メキシコ・アナエロビックは、おかげさまでご好評の中残り本当に僅かになっており、髙島屋S.C.店ではすでに売り切れとなりました。
下鴨、北白川ともに残り数百グラムなので、お召し上がりになりたい方はお早めに。
そして、メキシコの次は何かというと、恐らく京都では初となる新品種がお目見え。
その名も「セラード ヴァリエダード ノヴァ」
ブラジルのセラード地域で開発された新品種です。
この品種は、コーヒー2050年問題に対応すべく研究開発されたものです。
コーヒー2050年問題とは、2050年には地球温暖化の影響で、今と比べてコーヒーを栽培できる地域が半分程度になるのではないかとされている問題です。
私も視察してきた他の生産国では、だんだん標高の高いエリアが主要生産地域になっていたり、今までアラビカを作れていた低地エリアには、ロブスタの中でもグレードの高いファインロブスタに植え替えるといったことを検討している国もありました。
エチオピアなどでは、これまで2,000メートルあたりで最上級クラスだったものが、今や2,300~2,400mのエリアも主要な高度の生産エリアになっています。
しかし、ブラジルの生産エリアは標高がそんなに高くないので、高度で逃げることができません。

例えば、グァテマラの場合最上級グレードのSHBは、標高1,400m以上のものにつけられるグレードですが、ブラジルの場合標高800m以上でスペシャルティーと呼んでよいとされていて、多くの農園は最高標高エリアでも1,300m前後しかありません。
世界最大の産地ブラジルがコケたら、コーヒー市場そのものが大変なことになります。
そんなこともあり、ブラジルでは高さに逃げられないため、品種改良で何とか温暖化に立ち向かおうとしており、この新品種は量産化の目処が立った第一号となるものです。
この新品種、アラビカでもロブスタでもない母体品種である「ユーゲニオイデス」と「オバタン」という品種を掛け合わせたもの。
オバタン=(ビジャサルチ×ハイブリッドティモール)×カツアイ

ちなみに、ビジャサルチ×ハイブリッドティモール=サチモールという品種にあたり、サチモールにカツアイを掛け合わせたものがオバタンになります。
サチモール自体も、ブラジルで研究開発された品種なので、ある意味ブラジルの開発品種に、アラビカの基となったユーゲニオイデスを掛け合わせたもので、これだけこねくり回したら、どんな味になるのかと思っていたのですが、想像以上にバランスよく、非常に飲みやすいコーヒーになりました。
以前、一度この新品種を試飲したときは、焙煎度合いが中煎りあたりだったこともあってか、非常に渋みがあり、正直こんなのがコーヒーとして出てきても飲みたくないと思ったのですが。中深煎りにすることでクリアで甘みの感じられるものになりました。
北白川の山下は「パプアニューギニアに近い味」と表現していました。
そんなわけで、全くの新品種「セラード ヴァリエダード ノヴァ」が本日より通販でもお求め頂けるようになりました。
こちらも限定販売。
よろしければ、近未来のブラジル産コーヒーの風味を時代を先取りしておためしくださいませ。


