自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

  1. 下鴨店TOP
  2. カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記
  3. 珈琲のことなど

珈琲のことなど

来週あたりから

2021年12月19日 

今朝は寒かった。

先日から、一部のお客様にはご試飲いただき、ご好評を得ている飲み物がある。

カスカラ茶!

「カスカラ」とは、コーヒーチェリーの果皮を乾燥させたもので、風味は甘酸っぱいハーブティーのような味と香り。

コーヒーは、チェリーの中の種の部分だが、そのはぎとった果皮と果肉は廃棄されるのが一般的。

ただ、普通に精製したものだと、衛生上の問題もあっておそらく飲用には適さないため、カスカラにはならない。

もし、普通に水洗式で取り除いた果皮をそのまま乾燥させてカスカラにするのであれば、けっこう安価にできるのだと思うが、飲用に耐えうる状態で精製するとなったら、かなり作業的には面倒なことだと思う。

そんなこともあって、カスカラのキロ当たりの単価はブルーマウンテンに勝るとも劣らない高価なもの。

現在ヴェルディでは、カスカラサブレに使っているのだが、これを店内飲食やお茶として(葉っぱではないので茶葉とは言えないが)販売するかどうか迷ったが、お召し上がりになった多くの方が「メニューにあったら飲みたい」と言ってくださっているので、来週の水曜日から、まずは京都芸術大学店で販売開始しようと思っている。

でも、このカスカラ、美味しいだけではなく、ポリフェノールは赤ワインの10倍!

「モカ」で有名なイエメンでは、コーヒーといえば、むしろこのカスカラのことを差すほど(ちなみに、イエメンでは【キシル】と呼んでいる。)で、豆よりも果皮の方が高いほど。

そんなわけで、カスカラティーをお試しになりたい方は、水曜日以降に芸大店へ是非!

実は、今後数か国のカスカラを選べるようにしようかとも思っていたりする。

どうぞお楽しみに。

やればできるんだ

2021年12月13日 

今朝は、ちょっと外に出るのが嫌な寒さだった。

なんか本当に最近雲のない朝がないなぁ・・・

さて、今日は一気に200cc×15杯=3リットルの抽出が必要だったので、1~2杯用のドリッパー&サーバーで400cc抽出×3つと、3~5杯用ドリッパー&サーバーで600cc抽出×3つを一度にやってみた。

けっこう大変かな、と思ったが、意外と上手く行って、これなら同じコーヒーであれば、一度に15人分まで抽出できることが分かった。

そして、もし2人で同じことをやったら一度に30人分の抽出ができる!

これって、イベントのときなどにいいかもしれない。

これまで15人分なんて、一度に抽出無理と思って5~6人分ずつの抽出に分けていたが、これからは一気に行こう!

ペアリング

2021年11月8日 

今日もそんなに寒くない朝だった。

土曜日の日記に、芸大店長の山下も書いていた通り、コロンビア・ダークラムが週末から限定販売開始!

今朝、メルマガでお知らせしたところ、多くのご注文を頂き、日曜日に焙煎した5キロが全てなくなってしまう勢いなので、明後日は再び焙煎しなくては。

今日も何人かのお客様から「ダークラムはいつまでありそう?」と訊かれたので、「一週間程度は」とお答えしたが、このペースだと本当に一週間で売り切れになりそうな感じ。

ご希望の方はお早めにお求めください。

そんなダークラム、どんなお菓子と一緒に飲むのが良いか?ということを芸大のスタッフたちと話していたのだが、ダークラムを飲んだ後、スパイシーバナナケーキを少し口に入れたら思わずびっくり。

口の中に広がっていたラムの香りが、一瞬にしてスッと流されてリセットされてしまうではないか!?

口の中がスパイシーバナナケーキの香りになっているときに、再びダークラムを飲んだら、存外に爽やかで味わい深く感じる。

この組み合わせも、一度お試しいただけると面白いかも。

そんなわけで、恐らく今週末には品切れになりそうなコロンビア・ダークラム。

その次は、クリスマスブレンド2021が登場!

現在、ブレンドを試作中。

こちらもどうぞご期待くださいませ。

おもちゃ

2021年9月6日 

朝夕はずいぶん凌ぎやすくなってきた。

朝日と雲の雰囲気も、すっかり夏とは違ってきましたねぇ・・・

さて、先日おもちゃを購入した。

今年の第一便が入船したら、サンプル送るね。

と言われていたエチオピア・イルガチェフのサンプルが送られてきたが、ヴェルディの焙煎機は5キロ釜と10キロ釜なので、最低でも1キロ焙煎しないと釜が回らない。

今までは、生産国から送られてきたサンプルを商社が輸入前にカッピング会でテイスティングさせてくれたもので判断したり、とりあえず1キロ購入して焙煎してみていたが、コロナでカッピング会もままならず、入船して間もなく、まだ小分けもへったくれもない状態だとそうもいかず。

サンプルの300gだと焙煎機に入れられないため、超小型家庭用焙煎機を購入してみた。

ワンロット60gの焙煎ができて、ミディアムかダークの2種類の焙煎度合いが選択できる。

ミディアムは、1ハゼ終了直後に焙煎が終わるので、カッピングサンプルにはちょうど良い焙煎度合い。(かなり酸っぱいけど)

かなり煎りムラはあるが、まぁ、ポテンシャルを見るだけなので大丈夫。

3種類、立て続けに焙煎してみたが、一応ちゃんと焼けた。

評価的には、19/20のクロップと概ね同じで、ヴェルディにおける基準的な味と言えるのはGEDEB のGOTITI。

でも、CHELELEKTUも捨てがたい風味を持っていて、けっこう悩む。

恐らく、今回のサンプルロットは、すぐになくなってしまうので、どのウォッシングステーションのものにするか決めたら、1年分の量を契約をしなくてはならない。

ここで決めたものが、この一年間のエチオピア・ウォッシュドの味になるから、もうちょっと慎重に検討してみよう。

と言うことで、来月あたりからエチオピアもニュークロップに変わります。

どうぞご期待くださいませ。

このページの先頭へ