自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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verdi マスターの投稿

なんか時間がない

2024年11月7日 

今日は立冬。

そのまんま「冬になった」気分の一日だった。

で、気温は低くても、私の頭の中は湯気が立つほど、やらねばならないことが山積していて、今日もさっきまで店でパソコンに向かっていたのだが、洗面所に立って鏡を見たら、目がかなり充血していて、こりゃヤバイということで帰宅した。

そんなわけで、このところ日記を書いている時間もなく、開店準備から閉店までは店頭に立ち、閉店後にパソコンに向かっていると、翌日になっていることもしばしば。

多分、普通の会社だと、9時から5時までかけて担当の人がやるようなことを夜の7時からスタートしてその日のうちに終わらせようとしているのだから無理はあるよなぁ・・・

というわけで、来週半ばまで日記の更新もままならないかと思いますが、運よく時間が作れたら書きますので、気長に更新をお待ちくださいませ。

焙煎度合い

2024年11月5日 

この三連休、土曜日は大雨の影響もあってか、平日並み、と言うか、平日よりもお客様が少ない一日だった。

が、日曜と月曜は一転、好天にも恵まれ開店から閉店まで多くのお客様にご来店頂き、慌ただしくも充実した連休となった。

そんな中、日曜日の朝に現在の限定珈琲であるエチオピア・ナチュラルの中深煎りは売切れて、慌てて次のインディア・中煎りを焙煎した。

翌月曜日にご来店下さったいつもお二人でおいでになる常連のお客様が、何を注文しようか迷っていらっしゃったので、インディアの中煎りと深煎りをご注文下さったら、ハーフカップでハーフ&ハーフにしますよ。と言ったところ、それに乗って下さって、同じインドの豆を中煎りと深煎りに煎り分けた2つを飲みくだべ手下さった。

中煎り
深煎り

「コーヒーの味は焙煎で変わる」と説明することは多いのだが、こうして飲み比べて頂くと、同じ豆でも中煎りと深煎りでは全く味が違ってくることを実感していただけて「これ、違う豆と言われても分からないですよ」というご感想を頂いた。

前回のエチオピアは、やはりキャラクターが強い豆だったこともあり、ベースは同じテイストで、風味が深くなっていくところをお楽しみ頂けたが、今回は本当に全く違う味わいになるところと実感して頂けるのではないかと思う。

こちらも現在の在庫がなくなり次第販売終了。

もし、ご興味のある方は、私がカウンターに立っているときにお二人でご来店下さったらハーフ&ハーフもできますので、ひと声おかけください。

400円の信頼関係

2024年10月31日 

少し前のこと、コーヒーを一杯(600円)お召し上がりになり、千円札でご精算になったお客様が、店を出てすぐ戻ってこられ「千円札を出したので、おつりが400円あるはずなのに、小銭入れの中に100円玉がない、ということは、おつりを受け取っていないのではないかと思う。」とおっしゃった。

ちょうどレジが混みあっていて、スタンプカードのハンコを押したり、そのカードをお返ししたりで、もしかしたらおつりを渡し忘れていたかも、と対応したスタッフは思ったらしい。

しかも、お顔を覚えている常連のお客様だったので、嘘をつかれるわけがないという信頼のもとで、レジから400円を出してお渡ししてしまっていた。

そのやりとりを私も横目で見てはいたが、他の接客中だったので、すぐに対応できず、お客様が400円を受け取ってお帰りになってから、「そういうときは、少しお待たせして申し訳ないけど、一度レジの現金チェックをして過不足がないかどうか確かめてからお渡しするように」と注意した。

そして、その日の営業終了後、レジ精算をしたら、現金誤差がちょうど400円マイナスになっていた。

多分、そのお客様にお渡しした400円だろうと予想はできるのだが、恐らくそのお客様も悪気はなく、どこか別のところに400円を入れてしまったものの、何気ない行動だったので、それを忘れて小銭入れに100円玉がなかったため、釣銭をもらい忘れたと言ってこられたのだろう、ということで、まぁ、仕方なかったというか、そのスタッフの勉強ということで私も今日までその出来事を忘れていた。

が、今日、そのお客様がご来店になり「この前はすみませんでした、別のところに400円あったのでお返しします。」と400円を持ってこられた。

たかが400円、されど400円。

400円少なかったからと言って、たちまちヴェルディの経営が行き詰まるという金額ではないことは、お客様もご承知のことだろうが、恐らくお客様からすると400円を不要にもらってしまうことで、ヴェルディに来店するのが後ろめたくなったり、自分の信用が損なわれることの方が金額以上に重くお感じになったのだと思う。

