自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

  1. 下鴨店TOP
  2. カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記
  3. 2021 9月

2021年09月

ちょっと何か

2021年9月16日 

ちょっと前まで、芸大店で出勤前にテイクアウトのコーヒーをお求めくださる大学の方は、だいたいがアイスコーヒーだったが、ここ数日はホットをお求めになる比率が高くなってきた。

昼間の暑さも耐えられるレベルになってきた。

いよいよコーヒーのシーズンにはいりますねぇ。

で、コーヒーを飲むとき、コーヒーだけで楽しむのも良いが、ちょっと何か口に入るものが欲しいということも少なくない。

そんなお客様のご要望に応えられる商品が間もなく登場予定。

カスカラサブレ

ブラックペッパーのビスコッティ

カスカラサブレは、コーヒーチェリーの果肉を乾燥させたもの(カスカラ)を入れてサクッと焼き上げた、ほんのり甘酸っぱいサブレ。

カリっとした食感のビスコッティは、あとからじわっとブラックペッパーの刺激と、スパイスの甘い香りが口の中に残る。

両方ともコーヒーを飲みながら楽しみたい焼菓子。

現在、賞味期限を設定すべく、常温保存したうえで菌検査に出す日を待っている状態。

無事検査をパスしたら販売開始。

10月にはお目見えします、販売開始したらぜひおためしくださいませ。

NG Word

2021年9月15日 

今日も外に出た瞬間は肌寒さを感じたが、歩いていたら汗ばんでくる。

まぁ、珈琲の産地のような季候といった感じかも。

このところ、コーヒーの焙煎セミナーを受けに来て下さる方が多いということは先日の日記にも書いたが、基本的にヴェルディのコーヒーセミナーは一般の方向けでプロまたはそれに準ずる方は対象外にしている。

と言うか、プロまたはプロを目指している人に教えるのであれば、内容も変われば受講料も一桁変える必要があるから、もしプロが受けに来ても一般の方に対して以上のことは教えられないわけだったりする。

が、今日来た方は焙煎機も3キロ釜を購入して、これから商売にしようとしているとのこと。

さらに、一昨日の人は「大阪でバリスタをやっています」と。

ただ、そのバリスタ君、実はうちの娘の幼馴染で、もう彼が幼稚園のころから知っているので「大きくなったね」と。ご両親とも旧知の間柄なので、会話も弾んで楽しく講座ができた。

が、私はどうも「barista」という表現が好きではない。

他の人が「私、バリスタです」と言う分には、そうですか、といったところなのでどうでも良いのだが、たまに外でコーヒー講座なんかをやって、しかも抽出講習の時間があったりすると、私のことを「続木バリスタ」と紹介されることがある。

そんなにプライドが高いわけではないが、バリスタと呼ばれると、どうも私的には違和感を覚えて嫌なのである。

昔オペラを聴きにイタリアへ行ったことがある。

もしかしたら、今は違うのかもしれないが、イタリアでbaristaと言ったら、バルでソフトドリンクを作る担当者という意味以上でもそれ以下でもない。

つまり、日本の飲食店で言ったら、単に飲食店のドリンク担当。

しかも、カクテルを作るといったことや、料理には手が出せない、店の中では決して高い地位にいる人ではないというのが私の認識なので、最近baristaが敬称のように扱われていることに違和感を覚えずにいられない。

※ 一般的なバリスタの意味は こちら

ただ、最近は技術を競うコンテストなども行われているので、「バリスタ」の前に「○○優勝」とか、そういう冠をつけたら敬称になるのだが、私の感覚では「バリスタ」というのは敬称ではなく職種を表しているだけの言葉なので「プログラマー」とか「ドライバー」というのと同じこと。

私の場合、豆の買い付けから選定、焙煎、ブレンドもするし、店で出すフードやスイーツのレシピも考えつつ、当然抽出もするから極狭義で言えばバリスタかもしれないが、ヴェルディにおいては単なる抽出担当者ではないのだけどなぁ・・・と思ってしまうわけである。

なのに、講座の講師として紹介されるとき、日本語に訳したら「ヴェルディの続木抽出担当です」と言われているわけで、そう紹介されたら「単なる抽出担当ではないんだけどな」と、テンション下がった中で講座をしなくてはならなくなる。

じゃぁ、なんて呼んだらいいんだ?と訊かれたら「ヴェルディのマスター、続木です」が一番しっくりくる。

取引業者の方なんかは「社長」と呼ぶが、正社員7人の零細企業、社長というのはどうもしっくりこないので、自社の社員には「マスター」と呼ばせているし、お客様からも「マスター」と呼ばれるから、やはり一番呼ばれ慣れていて違和感がない。

