自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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定食など

断面

2016年5月13日 

今日は、朝からスカッと晴れて、雲一つない青空。

午前6時、日課のウォーキング時、歩きはじめは少し肌寒さを感じたが、10分も歩かないうちに、今朝は汗ばんでくる。

半年前は、まだ真っ暗な中を歩いていたのに、今朝は日の光がまぶしかった。

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さて、毎週金曜日は、配達回りの日なので、午前中に事務的な作業を終えて、お昼からは豆を積んで出発。

3~4年前までは、シーズンの良い時期以外は、そんなにストレスを感じることなく、祇園の花見小路や岡崎近辺を走れたのだが、この1~2年は、いつ行っても祇園や岡崎は人で溢れていて、なかなか車が進まない。

特に、祇園界隈は、外国からの観光客比率が非常に高く、耳に入ってくるのは、ほとんどが外国語。

銀座あたりを歩いていると、中国語比率が9割を超えるのではないかと思うが、京都は比較的欧米人も多い様子。

そんなことを考えながら、先日久しぶりに鉄鍋餃子が食べたくなって、河原町三条の『杏っ子』さんへ行ってみた。

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まずは、炙りとり皮ぽん酢。定番の味。

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そして、やはり鉄鍋餃子。

久し振りに頂いたが、羽も香ばしく、熱々の餃子を頬張ると、ジューシーで旨い。

続いて、変わり餃子もいくつか注文。

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奥から、海老丸ごと一尾入 プリプリぎょうざ、葱と大葉の和風ぎょうざ、生柚子の香りたっぷりゆずぎょうざ。

右側は、以前はなかった、冷製水餃子。ナンプラーの風味も楽しい。

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〆は、あっさり上海焼きそば、肉味噌たっぷりカレー焼き飯。こちらも、予定調和の美味しさで、ゆっくりとさせて頂いた。

注)これを全て一人で食べたわけではありません。

こちらの杏っ子さんへ、最後に来たのは恐らく2年ほど前だったかと思う。

その後も、何度かチャレンジしたが、いつも満席で、当日の電話では、ほぼ席をキープできない状態だったので、この1年ほどは、なかなか足が向かなかったのだが、今回はダメもとで電話をしてみたら、肩透かしをくらったかのような感じでOKの返事。

店へ行ってみると、以前なら常連の人たちが、カウンターを陣取り、テーブル席も初めてとは思えない客でいっぱいだった。

ところが、今回は私たちの他日本人はおらず、欧米からの観光客が、一杯飲んで、餃子を少しつまんで帰って行くといった感じになっている。

この1年ほどで、もしかしたらお店の客層が大幅に変わってしまったのか?という疑問が頭をよぎる。

でも、ネット上のお店評価サイトなどを見ていると、そこに書き込む人のほとんどは、たった一度の訪問で、さもその店はこうだと言わんばかりに評価していることが少なくない。

一度きりのお客様にとっては、確かにその一瞬がその店の全てかもしれないが、しかし、お客様が見られるのは、あくまでもそのお店の断面に過ぎない。

例えば、ホールのパウンドケーキを切ったとき、ダイエット中だから、と、薄く切って食べてみると、ドライフルーツも少なく、ナッツ類も全く入っていないなんてことだってあり得るのだが、別の場所を厚く切ってみると、ドライフルーツがゴロゴロ入っており、ナッツもいい感じでちりばめられている、なんてことになることも珍しくない。

そうすると、薄く切った人の評価は「ほとんどフルーツも入っておらず、ナッツに至っては、ひとかけらも見ることができなかった」なんて書くかもしれない。

しかし、厚切りをした人は「たっぷりドライフルーツと香ばしいナッツがちりばめられた、風味豊かなケーキ」と書き込むかもしれない。

全く違う評価ではあるが、それはどちらも同じパウンドケーキを実際に食べての評価なのである。

まぁ、そんなわけで、この夜私が見た杏っ子さんは、どの断面だったかは分からないため、一概に「外人観光客の店になってしまった。」とは言えないのだが、一番忙しいはずの午後8時~10時の間に、私たち以外、日本人がいなかったというのは、何となく気になってしまう。

でも、逆を言えば、今まではなかなか入れなかったお店に、けっこう気軽に行けるかもしれないので、ある意味今がチャンスかも?

