自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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2024年06月

送料

2024年6月14日 

ヴェルディの通信販売では、一部【送料込み】のギフトや、セット商品以外は、全てのご注文に対して送料を頂戴している。

amazon prime の有料会員登録者や、大手通販サイトでは、【送料無料】を謳っているいるところもあるし、〇〇円以上送料無料としているところもある。

ヴェルディでも、高額購入者に対しては、送料を負担するかどうか検討したこともあったが、最終的に送料は運送会社の正規料金より安価に設定して、若干弊社負担をしつつも、一定額頂戴している。

ただ、少数派ではあるが、「送料無料にしてほしい」というご要望もあることは事実。

確かに、【送料無料】と言ったら、もっとご注文は増えるかもしれないが、そうしていないのには理由がある。

まず、ヴェルディでは、【送料無料】ではなく、【送料込み】と表記している。

その理由は、送料無料を謳っている通販では、ほとんどの場合本来その会社が本来つけるべき価格に送料を上乗せした値段を販売価格にしているわけで、送料は「無料」にしているのではなく、「上乗せ価格」になっているだけ。

ヴェルディでも、100%上乗せしているわけではないが、送料を全て負担しているわけではないので、「送料込み」と表記している。

そしてよく言われる、ある程度高額の購入をしてくださった場合、送料をヴェルディ負担にするとどうなるかと言うと、例えば1万円ご購入下さったとき、ヴェルディがお客様向けに正規料金より安価に設定している送料ではなく、正規の送料を負担したら、実質15~20%(発送先の地域による)ディスカウントすることになり、原価率を考えると、ちょっと難しい数字になってしまう。

そして、「無料」ではなく、「込み」にしているもう一つの理由は、配送して下さっているヤマト運輸の人たちや、日本郵便の人たちの仕事に対するリスペクトということもある。

今日の京都は最高気温が35℃を記録する猛暑日だった。

そんな中でも、汗をかきつつ荷物をかかえてドアまで運んで下さるドライバーの方。

こんな猛暑日でも、雨の日でも、こごえる寒さの中でも、笑顔で(そうでないこともあるけど)荷物を届けてくれる姿に対して「あなたの仕事は無料にされてしまう程度の価値です」とは、決して言えないので、「無料」ではなく「込み」と表示しているところもある。

会社で言えば、製造部門や営業部門は、直接利益に関わる部門だけど、総務などは裏方仕事で売り上げをとってくるわけではないので、給料なんて払う必要はない、と言っているのに近いことだと思う。

ヴェルディのような零細企業は別として、ある程度の規模の会社であれば、総務や経理の人たちがバックグラウンドで仕事をしてくださっているから、営業や製造は円滑に安心して自分の仕事ができるということは、誰でもわかっていること。

総務の仕事は、直接利益を生み出していなくても、会社という団体が成立する重要なピースである。

同じく、配送業者の方がいるから、通信販売と言うビジネスは成立して、配送して下さる方がいるから、安心して商品を販売することができるし、お客様も注文することができる、通信販売というものにおいて、絶対必要なピースなわけである。

毎週金曜日は、ヴェルディで業務用にコーヒー豆を使って下さっている、所謂卸先様への配達日。

お昼過ぎから、私は車に豆を積んで半日かけて配送しているので、ほんのちょっとではあるが、配送業者さんの気持ちも分かるのだが、あるお取引先様が以前の配達先から移転され、現在の配達エリアから少し離れてしまい、そこを回ることで丸30分ほどよけいにかかってしまうようになった。

ルートから離れていない場所であれば、少量でも回れたのだが、30分かかってしまうと、その時間店に人をいれなくてはならないし、私にとっての30分は、なかなか重要なものでもある。

それでも、量が多ければと思うが、注文量は一般のお客様が一度にお求めくださる平均量より少なく、さらに卸価格を設定しているので、もしアルバイトに配送させたとしても、赤字になってしまう。

ただ、今までのお付き合いもあったので、赤字にならない最低量をご注文頂けない場合は、配送料を頂きたいと言ったところ、スパッと取引は終了することになった。

つまり、配達をしている私の時間に対しては、お金を払う価値がない、と言われたのと同じ意味なわけである。

もし、自分の仕事に対して「あなたが赤字になっても知ったことではないから、無料で仕事をしろ」と言われたら、どんな思いをするだろうか。

というわけで、ヴェルディでは配送料は配送料としてきちんと頂戴し、私たちは配送料を頂戴するに見合うコーヒー豆を作るよう努力する。

ギフトや一部のセット商品は、送料込みの方が分かりやすい、これは消費税込みか外税表示かの違いと同義というつもりでそうしているのであり、だから「送料無料」ではなく「送料込み」と表示して、配送業者さんの仕事は決して価値のないものではないということを一応主張しているわけである。

自分でも、何を書いているのかよく分からなくなってきたが、ヴェルディにおける送料に対する考え方は、そんなものだということをご理解願えればと思うのでした。

続・販売開始

2024年6月12日 

今日は暑かった!

