自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

  1. 下鴨店TOP
  2. カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記
  3. verdi マスター

verdi マスターの投稿

10月!

2026年10月1日 

10月!早いもので、今年も残すところ3か月。

9月の中旬あたりまでは、常連のお客様以外は、アイスのご注文が多かったところ、先週あたりから、その日の気温でアイスコーヒーとホットコーヒーの出方がコロコロ変わる日々だった。

こんどの定休日明けから、下鴨店のメニューも入れ替えようと思っているが、今日は比較的アイスもよく出て、衣替えの時期とメニュー替えの時期は、ちょっと難しい。

さて、今日の午後から入店した学生アルバイトのK君。

夏休みを利用して、タイヘ旅行に行ったのだが、タイもコーヒーの産地。

そこで、タイのコーヒー豆をお土産に買おうとしたものの、タイの自家焙煎店へ行ってタイ産の豆を購入しようと思ったら、タイ国内の自家焙煎店では自国産の豆を売っていなかったらしく、お店の人に「タイ産のコーヒーはないのか?」と尋ねたら「何言ってるの?」みたいな対応だったらしい。

まぁ、だいたい生産国って、グレードの高い豆は外貨獲得のための輸出商材で、グレードの低い豆が国内消費用ということが多い。

ブラジルでも#8以下は輸出対象外となっているし、エチオピアもG8以下は国内消費用と位置付けられている。

タイはそのあたりどうなのか、ちょっと興味が出てきたところだが、タイでフルーツフレーバーの香りのコーヒーを飲んだそうだが、鼻からの香り、つまりsmellの部分は、すごいフルーツの香りがしたそうだが、口の中で感じる風味の方では、ほとんどフルーツフレーバーがなかったとのこと。

ヴェルディでたまに提供するインフューズドコーヒー、先日までは「スマトラメロン」を出していたが、あればメロンと一緒にファーメンテーションすることで、メロンの風味を豆の中に移しているため、煎り豆の香り(smell)は、そんなに強くないが、口に含んだらメロンの味、という感じ。

しかし、アルバイト君が飲んだのは、smellはすごかったけど、味はしなかった。

と言うことは、恐らくそういう香りのする添加物を豆に加えているのだろう。

コーヒーの産地でも、特にブラジルなどへ行くと、自国でもコーヒーの提供方法をいろいろと工夫している様子が見えるのだが、日本人の目から見ると、ちょっとこねくり回しすぎでは?と思うものも少なくない。

生産国の一つであるタイは、後付けのフレーバーでバラエティーを増やすなんて、そうきたか!?と思ってしまった。

まぁ、アルバイト君が行ったお店が、タイのコーヒーの全てではないと思うが、ちょっと私も行ったことのない生産国の事情が垣間見られて面白かった。

同時に、ヴェルディで働いて、コーヒーについての関心を高めてくれて、ちょっと嬉しい。

これからも、皆でスタッフがコーヒーについての見識を深められるよう、頑張って行こう。

10月のブレンドは

2026年9月30日 

10月のブレンドは、思わずノリノリになる中深煎りブレンドです。

地獄に集まった神様たちが大宴会を繰り広げるシーンをモチーフにブレンドを作りました。

10月と言えば、「運動会」

と言うことで、運動会では必ず流れるアノ曲をモチーフにしたブレンドが登場!

誰もが知っている曲なのに、どんなストーリーの曲かは意外と知られていない、かも。

そこで、「天国と地獄」の有名なアノ曲が、どんな場面で流れるかもご紹介します。

今月の「店主趣味のブレンド」は、オッフェンバックのオペレッタ「天国と地獄」(原題:地獄のオルフェウス)より【地獄のギャロップ】をモチーフにしました。

その名も「神様たちの大宴会ブレンド」!

痛快なオペレッタの最後を飾る、ノリノリのシーンです!

【天国と地獄】のあらすじ

8月のブレンドの題材となったギリシャ神話「オルフェオ」の美談とは真逆で、音楽教師のオルフェと妻のユリディスは冷え切った仮面夫婦です。

オルフェは羊飼いの娘に夢中。

ユリディスは羊飼いプルテ(実は地獄の王)と浮気中。

二人はお互いに早く別れたいと願っています。

ある日、ユリディスは毒蛇に噛まれて命を落としますが、これはユリディスの浮気相手、地獄の王であるプルテの妙案でした。

ユリディスは、夫と別れてプルテの元へ行けると大喜び!

