今朝は寒かった。

先日から、一部のお客様にはご試飲いただき、ご好評を得ている飲み物がある。

カスカラ茶!
「カスカラ」とは、コーヒーチェリーの果皮を乾燥させたもので、風味は甘酸っぱいハーブティーのような味と香り。
コーヒーは、チェリーの中の種の部分だが、そのはぎとった果皮と果肉は廃棄されるのが一般的。
ただ、普通に精製したものだと、衛生上の問題もあっておそらく飲用には適さないため、カスカラにはならない。
もし、普通に水洗式で取り除いた果皮をそのまま乾燥させてカスカラにするのであれば、けっこう安価にできるのだと思うが、飲用に耐えうる状態で精製するとなったら、かなり作業的には面倒なことだと思う。
そんなこともあって、カスカラのキロ当たりの単価はブルーマウンテンに勝るとも劣らない高価なもの。
現在ヴェルディでは、カスカラサブレに使っているのだが、これを店内飲食やお茶として(葉っぱではないので茶葉とは言えないが)販売するかどうか迷ったが、お召し上がりになった多くの方が「メニューにあったら飲みたい」と言ってくださっているので、来週の水曜日から、まずは京都芸術大学店で販売開始しようと思っている。

でも、このカスカラ、美味しいだけではなく、ポリフェノールは赤ワインの10倍!
「モカ」で有名なイエメンでは、コーヒーといえば、むしろこのカスカラのことを差すほど(ちなみに、イエメンでは【キシル】と呼んでいる。)で、豆よりも果皮の方が高いほど。
そんなわけで、カスカラティーをお試しになりたい方は、水曜日以降に芸大店へ是非!
実は、今後数か国のカスカラを選べるようにしようかとも思っていたりする。
どうぞお楽しみに。