これまでは、どうせ無理と電話すらしなかったが、これからは、当日予約もチャレンジしてみようかな。

ちょっと期待を持ってしまうひと時であった。

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店名:鉄鍋ぎょうざ酒房 杏っ子(あんずっこ)
住所:京都市中京区恵比須町442-1 ル・シゼームビル2階
(三条の一本北、河原町と木屋町の間、南側)
電話:075-211-3801
営業:18:00~23:00(LO)23:30閉店
日祝18:00~22:30(LO)23:00閉店
月曜定休
Web :http://www.anzukko.com

テレビを見なくてすむ夜に

2016年4月17日 

この3日間、私は夜にスポーツニュースを見る必要がなかった。

で、スポーツニュースを見なくて良いということは、夜はテレビのスイッチを入れなくてすむわけである。

なので、今日は仕事を終えたら、久しぶりにカミさんと一緒にレイトショーで映画を見に行った。

見に行ったのは、『スポットライト』

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派手さはないが、むしろ淡々と進んでいく会話中心のドラマの中に、切迫した緊張感がみなぎる作品であった。

多岐にわたって、考えさせられる映画なのだが、ある程度、キリスト教についての知識や聖職者の実情、カトリックにおける序列の構図を知っていないと、意味が分からないかもしれない。

しかし、あの9・11 前後に、このような新聞記事がアメリカを震撼させていたなんて知らなかった。

この冬は、あまり見たい映画がなかったのだが、ここにきて、けっこう見たい映画が目白押し。

明日、明後日は、ちょっと仕事をしなくてはならないが、時間を作って次は『獣は月夜に夢を見る』を見てみたいなぁ・・・

映画を見終えたら、河原町近辺で何か食べようと思っていたのだが、日曜の夜の11時となったら、ほとんどのお店はすでに閉店。

何軒か行きたい店を回ったものの、どこもすでに閉まっていたので、初めて「やよい軒」なる定食屋に入ってみた。

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こういった定食チェーンの中では、大戸屋が一番好きだなぁ、と、思った。

さて、明日は焙煎機の分解メンテナンス。

他にも事務作業が山積みになっているので、明日と明後日の連休を利用して、なんとか終えられるよう頑張ろう。

連休モード

2016年3月21日 

飲食店の多くは、平日と週末で、おいでになるお客様も違うのだが、同じ週末でも、普段の土日と、連休のときでは、かなり雰囲気が違ってくる。

この連休は、まだ桜の季節ではないものの、けっこう遠方からお越し下さるお客様が多かった。

 

駐車場に停まっている車のナンバーを見ると、神戸や大阪系のもはもとより、新潟だとか、豊田とか、普段の週末にはあまり見かけないものも。

昨日は以前来て美味しかったから、また立ち寄ったと、沖縄からお越し下さったお客様がいらっしゃった。

そして、今日は、帯広でVerdi の豆をお使い下さっているお店『喫茶去 茶の和』さんで聞いて、と、わざわざお立ち寄りくださったお客様もいらっしゃった。

本当に、有難く、嬉しいことである。

 

今日も、私はカウンターで珈琲を淹れることはなく、ホールと、洗物に徹していたのだが、ホールで接客しているとき、お客様から珈琲の味について、いろいろとご質問を受けることが多い。

そういうときは、やはり珈琲に対する豊富な知識と、お客様のご希望を少ない言葉から察して、何を求めていらっしゃるのか、どうしたらよいか判断するスキルが必要になってくる。

 

以前の日記にも書いたが、そのあたりをどうやって、全スタッフに徹底するか、その部分が私にとっての挑戦と言っても過言ではない。

なかなか皆にまとめて話をする時間もとれないので、今後はこの日記に、珈琲の知識について、不定期に書いて行き、その内容をペーパーテストで出して、今後の査定に反映させてみようかなぁ・・・