一方のオルフェも、やっと妻から自由になれたと歓喜します。

しかし、世の中そんなに甘くない。

独身を謳歌しようと思っていたオルフェのもとに、社会のモラルを体現する「世論」という人物が現れ、「妻を返してもらえるようお願いしないと、君の評判はがた落ちになってしまう」と脅迫します。

仕方なく、オルフェはしぶしぶ天界へ妻を返してほしいと懇願しに向かうのでした。

そのころ、天界では最高神ジュピターへの不満と、たいくつさで神々の不満が爆発寸前でした。

そこへ、オルフェがプルテの策略で妻を奪われたので、返してほしいと嘆願に来ます。

天界でもユリディスの美しさは知られていたので、ジュピターはそのユリディス見たさに、そして、あわよくば・・・の下心がニョキニョキと芽生え・・・

神々を伴って地獄への視察ツアーに出かけることにしました。

下心満載で地獄へ着いたジュピターは、監禁されていたユリディスをみつけ、妻のヘラに見つからないよう、金のハエに変身してユリディスに近付きます。

放置されてたいくつだったユリディスは、ジュピターの「宴会に紛れて一緒に地獄を出よう」という誘いにのります。

地獄の大広間では、神様たちが大宴会を開いています。

そこへ、世論と共に「妻を返してほしい」と懇願に来たオルフェ。

ジュピターは、神話のルール通り「現世に戻るまで、決して振り返ってはならない」という約束で、妻を返すと言いました。

しかし、そのまま返すはずはありません。

帰路の途中、ジュピターはオルフェの後ろに稲妻を落とします。

オルフェは驚いて振り返ってしまいました。

約束に従い、ユリディスは現世に帰ることなく、再び地獄へ。

オルフェも、邪魔な妻がいなくなると大喜び!

めでたしめでたし・・・となるはずでしたが、

ユリディスはジュピターの提案で、プルテの元に戻ることは許されず、酒の神バッカスの巫女となりました。

再び宴は盛り上がりを見せ、大団円で幕を閉じるのでした。

ギリシャ神話を基に作られた、グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」や、モンテヴェルディの「オルフェオ」をパロディにした喜劇で、1858年に作られ、当時のパリで大人気を博しました。

モチーフにした「地獄のギャロップ」は、こんなシーンです。↓

皆さんが良く知っている、運動会で流れるアノ曲。

実は、このオペレッタのこんなシーンの曲でした!

ぜひお試し下さいませ!

世界一

2026年9月29日 

たまにお客様からヴェルディへの称賛の言葉として、「世界一美味しいコーヒーや」と言って頂くことがある。

とても嬉しい反面、内心では「それはあり得ないだろう」という思いもある。

ともかく、上には上がいるので、本当に世界一というのは、恐らく誰も分からないだろう。

さらに、何を基準に世界一と言うかということも問題で、例えば「世界で一番コーヒー豆を売っている」と言うのであれば、難しいだろうけど全てのロースターの販売量を集計すれば見つけることも可能かもしれない。

が、こと【味】について言えば、Aさんは世界一だと思っても、Bさんは別の店のコーヒーの方が美味しいと言うかもしれない。

それに、どんなコーヒーマニアであっても、世界中の全てのコーヒーを飲むなんて絶対不可能なのだから、軽々しく世界一という表現はできないし、どんなジャンルでも、その世界を知れば知るほど「No.1」を選ぶことは究極的に難しいことだと言うことが分かってくるはず。

そう言ったら、例えば100mを何秒で走るか、とか、42.195キロを何分で走るか、といった、具体的に数字に表れるものであれば世界一を決めることはできる、と思われるかもしれない。

しかし、アフリカへの山間部へ行ったら、恐らくオリンピックの金メダリストよりも走るのが早い子供を探すことも不可能ではないと思う。

写真は、標高2,500mの高地で、車と並走する子供。

コーヒーに落とし込んで考えてみると、抽出や焙煎のコンテストで優勝した人のお店でコーヒーを飲んでも、「普通に美味しい」としか感じないことも多く、場合によっては、自分の好みには全く合わないことすらある。