こう暑いと、やはりアイスコーヒーが飲みたくなる!!

と、思っていたら、今日もご来店下さったお客様から「水出しコーヒーはまだ?」という質問を頂いた。

が、そのお客様がお帰りになったほんの10分後・・・

届いた!

今年は、普通の水出しコーヒーに加え、昨年もご好評頂いた「究極の水出しコーヒー」が、より美味しく、でも価格は抑えて再登場。

1袋に5パック入りの水出しコーヒーパック。

ポットに水出しコーヒーバッグと水を入れて、冷蔵庫で寝かせておくだけで、ご自宅でもヴェルディの本格アイスコーヒーが手軽にお楽しみ頂ける商品。

贈り物にも最適な、ギフトボックスもご用意しております。

現在は、普通の水出しコーヒー2つ入りのみですが、週明けには「究極の水出しコーヒー」2つ入りと、水出しコーヒーと究極の2種類が一つずつ入ったものもラインナップに加わる予定。

この夏は、ヴェルディの水出しコーヒーで乗り切りましょう!

リキッドコーヒーも好評販売中、こちらはもっと簡単に、冷蔵庫で冷やすだけ。

ヴェルディのアイスコーヒーラインナップはこちらから。

ぜひおためしくださいませ。

販売開始!

2024年6月11日 

今日は真夏のような暑さ。

いつもホットをお召し上がり下さるお客様も、今日はアイスと言う方が目立った。

そして、本日よりブラジルのセラード地域で毎年開催されている

Cup of Progressive Cerrad の Washed 部門優勝豆販売をスタート!

こちらは、20キロ限定入荷のため、売り切れ次第終了となります。

で、この豆のどこがProgressive なのかと言うと、コーヒーを美味しくするために土壌改良からスタートして、農薬や化学肥料を極力抑え、自然の力で木の持つポテンシャルを引き出し、風味を良くしたということになります。

具体的には、以下の4つのことが柱となります。

コーヒーの木の周りに、大根系の野菜を植えることで、大根ができてそれらを抜いた後、土に隙間ができて雨水の浸透力が増し、コーヒーの木が水分を吸収しやすくすること

農薬を使ってコーヒーにつく害虫を殺すのではなく、その害虫の天敵になる虫が好む草を農道に植えることで、害虫を駆除して農薬を使わないようにすること。

木々がうっそうと茂る森林の土壌から、木の根に栄養を運ぶバクテリアを採取、それらを森の土と一緒に水で混ぜて培養して散布することで、手を加えていない自然な状態の森林と同じような土壌環境を作ってやる。

上記、コーヒーの木につく害虫の天敵用に植えた雑草をコーヒーチェリーの収穫前に刈り取り、堆肥にして散布することで、自然の肥料となって先の大根や微生物の効果を最大限に引き出し、木々が十分な栄養を吸収して元気に育つようにすること。

そういった農法により、以前の農薬や化学肥料を使っていたころよりも、木々は元気になって、風味も良くなりました。

手間もコストもかかる栽培方法ではありますが、自然の力で風味をよくするよう日々努力している「ドナ ネネン農園」のブルボン種、ぜひ味わってみてください。

明後日から

2024年6月9日 

今日は今一つはっきりしない天気。

そういう日は、ちょっとお客様の足も鈍るのか、下鴨店では日曜日だというのにしばらくの間お客様が2~3組しかいらっしゃらない時間が続いた。

が、入店3回目の新人アルバイト君が出勤してくるのと前後して、一気に満席になり、豆のお客様もいらっしゃっていきなりのピークタイム。

新人アルバイト君曰く「僕がお客様呼んじゃいましたかねぇ」

であれば、時給アップするから毎日朝から晩まで出勤してもらいたいものである。

さて、昨日の日記にも山下が書いていたが、いよいよフローレス島が通販で残り400gとなり、髙島屋も夕方時点で数百グラム、下鴨は店内分が1~2杯あるかどうかというところなので、明日にも売り切れ終了となる。

そこで、今日は下鴨店を片付けたら、北白川に行って次のスペシャルコーヒーを焙煎した。

こちらは、店舗においてはフローレス島が売切れ次第切り替え、通販は11日の午後7時から販売を開始予定。

バランスよく、まろやかで甘みの強いブラジルのブルボン。

フローレス島をご希望の方はお早めに、そして、ブラジルCPC優勝ロットをご希望の方はどうぞお楽しみにお待ちください。

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