自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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ハンバーグを食べながら

2019年3月4日 

今朝はいつも通り起きて、何も考えずに着替えて鴨川へ出ようと外へ出てみたらしっかりとした雨が降っていた。

そんなわけでウォーキングはお休み。

夕方には青空も見えていたので、明日は晴れることでしょう。

 

さて、先日のこと、配達周りを終えて帰り立ち寄った定食屋さん。

ここは中休みなく昼から夜まで通し営業なのと、リーズナブルな価格でボリューム満点なので、たまに利用するお店。

今回もいつも通り何も考ずに午後3時前に店に入り、なんとなくトンカツ定食を注文したら、トンカツは品切れと言われた。

それではチキン南蛮と言ったら、厨房の方から「だから、今日はもう準備中の札を出してるんだから、それでも入ってきた人にはできるもんだけ言ってよ」と恐らくキッチンで調理しているご主人が母親と思しきおばあちゃんに投げかける声が聞こえた。

すると、おばあちゃんがやってきて「ハンバーグくらいやったらできると思うけど」と。

私が「今日はもう終わってたって知らんかったから、またこんどにしようか?」と言ったら、「いやエエねん、実は厨房の冷蔵庫が壊れて、もうそろそろ業者さんが来るんやけど、冷蔵庫あらへんから仕込みができひんので、今日はちょっとしか作ってへんかったんやんか」と。

そこで「ほな、悪いけどハンバーグ作ってくらはる?」と言ったら、おばあちゃんは「もう、こっちの勝手ですまんなぁ、またこんどトンカツ食べに来てな」と言いながらハンバーグのオーダーを通した。

そうこうしているうちに別の客が入ってきたので、おばあちゃんが「今日は厨房の冷蔵庫が壊れてしもて、もうあんまりないし、ハンバーグくらいならできるけど」と言ったら、その人は「エビフライは?」と。

おばあちゃんが厨房に向かって「エビフライできるか?」と聞いたら、厨房から「エビフライやったら作ってエエよ」という声。

それを耳にしたお客が「作ってエエとはなんやねん、客が金払って注文してるんやから、『作らせて頂きます』言わなあかんのちゃうんか!もう気分悪いし帰るわ」と、怒りながら出て行ってしまった。

冷蔵庫が壊れていて仕込みがない上、もう準備中の札を出していたということが分かっていたら、さらにこの店が昔ながらの家族経営の定食屋であることを理解していたら、「エビフライやったら作ってエエよ」という言葉に対して、私だったら「すみませんねぇ、よろしくね」と言い、そうしたら店の方も「いやいや、こっちの都合で食べたいもの出せへんでごめんね」と、丸く収まるのだが、そのあたりを全く理解できずにその瞬間の断面だけで「作ってエエよ」をとらえてしまうと、なんて傲慢な店と憤慨してしまう気持ちも分からないではない。

 

実は先日、初めて行ったお店で、けっこう気分を害する出来事があったのだが、こうしてみるともしかしたら私も時間の断面だけで判断してしまっていたのかもしれないと思う。

もちろん、私も飲食店を経営しているので、大人げない態度はとらなかったが、もう一度行ってみたほうがいいかな?とも思ったり。

そんなわけで、普段生活していて嫌に思えることも、全体を見つつ、ちょっとバックグラウンドを考えれば、実は感情的にならなくて済むことが大半なのではないかと、ハンバーグを食べながら考えてしまう昼下がりであった。

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