 

さて、そんな連休最終日、お昼過ぎに一時なんとかなりそうな時間があったので、さっと自転車で、中通の「ここ家」さんへ、定食を食べに行ってみた。

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今日の「そうざい定食」

ここ家さんは、基本的にお好み焼き屋さんなのだが、ランチタイムはフライものや、鉄板で焼いたものなどを中心とした定食が、リーズナブルな価格て頂ける。

そして、不定期にメニューに載る「そうざい定食」は、なかなかお値打ちな一品。

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あるとき食べた「煮鰯定食」(左)と、過去の「そうざい定食」(右)

ちょっと前までは、洋風のものか、印風のものばかり食べていたが、こういうのが何だか落ち着くようになってきた。

トシをとったからかなぁ・・・

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店名:ここ家
住所:京都市左京区下鴨北園町1番地
京都コンサートホールの少し南、東側
電話:075-722-2308
営業:11:30~14:00 17:00~00:00
月曜定休(祝日の場合は翌日)

長く続けること

2016年3月17日 

今週は、中学校などの卒業式が多く執り行われている様子。

私の娘も、先日15日に中学の卒業式だったが、全く頭になかった私は、その日、朝日カルチャーセンターの講座を入れていたりして・・・

私の友人のお子さんも、今日や明日、卒業を迎えるところが多い。

皆さま、ご卒業おめでとうございます。輝く高校生活を満喫してください。

 

というわけで、この時期は、何かとイベントが多いこともあり、店の方はわりと静か。

お昼時、満席になったりはしたが、普段だと賑わう昼下がり、今日の晴天のように、スカーっとした客席を見ながら、気分は空の色(ブルー)になる私であった。

 

さて、こうして毎日営業していると、売り上げが良い日もあれば、残念な日もあるわけで、これはお客様商売の宿命と言っても過言ではないだろう。

そして、もう少し長いスパンで見ると、開業してから10年以上営業していると、苦労して我慢の営業を耐える時期もあれば、右肩上がりのときもある。

 

我慢の営業をしている時期は、いかにそこから脱却して、この店をお客さまで満たすかということを考え、日々努力して行くわけだが、今の Verdi を見ると、お客様がおいでにならなかった時期、お越し下さった一人一人のお客様に、珈琲のことを丁寧に説明して、最高のサービスを心がけ、必死で営業していた経験を持つスタッフは、もはや私とカミさんだけになってしまった。

 

今現在、毎朝店を開けたら、ほどなく常連のお客様がお越し下さり、午前中から満席になっても驚かない。

珈琲豆が1日に10キロ、20キロと売れても、それが普通なように感じてしまう。

それでも、お帰りになるお客様には「有難うございます」と、言ってお見送りしているのだが、現在のスタッフは、本当に「ありがたい=有ることが難しい」と心から感じとっているだろうか。

これは、お客様がおいでにならないことが普通で、お一人でもご来店下さったときの、心からの喜びというものを知らないと、なかなか実感できないことかもしれない。

 

開業当初、たった一人のお客さまでも、本当に有難いと思いながら、その有難いお客様に、どうしたらまたお越し頂けるか、全力で一人一人のお客様に向かい合っていた時期があったからこそ、そのとき撒いた種が、やがて芽を出し、木となって、今やっと花を咲かせつつあると言っても良いだろう。

 

最近、店を店長以下スタッフに任せ、一歩引いて眺めながら、あの当時の本気さをどうやって、今のスタッフにも理解してもらい、本当に良い商品、良いサービスを提供しようと、心から思えるよう教育して行こうか?と、思うことがある。

現在のスタッフも皆、決して手を抜いてはいないし、頑張って良い仕事をしようと思ってくれていることは分かるし、本当に良い人材に恵まれていると感謝している。

しかし、やはり当時の一生懸命さとは、温度差があるように感じる。

体験していないことを理解することは難しいが、今後よりステップアップするために、その温度差をなくして行けないだろうか?現在の私にとっての最大の課題である。

 

