だんだん朝が明るくなってきた。
今朝はちょっと寝坊して、歩き始めが6時5分だったので、その分明るかったのかもしれないけど・・・
今月から、私は下鴨のカウンターに立つ機会も増やすようにしているのだが、先週の土曜日から明後日の日曜日まで、京都芸術大学の卒展に伴い、この1週間は芸大店に着きっきり状態。
おかげさまで、連日多くのお客様にご来店いただいている。
このところ私もトシをとったと自覚していたものの、この1週間は、連日開店前の仕込みから閉店まで、12時間休むことなくぶっとうしでホールを走り回れるのだから、トシをとったと思っていても、普通の人と比べると、かなり若い50代半ばのおっさんなのだろうと思う。
それにしても、データを見ていたら、去年と比べてスイーツの売り上げが200%、つまり昨年の2倍になっているのは、松尾の頑張りあってのこと。
そんな彼女を見ていると、何となくサンサーンスのヴァイオリン協奏曲3番の第3楽章が思い浮かんでしまう。
芯の強さとロマンチストな面を併せ持ち、淡々と作業を進行させつつも、しっかりと歌心にあふれた仕事をしている彼女にピッタリな気がしたので、「木の実の塩タルト」の動画のBGMには同曲を使ってみた。
余談ではあるが、芸大店の店長山下は、ショスタコーヴィッチの交響曲6番の第3楽章のイメージだったりする。
で、サンサーンスのヴァイオリン協奏曲3番、私は3枚しか持っていないが、この3枚を聴き比べるとなかなか面白い。
チョン キョン ファとパールマン、フランチェスカッティの3枚。
チョン キョン ファは、音大を首席で卒業した学生の初リサイタルという雰囲気で、この曲を正確に演奏することに徹しているような、個性は薄いが教科書的な安心感がある。
パールマンは、自分の主張をしっかり出しているが、なぜかあまり印象に残らないのは、むしろバレンボイムの軽い演奏が、パールマンの技術しか感じられなくしているのではないかと思ったり。
バレンボイムとパリ管のサンサーンスと言えば、協奏曲ではなく交響曲の3番を聴いたことがある。
そのときも、バレンボイムはサンサーンスの抒情的な雰囲気とダイナミックさをあまり表に出さず、淡々と演奏しているようで個人的にはあまり好みではないかも。
フランチェスカッティは、もう説明の必要もない、この曲におけるベスト演奏の一つ。
早いパッセージの中に、恐ろしいほど歌いきっているその演奏は技巧派の奏者がテクニックだけを前面に押し出すのとは似て非なる演奏。
下手すると冷たく感じられるほどの曲運びだが、むしろ「クールビューティー」と言えるかも。
なんて分かったようなことを書いてしまったが、ちょっと忙しくて疲れた夜には、音楽でも聴いて気分をリフレッシュ。
そんなとき、ブルッフと並んでけっこうサンサーンスをかけることがあるので、つい久しぶりに音楽レビューしてしまいました。