お客様が故意に嘘をつかれるはずはない、という店とお客様の信頼関係でお渡しした400円。

たとえ少額でも、自分の勘違いで多くもらってしまったことに対して、間違っていたと正直に言ってご返却くださった400円

長く営業を続けるということは、金額の大小とは関係なくお客様と店との信頼関係あってのことだと改めて実感した出来事。

常に、お客様に対して正直できちんとした営業をしなくては、と改めて思い知らされた10月最後の一日だった。

アントン・ブルックナー

2024年10月30日 

このところ、やっと秋らしくなってきた。

昨日などは、これまでいつも冷たいコーヒーをご注文だったお客様が、ホットをご注文下さったりで、あぁ、季節が変わったなぁ・・・と思った。

店内にいると、外の気温が分からないのだが、お客様の注文で何となく今日は涼しいのか、暑いのか、などを感じられる。

そんな今日は、朝からけっこうアイスコーヒーが出たり、昼間にはコーヒーフロートのご注文が入ったり、実際のところ、今日は寒かったのか、暖かかったのか?

話は全く変わって、ヴェルディで経理業務をしてもらっているスタッフのご主人が、ある本の翻訳をされていると聞いていたところ、その本が明日出版されるということで、今日はその宣伝。

アントン・ブルックナー。

ご存じない方のために説明すると、ブルックナーは1824年9月4日 に生まれ、 1896年10月11日に亡くなったオーストリアの作曲家、オルガニスト。

宗教曲と交響曲の作曲家として有名で、生涯に作曲した交響曲は10曲。

第9番は3楽章を書き終えたところで亡くなったので未完の大曲となっている。

9番までしかないのに、10曲とは?と思われたかもしれないが、なぜかブルックナーは最初に作った交響曲を「0番」として発表しているので、合計10曲ということになる。

今年は、その生誕200周年ということで、オーストリアを中心にいろいろなイベントが開催されている中、その一つとしてドイツで出版されたこの本が、超速で翻訳されて出版されることになった。

私にとって、ブルックナーは子供のころに一番好きだった作曲家。

小学校の時に、お年玉をもって三条の十字屋へ行き、なぜかブルックナーの交響曲第9番のレコードを購入してしまった。

カラヤン / ベルリンPOのブルックナー交響曲第9番

このときのレコードの帯に書かれていた言葉が「威圧するのではなく感銘を与えてくれます。」という言葉だった。

本当は、ベートーヴェンの第九を買おうと思っていったのに、なぜかブルックナーという当時小学生だった私は聞いたことのない作曲家のレコードを購入してしまい、自宅に帰ってレコード盤に針を落とした。

そして、A面の1~2楽章で、その美しさと激しさに打ちのめされ、B面の第3楽章、アダージォを聞きながら、なぜか涙が止まらなかったことを記憶している。

私は、カラヤン指揮のコンサートを2度聴きに行く幸運に恵まれ、ブラームスの交響曲は全て生のカラヤン/BPOで聴くことができたものの、そのときのプログラムにブルックナーがなかった。

そして、3度目の正直、いよいよブルックナーの第9番ではなかったが、第8番がプログラムに入ったコンサートがあったので、チケット発売日の早朝から新宿のプレイガイドの前に並んで、朝いちばんでサントリーホールのS席を1枚購入。

いよいよカラヤンのブルックナーが聴けると思っていたのだが、残念ながら晩年のカラヤンは体調を崩して来日をキャンセル。

代役は小澤征爾によるリヒャルトとなった。

そんなわけで、店名はヴェルディと言いながら、実は小学生のころからブルックナーが大好きで、ほとんどの交響曲は3人以上の指揮者でCDを持っている。

が、実際のところ、ブルックナーという人は、聞けば聞くほどよくわからない。

曲がよく分からないというのではなく、「この人いったいどんな人だったんだろう?」という疑問が深まっていく作曲家なのである。

個人的には、この本は必読で、とても楽しみ。

誰彼構わずオススメというわけには行かないが、ブルックナーの交響曲はともかく長大で、モーツァルト感覚では聞けないものの、その壮大な世界観は聞いていると地球の波長の中に身を置くような気分になれる。

秋の夜長、ブルックナーの交響曲を聞きながら、この本を読む時間をつくれたらいいなぁ・・・

と、思いながら、とりあえず Amazon でポチっとしてみた。

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