昨日から始まった京都芸術大学の卒展。
3年ぶりに入構制限のない開催と言うこともあり、昨年以上に多くのお客様がご来店下さると予想して臨んだが、キッチン2人とホール3人で回す限界というものを思い知らされた2日間だった。
そんなわけで、午後からはカミさんにも手伝ってもらって、なんとかかんとか店を回す状態。
そうなると、社員の休憩を回すのがやっとで、私は昼食をとる余裕もなく、開店前の準備から閉店まで走り回ることになるのだが、さすがに「腹が減っては戦ができぬ」というわけで、昨日は午後3時過ぎに一瞬なんとかなりそうな時間があった。
今がチャンス!とは言え、ちゃんと30分とか休憩などとれるはずもなく、なんとか10分程度でお昼をとれるところ、ということで、店のお向かいにある牛丼屋さんへ昼食をとりに行った。
どうも、牛丼屋さんも大忙しっぽく、キッチンは男性一人で牛丼、すき鍋、カレーなどを作っていて、ホールはベテランっぽい女性一人がテキパキと、でもけっこう押されながら走り回っていた。
「ここも大変だなぁ」と思いながら注文したのは、「わさび山かけ牛丼のサラダセット」
待つこと少々、キッチンの男性がトレーにのせて運んできた。
食べようと思ってトレーを見たら・・・
何かがない。
サラダとみそ汁、とろろ、わさび。
なんと、牛丼がのっていなかった。
すぐに言おうかと思ったが、途切れることなく入ってくる客の注文を作る男性と、運ぶ女性。
会計で呼ばれ、テイクアウトの対応をして・・・と、ここで声をかけたら可哀そうだと思いながら、とりあえずサラダとみそ汁を食べながら、ふとお向かいの芸大を見たら、うちの店にも続々とお客様が入ってきている。
もうお昼なんて食べていられないではないか!ということで、ホールの女性が私の隣の客に牛丼を運んできたときに「すみません、他のものは揃っていたのですが、牛丼だけなくて、でももう時間がないので、とりあえずサラダとみそ汁のお代だけお支払いでいいですか?」と訊いた。
すると、その女性の店員さんは「嘘だろ」という顔をしながら私のトレーを見て、確かに牛丼の丼がないのを確認した次の瞬間「マジか!?」と言う顔になったと思ったら、キッチンに向かって「牛丼がのってなかった」と声をかけた。
すると、キッチンの男性も私のトレーを見たとたん、目がまんまるになって「ヤバイ」という表情。
この顔の変化、なかなか面白かった。
で、女性の店員さんは「申し訳ありません。お代はけっこうです」と言ってくれたが、食べたものは払わねばいけないので、サラダ代はとってもらって急いで店に戻った。
まぁ、ヴェルディの場合、学校からいろんなデータをもらえるから、どんな状況になるかは想像できるが、牛丼屋さんはそんな情報ないから、普段の土日感覚でシフトを組んでいたのかもしれない。
もう30年以上飲食の仕事をしていたら、ジャンルが違っても店を見ると、今どんな状態なのか、働いている人の心理はどんな感じなのかが手に取るように分かる。
だいたいの場合、ランチタイムが終わったら一息つけるのに、いつまでたってもお客様は来店し続けるし、シフト的にも人手は足りないし、仕込んだものは底をついていくし・・・いったいいつまでこの状況でやらねばならないのだろう?と、けっこうキテいたのではないかと思う。
私たちも大忙しだったが、牛丼屋さんもお疲れさまでした。
ってことで、今日もランチ終了後に、ちょっと時間がとれそうだったので、10分だけ休憩をもらって昨日のリベンジに牛丼屋さんへ。
昨日食べ損ねた「わさび山かけ牛丼」のサラダセットを注文。
すると、こんどは全てそろってのっかったトレーを持ってきた女性の店員さんが「昨日はすみませんでした」と。
あれだけ忙しかったのに、私の顔を覚えていたんだ・・・・

ということで、無事今日は食べられて店に戻ったら、店長の山下が「今日は食べられましたか?」と。
店員さんが、私のことを覚えていたと言ったら、山下とカミさんから「マスターの顔は覚えやすいから」と言われた。
そんなことないと思うけどなぁ・・・
まぁ、何はともあれ、今日は無事エネルギー補給もできて、夜まで乗り切れた。
この後1週間、なんとか頑張って行こう。











