自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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verdi マスターの投稿

エクアドル販売開始

2024年9月12日 

まだまだ暑い日が続きますねぇ

今日は、午前中を中心に、アイスコーヒーのご注文が多く、一瞬アイスコーヒー用のグラスが足りなくなりそうなときも・・・

リキッドコーヒーは早々に売り切れましたが、水出しコーヒーはまだ販売中。

自分で言うのもなんですが、ヴェルディの水出しコーヒーは、かなり美味しいと思います。

よろしければ、おためしくださいませ。

そんな冷たいコーヒーが人気の中ではありますが、本日午後から「エクアドル・チト ウォッシュト」の販売がスタート!!

エクアドルは、どちらかと言うと、スペシャルティコーヒーよりも普及価格帯のコーヒーが多いという印象で、ヴェルディとしてもここ12年間使っていなかったのですが、今回のロットは今までのエクアドルに対するイメージを一新する風味。

エクアドル最南端でペルーと国境を接する「チト」地域の小規模・零細農家が作った味わい深いコーヒーです。

エチオピア原生種とレッドブルボンを交配させた新品種「ティピカメホラード」や、エクアドル発祥の品種で、遺伝的にはエチオピア原生種近い「シドラ」といった新品種・試験栽培品種を積極的に使い、今までのエクアドルにはなかった芳醇なアロマを生み出しています。

実際に飲んでみると、前回のアジアンブレンドのような突出した個性ではなく、酸味・苦みに偏らない飲みやすさでありながら、フルーティーと言うよりジューシーで、後味はフローラルな甘みが長く余韻として楽しめる、ほのぼのと美味しいコーヒーです。

私は、あまり、と言うか、ほぼコーヒーを好き・嫌いで表現しないのですが、このコーヒーはとても好きな味。

今回は、テイスティングをして「これ欲しい!」と注文しようとしたのに、タッチの差で売り切れてしまっており、ダメ元で商社の営業の人に聞いてみたら、一般には売り切れているけど、1袋なら融通が利くということで、無理を言って30キロだけ仕入れさせてもらいました。

これがなくなり次第販売は終了。

よろしければ12年ぶりのエクアドル、お楽しみくださいませ。

来週月曜は敬老の日

2024年9月10日 

来週の月曜日は敬老の日。

ヴェルディでは、昨年もご好評頂いた敬老の日ギフトボックスをご用意!

下鴨の名店「宝泉堂」さんの名菓【しぼり豆 黒大寿】と、カフェインレスコーヒーのドリップバッグをセットにしたギフトボックスです。

歳とともに「夕方以降にコーヒーを飲んだら寝られなくなる」ということを耳にすることも多いのですが、カフェインレスコーヒーなら安心!

ということで、ヴェルディ自慢の美味しいカフェインレスのドリップバッグと、素朴な中に、素材の美味しさをしっかりと楽しめる「しぼり豆」をセットにしました。

内容はこちら。

ドリップバッグ6袋と、しぼり豆4袋。

私は出張時の手土産に、このしぼり豆を利用することが多いのですが、老若男女問わず、どなたにも喜ばれるので、安心して差し上げられる名菓です。

コーヒーは、カップにのせてお湯を注ぐだけで簡単に本格コーヒーが味わえるドリップバッグ。

店頭、通販共に明日より販売開始。

ぜひご利用ください。

アジアのコーヒー

2024年9月8日 

現在販売中で、間もなく売り切れとなる21周年記念の「アジアンブレンド」

アジアのコーヒーと言えば、真っ先に出てくるのはインドネシア。

インドネシアのコーヒーは、おおざっぱな違いで言えば、島によって風味特性が異なるが、同じ島でも地域や精選方法などで、また味わいも変わってくる。

しかし、マンデリンで有名なスマトラはもちろん、バリ、スラウェシ、ジャワといった島々のコーヒーは、完成度の高いものが多く、栽培から精選・流通などが確立されている。

一方、今回使用した「ミャンマー」や「中国」は、まだまだ多くの面で発展途上と言える。

これまでヴェルディでは、世界規模のしっかりとしたコーヒー商社から豆を仕入れていたが、最近アジアの新興産地を中心に、ユニークな仕入れをしているところからのプッシュもあり、ミャンマーと中国を使ってみることにした。

ミャンマーは、良くも悪くも特筆すべきものはないが、焙煎後は渋みが非常に強く、ある程度エイジングをしないと味がまとまらない暴れ馬のような豆。

そして、中国は「ダブルファーメンテーション」ということで、ナチュラル精選の前に一度チェリーをエイジングして発酵させてから乾燥工程に入るという特殊製法。

一応「嫌気性発酵」と書かれていたが、現地プロセスの写真を見ると、どう見ても嫌気性(無酸素)状態で発酵工程をしているようには見えないため、ヴェルディでは嫌気性発酵(アナエロビック)という表現はしていない。