さて、ここ数年「コーヒーブーム」と言われている。

世の中には、エスプレッソ系ドリンクを中心としたコーヒースタンドが林立し、しっかりとその地位を確立しているが、それとは別に、サードウェーブと呼ばれる、アメリカからの上陸系コーヒーショップや、小規模自家焙煎店が次々とオープンしている。

 

先日、焙煎機のことで何人かの人の話を聞いたが、今最も売れているのは1~2キロ程度の小型焙煎機だそうである。

昨今の Verdi は10キロ焙煎機でも、製造が追いつかなくなってきているのに、1~2キロの焙煎機では、少し豆が売れたら、もう朝から晩までフル稼働しなくてはならなくなるのではないか?と疑問に思った。

しかし、焙煎機の販売に携わる方の話では、どうも、本気で豆を売ろうと思っている人は少なくて、自家焙煎というスタイルがカッコイイから、焙煎機を入れている人が多いとか。

『要するに、カッコいいことはしたいけど、リスクは負いたくない人が、自家焙煎珈琲に流れ着いているんですよ』とは、大手の焙煎機メーカーで営業をしている方の弁。

 

私たちは、多くの方に、良い珈琲をご自宅でもお楽しみ頂けるよう、いかに豆をお求めいただけるようにするかを考えて、日々営業してきたのだが、最近の自家焙煎店は、むしろ自家焙煎していること自体に満足している様子。

10キロ釜を導入してしまった私としては、その釜をきちんと稼働させるためには、毎日何十キロかの豆を焙煎できるよう、珈琲豆の販売に力を入れなくてはならなかった。

そうなると、畑仕事で言えば、荒地の石をどかし、土を耕し、種をまいて、水や肥料を散布して、芽が出たあとは、愛情もって接し、丁寧に収穫するという仕事をやり続けなくてはならない。

 

一方で、今現在のコーヒーブームにのっかっているサードウェーブを中心とした上陸系のお店は、畑であろうと荒地であろうと関係なく、ぱっと撒き餌をして、餌につられて集まってきた小魚を網を広げて根こそぎもって行き、漁場の魚が別のところへ行ってしまったら、後は去るのみ。

といったところだろうか。

 

そこで、漁場の魚が別のところへ行ってしまう=新たなブームが起こって、コーヒーブームが下火になってしまったら、自家焙煎がカッコイイと思って営業していた人たちの中でも、しっかりと個性を主張できなかったお店は、群がった小魚の下に、実は荒地しかないことに気付き、耕す体力もなく終わってしまいそうで、今のこのコーヒーブームにとても危うさを感じてしまう。

 

しかし、私たちには、これまで10年以上の歳月をかけて、土作りから始めて耕し続けた大地があるから、ブームとは関係なく、地道に営業を続けるのみ。

流行りはしないけど、そう簡単には廃らないという思いがある。

そういう観点で見ると、Verdi のお客様は、清澄白河あたりのコーヒーショップに並んでいる人たちとはちょっと客層が違うように思える。

まぁ、憂いていても仕方ないので、ブームはブームとして、そこから得られるものは頂戴しつつ、私たちはブームに浮かれるのではなく、今一度創業期の一生懸命さを全スタッフが共有できるよう、心構えから再考しなおさねば、と、最近の自家焙煎店を見て回っていて感じるのであった。

 

で、長く続いているお店と言えば、裏寺あたりにある「サラダの店 サンチョ」

先日、ちょっと用事があって、裏寺あたりの個性的な服飾店へ行ったとき、久しぶりに行ってみた。

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もう、洋食の王道的メニュー。

恐らく、ここへ来たのは、私が学生だった頃以来なので、かれこれ30年近く前に来たっきりではないだろうか。

それだけ長く続けると言うことは、本当にすごいことだと思う。

奇を衒わず、王道を粛々と歩む洋食店に脱帽するのであった。

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店名:サラダの店 サンチョ

住所:京都市中京区裏寺町四条上ル中の町572 (四条河原町みずほ銀行横上ル 50m)

電話:075-211-0459

営業:11:30~15:30・17:00~21:00(LO)

Web:http://sancho.co.jp/

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