かつて、私はシャムさんでタイカレーを食べた後、あまりの美味しさに感動して、「ここより美味しいタイカレーはあるのか?」と、いろんなお店で食べ歩いたが、残念ながらシャムさんよりも【私が美味しいと思える】お店には出会っていない。

が、私がシャムさんをオススメした方が、行ってこられて感想を述べられたとき「うん、まぁ美味しかった」という表現をされた。

つまり、その方にとってシャムさんは、感動レベルの美味しさではなく、普通レベルの美味しさだったということになる。

何を食べても飲んでも、人の好みは千差万別、だから同じジャンルの中でも、いろいろなお店が共存できるわけである。

まぁ、そうしてみると「ヴェルディのコーヒーは世界一美味しい」と言って頂いて喜ぶのではなく、「その方が今まで経験した中では、ヴェルディのコーヒーが一番お口に合った。」と解釈するのが一番しっくりくる。

で、結局何が言いたいのかというと、今月はなぜかブラームスを聴くことが多く、先週からブラームスの交響曲を1番から順に、私が持っているCD数種類を聴き比べていった。

昨日、第4番を聴いて、とりあえず今回のブラームスシリーズは終了となったのだが、私はカラヤン/BPOでブラームスの交響曲を全曲生で聴いたことがあり、その当時は若気の至りということもあり、カラヤンのブラームスこそ世界一だと思っていた。

確かに、生で聴いた中では、一番だったが、録音した音源となれば話は変わってくる。

実際、カラヤン/BPOのブラームスのCDは持っていて、長く愛聴盤になっているのだが、そこへ来てクライバー/VPOのブラームス4番を聴いたら「これ、カッコイイ!」と感動してしまい、いったいどちらが世界一なのか?と思うようになった。

しかし、私はブラームスの4番のCDを7枚しか持っていないわけだが、現在市中に出回っている同曲のCDは軽く2~300枚を超える。

それ全部を聴き比べないと、世界一は決められない、と言うか、私が好きな演奏第一位は決められない。

が、そんなの全部聴けるはずもない。

結局は、自分の持っているCDが、私の中のブレームスワールドの全てなわけで、私が形成している世界の外にあるものについては、選定の範囲外ということになるが、よりその曲を知るためには、なるべく多くの録音を聴きこんで、多様な解釈を知らないと、小さな世界の中だけで物事を見ることになってしまう。

と言うわけで、見分は広げつつ、結局はその日の気分で自分の持ち駒の中から何を聴くかを決めるしかないのだが、少なくともカラヤンとクライバーは、その筆頭候補になるだけという話。

二つの演奏は、と言うか、二人の指揮者は全く違う個性で、曲に対する解釈やアプローチも違う。

それをヴェルディに置き換えたとき、私はカラヤンとクライバー、どちらのコーヒーを目指すべきか考えてしまった。

結果、多分カラヤン。

かなぁ・・・?

いや、クライバーと仲は悪いが、ちょっとクライバーに憧れているカラヤン?

いや、私は意外とクナパーツブッシュかも。

ピンクブルボン折り返し

2026年9月28日 

この週末は、土日とも帰宅したのが翌日になっていたこともあり、恐らく何十年ぶりかに起きるのを予定していた時間に対し寝坊してしまった。

だいたい何時に寝ても5時半から6時の間にいったん目が覚める。

今日はやらなくてはならないことが山積していたので、遅くとも7時には起きてスタートする予定だった。

が、今朝もいったん5時半に目が覚めたのに、珍しく二度寝したら、次に起きたのが8時過ぎ・・・

これまで何時に寝ても、必ずいつも通り起きていたのに、ちょっとトシをとったようでショックだった。

お昼前に北白川へ行ってデスクワーク。

今朝、確認したら昨夜出したメルマガの効果もあってか、ピンクブルボンの注文が多数入っていて、昨日北白川に多めに渡しておいたコロンビア・ピンクブルボンが足りなくなったので、下鴨分も通販に回すことに。

そんなわけで、下鴨のピンクブルボンが残りわずかになったため、明日はまた焙煎しなくてはならなくなり、それで今回仕入れたピンクブルボンは半分を使うことに。

と言うわけで、今回のスペシャルコーヒーは発売3日で折り返し。

けっこう早くなくなるかもしれないので、お召し上がりになりたい方はどうぞお早めに。

このページの先頭へ