そして、このナチュラル精選前の予備発酵工程で作り出される香りも、ブラジルやコロンビアといったアナエロ先進国のものと純粋な風味で比べると、まだまだ真似事の域を出ない。

ただ、この発展途上のコーヒー2種と、完成度の高いインドネシアの豆をブレンドしたら、思いのほか面白い風味になったので、今回のアジアンブレンド誕生となった。

そんなわけで、面白い風味は作れたが、もう一度使いたいかと言われたら、価格と風味の面で、ミャンマーは可能性がゼロではないものの、中国の豆を仕入れるかと言われたら、もう二度と使いたくない豆の一つであることは確か。

と、言うのも、近年経済発展が著しい中国なので、人件費も高くなっており。豆の品質に対する価格がべらぼうに高いのである。

ブラジルの高級豆と比べると、だいたい1.5~2倍の価格になる。

それだけならまだ良いのだが、欠点豆の混入率は、一般的な中南米のプレミアム品質のものと比べて10~20倍多いというのが困ったもの。

↑これは、ブラジルのナチュラル精選豆で、通常ヴェルディで使っているグレードよりも一つランクが下で、業務用卸のブレンドの中でも、受注者の依頼で特別に安価にするために使っているもの。

と、言っても、店頭で販売しているブラジルと比べて2割程度しか価格は変わらない。

しかし、この豆と中国の豆を比べると概ね2.2倍中国のものが高くなる。

ちなみに、このブラジル豆で、欠点豆混入率は約0.5%。

一方、こちらは中国の豆。

この豆を真面目にハンドピックしたら、3キロのハンドピックで680gも欠点豆が含まれていた。

↓ハンドピックした欠点豆

欠点豆が多いと、当然目減りするから原価そのものも高くなるのみならず、ハンドピックにかかる時間も長くなるため、実質的には仕入れ価格だけではないコストが大きくのしかかってくる。

20年前に使っていた「モカ・マタリ#9」と同程度の豆の汚さなのだが、当時のモカはきちんとハンドピックさえすれば、他に代えがたい芳醇な味だったので、高い値段とハンドピックの手間をかけてでも仕入れたい豆だった。

インドネシアの豆などは、出荷前に現地でハンドピックされてから袋詰めされるが、ブラジルの豆は、まず現地ハンドピックなどしていない。

では、どうして欠点豆が少ないかと言うと、機械選別(カラーソーター)を通しているからで、これをきちんと通したら、先の写真程度のまとまりにはなる。

要するに中国では、まだ機械選別機そのものが導入されていないということになる。

今まで私が視察した国では、最貧国のエチオピアですらカラーソーターが精選所にはあったので、そういう面で中国はまだまだ他の生産国と比べて、スタート段階にも立っていないのかもしれない。

最近、日本では(恐らく日本だけではなく世界的に)コーヒーブームということもあり、コーヒーのことや焙煎の技術を学ぶことなく、趣味の延長線上でコーヒー店を開業する人が多くいるように感じているが、もしかすると中国のコーヒー生産も、それに近い感覚なのかも?

と、思いつつ、先日は最後のアジアンブレンドを焙煎。

ただ、こんなにこき下ろしている中国産の豆も、他の豆と合わせることで、なかなか面白いものができるというのもブレンドの妙。

問題は、仕入れ価格がバカ高い上、ハンドピックで重量が大幅に減り、さらに作ハンドピックにかかる業時間も長くなるため、この豆をストレートで販売するなら100gあたり1,500円は頂かないとキツイような難しい豆。

そういう観点でみたら、やはりブレンドという選択肢になってくるが、ブレンドは単純に【1+1+1=3】というわけではなく、【10+10+10=5】になってしまうこともあるし、逆に【1+2+3=10】になることもあり得る。

コーヒーって、面白いものである。

間もなく終了

2024年9月6日 

今週は、下鴨で焙煎を担当しているW君が夏休みのため、私がホールを見ながら焙煎をしながら、その他諸々の仕事もするため、何かと余裕がない一週間。

しかも、ヴェルディブレンドのドリップバッグが残り300袋しかなくなってしまい、1~2週間で底をつきそうだったので、ドリップバッグの充填も入っていたため、通常の焙煎に加え、ドリップバッグ用に30キロ焼かなくてはならなかった。

そんなこともあり、けっこう夜遅くまで体が空かず、この日記の更新も若干滞っていたが、なんとかひと段落。

で、先月から販売していた21周年記念の「アジアンブレンド」も、昨日の焙煎が最後となり、在庫限りで販売終了。

けっこうアグレッシブなブレンドだったので、好みは分かれるところだったが、おかげさまで、予想以上に多くのお客様にお楽しみ頂けた。

アジアンブレンド、恐らく週末に終わりそうなので、まだの方や通販でお求めの方はお早めにどうぞ。

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