが、まぁ、休みの日はちゃんと食べねばストレスがたまって良くない。

というわけで、明日から再びダイエット頑張ろう。

 

 

夏に向けて

2018年6月4日 

今日は朝から暑くなりそうな気配。

案の定というか、今日は夏のような暑さだったが、太陽の厳しさはまだ初夏のもの。

店の外を見ていても、まだ長袖シャツの人がいたり、薄い羽織ものを着ている人もいたり。

まぁ、でもさすがにスプリングコートの人は見かけなくなってきた。

 

さて、そんなわけで、そろそろ夏のメニューを考えなければならない。

造形芸大店では今年は昨年人気だった「スノーラテ」を早めに、そしてバージョンアップして販売開始しようと思っているが、それ以外にも昨年は作らなかったパフェとコーヒーゼリーをメニューにのせようと思って現在試作中。

こちらはレモンパフェ、はちみつ漬けのレモンをグラスのまわりにのせ、レモンのジュレや特製シロップなどがいっとき夏の暑さを忘れさせてくれる爽快感。

そして、本店では「珈琲ゼリー&アイスクリーム」が人気だが、造形芸大ではちょっと大人なコーヒーゼリーを考えている。

深煎りのエチオピアで作ったコーヒーゼリーと、ベリーズで風味付けしたミルクゼリーの二層構造。

ほのかに香るカルダモンが隠し味。

6月後半から販売開始を予定しております、販売時にはまたお知らせいたしますので、どうぞお試しくださいませ。

リートも新鮮

2018年6月3日 

今朝もけっこう涼しかったが、昼間は真夏のような日曜日。

こんなにスカッと晴れていても、明日から天気は下り坂、そのまま梅雨に突入か?ってことらしい。

今朝のニュースで、今年の梅雨は降水量が多いうえ気温も高いという、なかなか過ごしにくくなるらしい。

さらに、そのあとの夏はかなり暑いらしい。

困ったものである。

 

そんな暑さも吹っ飛ばすような素敵な歌声を聞かせてくださったのは、久しぶりのご出演となるソプラノの講殿由紀奈さんと、ピアノの阪口航大さん。

今回は、オペラのアリアを封印して、ドイツリートを中心としたプログラム。

普段、自宅や車の中でもオペラを聴く機会が多く、サロンライヴでもアリアや二重唱を演目にする方が多い中、ドイツリート中心のプログラムはもしかしたら初めて。

曲は知っていたり、CDは持っていても、めったに聴かないだけにある意味新鮮であった。

それにしても、講殿さんはご出演くださるたびに、どんどん素晴らしくなっていく。

シューベルト、シューマンにヨハン・シュトラウスからドビッシーやリヒャルトまで、思わず聞きほれてしまい、終演後は「有名になっても、出演してくださいね」と言ってしまった。

 

そして、今回最も「そうだよな」と思ったのが、阪口さんがピアノソロでモーツァルトのソナタを弾く前に語った言葉。

モーツァルトと言えば、西暦1,700年の作曲家なので、前衛的とか新しいことをやっているというより、クラッシックなある意味古い曲のようなイメージがあるものの、1,700年当時の音楽界においては、ものすごく斬新で前衛的な曲を作っていた。

なので、皆さんも1,700年頃の作曲家の曲を聴くというより、1,700年当時の音楽しか知らないという感覚で聴いてみたらとても面白い。

というようなことをおっしゃっていた。

なるほど、確かに今からしたらモーツァルトは非常にクラシカルで前衛的とは言い難い。

最近私が好んで聞いているスクリャビンなどと比べると、面白みに欠けると言えるかもしれない(でも、やっぱりモーツァルトは凄いとは思うけど)しかし、確かにモーツァルト以前のバロック時代の作曲家の曲と比べると、非常に斬新で新しいメロディに聞こえる。

でも、そのバロック時代の作曲家にしても「バロック」(いびつな、といった意)と言われるほどその当時は前衛的だったわけなので、世の中そんなものなのだろう。

「スリラー」を発表した当時のマイケルの音楽を聴いて「なんてスゲーんだ!?」と思ったし、クインシー・ジョーンズって新しい!と、思っていたのに、ジャネットの「コントロール」や「リズムネイション」を耳にしたときに受けた衝撃、ジャム&ルイスって新しい!という感覚は、クインシーを古ぼけて見せてしまったわけで、どの時代でも同じことが繰り返されているということ。

そんな中、300年経っても世界中で演奏され続けているってことは、ある意味スゴイと感心する。

同時に、普段はオペラばかり聴いていると、逆にリートが新鮮に聞こえた。

いつもと違うものを聴くのは楽しいものである。

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