さらにいうと、「マスター」って、ヨーダやオビワンと同列ってことで、何となくフォースと共にいられそうな気にもなる。

もしかしたら、それが一番の理由かもしれないが、まぁ、そんなわけで、たまに私をバリスタ呼ばわりする人がいますが、それ、私にとってはNG Wordなので、この日記を読んだ方は決してそう呼ばないようお願いいたします。

ホームロースター

2021年9月13日 

雲の多い朝、歩きながら感じる空気感では、雨が降りそうに思っていたが、帰宅して天気予報を見たら雨マークはついていない。

結局一日「晴れ時々くもり」の天気予報通りだった。

さて、このところ芸大店で行っているコーヒーセミナーへの申し込みが増えている。

Google で「コーヒーセミナー 京都」と検索したら、だいたい広告の次の1番目か2番目に表示されるということもあるだろうが、けっこう遠方からお越しになる方も少なくない。

これまでなら、ヴェルディへちょくちょくご来店くださっていたお客様がご参加下さるというパターンも多かったのに、ここ数か月は初めての方の比率が高い。

コロナの影響で、自宅時間が増えて、珈琲に関心を持つ方が多くなったことも考えられるが、お話をしていると「ホームロースター」を持っているという方が散見できる。

私はコーヒー屋になる前、パン屋で働いていたのだが、「ホームベーカリー」なる家庭用のパン焼き機が登場して、多くの方がご自宅でパンを焼くようになったらパン屋はどうなるのか?なんて考えたことがあった。

しかし、パン屋は目立って減ることなく、むしろ個人店を中心に増加傾向。

では、この「ホームロースター」の登場はコーヒー屋に影響があるのかどうか。

私も先日サンプルロースト用にホームロースターを購入してみたが、純粋に味だけを見ると、焙煎当日と翌日あたりならけっこう美味しく飲めるから侮れない。

それを踏まえて一つ言えることは、自家焙煎店はホームロースターと圧倒的に違う「何か」を提供できないといけない、ということだろうか。

今日も焙煎セミナーをさせてもらい、定休日を挟んで明後日もご予約が入っている。

セミナーの折、焙煎の理論について限られた時間なので簡単な説明にはなるが、図解で説明したら、みなさんプロが持つべきスキルについて、そんな簡単なものではないと納得して下さるのだが、ホームロースターの登場は多くの人が焙煎を簡単なものと捉えてしまう可能性もある。

一方で、逆に焙煎について関心を持つ人が増えるということもある。

ヴェルディのセミナーが、そういった方々に対して、本当の知識を持っていただけるとっかかりになれば、と、感じつつセミナーを開催する今日このごろ。

ゴールド!!!

2021年9月12日 

朝夕は本当に過ごしやすくなって、夜窓を開けて寝ていると、ちょっと寒いほど。

今年は夏が短かったように感じる。

さて、本当なら今日は「知らなくてもいい珈琲の話」の日だが、資料を店に忘れてきてしまったので、こちらは一週間パス。

明日に持ち越そうかと思ったが、明日は朝から下鴨の工事に立ち合い、午後からはコーヒーセミナーをやって、夕方からはZOOMミーティング、閉店後にも一つ打ち合わせが入ってるため、しっかり書かないといけない内容の日記には手が出せそうにない。

そんなわけで、スマトラ式の精選方法については1週間お待ちくださいませ。

で、話は全く変わるが、先日一通のハガキが届いた。

運転免許証の更新通知。

開けてみると・・・

アップで

と言うことで、5年ぶりのゴールド免許!

一度ゴールド免許になったものの、そのゴールド期間中に一度だけスピード違反で捕まり、その次の更新では青色5年の免許に格下げされてしまった。

そのときの講習で言われたことは「ゴールドの人の大半は、ペーパードライバーですが、5年間で一度だけ軽微な違反をした貴方たちは、実際に運転をしつつ5年に一回だけの軽微な違反なので、一番安全運転をしている人たちと言えます。」と。

なら、ゴールドの上のプラチナにでもしてくれ!と心の中で叫びつつビデオを見た記憶がある。

そして、今回はやっとゴールドに復活。

ほぼ毎日、年間約1万キロ走っていて、よくぞ5年間も無検挙で行けたと(無違反とは言えませんが)自分で自分を褒めてやりつつ、免許の更新も徒歩で行ける!と喜んでいるのでした。

次もゴールドを維持できるよう、5年間無検挙で行こう!

このページの先頭へ