自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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珈琲のことなど

通販も開始

2024年7月9日 

今朝、出町柳駅前から橋を渡って下鴨本通りへ出る手前、家庭裁判所横の交差点で右折しようとしていたときのこと。

ここは右折信号がない交差点なので、直進車が途切れたところで右折するのだが、その直進車が途切れて右折しようとしたところ、直進方向の横断歩道前に電動自転車のチャイルトシートに幼稚園児と思しき子供を乗せたお母さんがいた。

ただ、このお母さんはずっとスマホでメールか何かを打っていて、一向に進む気配がなく、その時点で歩行者用信号は点滅していたので、これは渡らないだろうと思って、ゆっくりと右折を始めた。

右折を始めたところで、自動車用の信号も直進方面が赤になったので、少しスピードを上げようとした瞬間、ハッとした顔でスマホから目を離し、前を見た電動自転車子連れお母さんが、私が右折しようとしていることにも気づかず、勢いよく信号無視で渡り始めたではないか!

普通の自転車なら、走り始めはスピードが出ないものだが、電動自転車は一気に加速するので、あやうく接触しそうになったが、間一髪ブレーキが間に合った。

万一接触していたとしても、スピードも出ていなかったので、跳ね飛ばすほどの勢いで当たることはなかっただろうし、ドラレコ映像があるので過失割合は低くなるかもしれないが、子供が乗っていたことを考えると自転車がコケただけでも子供は怪我をするかもしれない。

なかなか刺激的な朝だった。

さて、気を取り直して、本日より店舗では販売を開始したブラジル・イバイリ

先ほどから通販でも販売を開始いたしました!

昨日も試飲したが、一夜明けて今日も試飲したところ、小粒なのに非常に力強さもあり、けっこう味が詰まっている感じで、オーソドックスな中に甘みとパンチの効いた、ある意味玄人好みのコーヒー。

最近、フルーティーな風味とか、派手な味のコーヒーが多い中、個人的にはこういったコーヒーらしいコーヒーの中でも、本当に上等な味のものが少なくなっている気がする。

ある意味、ヴェルディっぽいコーヒーかもしれない。

仕入れ値からすると、本音では1,200円/100gくらいつけたい商品ではあるが、より多くの方にお試し頂きたいので、今回は950円で販売。

本当のコーヒー好きを自認する方には、ぜひお試し頂きたい一品です。

明日から

2024年7月8日 

おかげさまで、昨日で限定販売のマラウイは、通販・北白川・高島屋で豆および店内とも販売を終了。

下鴨については、残り2~3杯分だけ豆が残っている状態なので、マラウイをお召し上がりになりたい方は、早めに下鴨店へお越しください。

そして、次の限定コーヒー「ブラジル・イバイリ」を本日北白川で焙煎。

このコーヒーは、本当に小粒で火通りが良すぎるため、テストローストのときは、通常だと中煎り程度で止まるはずが、2ハゼまでしっかり行ってしまい中深煎りになってしまったので、本番では中煎りで止めようと思い、火力を少し弱めてみた。

が、想像以上に火通りが良く、少し行き過ぎたかと思ったが、ハゼの部分で言うと、1ハゼが終わってすぐくらいなので、中深までは行っていないはずなのに、けっこう色は濃いめ。

すぐさま焙煎後に試飲したら、味的には中煎りの少し深めなところで、【まったりとした甘み】がしっかり感じられるものに仕上がった。

このコーヒーは、17世紀にイエメンからインドへ渡った後、ジャワ島へと持ち出された、通称「モカ種」に、現在流通しているアラビカ種のほとんどの母体品種である「ティピカ種」と「ブルボン種」を掛け合わせた、超母体品種と言えるもの。

そんなこともあって、粒は極小で生産性も悪く、正直言って商業的に言えば決して良い品種ではないが、さすが原点の品種と言うべきか、奇を衒った味ではないが、しっかりと王道のコーヒーらしさがあり、しかも通常のティピカやブルボンと比べても甘みが強い。

王道中の王道と言える味わいのコーヒー。

そうなれば、やはり下手に浅く浅く焙煎するのではなく、王道の焙煎をしてこそ良さが引き出されるのではないかと言うことで、深めの中煎りに仕上がっています。

髙島屋と下鴨は明日から、通販は明日9日の夜から販売を開始予定。(現在まだページは公開していません)

今回は20キロしか仕入れられなかったので、けっこう早くなくなるかと思います。

ご希望の方は、お早めにお求めください。

次の限定コーヒー

2024年6月27日 

現在販売している限定コーヒーのマラウイ・ダークローストは、おかげさまでご好評いただいており、販売開始1週間に満たないのに、仕入れた30kgの半分が売れてしまった。

今回は、ちょっと時間がかかるかと思って、のんびり構えていたのだが、滅多に限定コーヒーで深煎りを出さないからか、予想以上に多くのお客様にお求め頂いている。

そんなわけで、昨日は次の限定コーヒーのテストローストをしたのだが、通常だと豆の性質を見るためのサンプルローストは、中煎りで仕上げているのに、今回の豆は非常に小粒なので、ほぼ深煎りになってしまった。

サンプルロースターは、熱量の調整ができないため、普通の豆だと中煎りに仕上がるところが、深煎りになってしまったわけである。

で、今度の豆がどれほど小さいかと言うと・・・

左から「エチオピア・在来種」「ティピカ種」「ブルボン種」そして、一番右が、次の限定コーヒー。

恐らく史上最小サイズ。

どんな豆かは、7月1日発行の月刊紙に書いておりますので、楽しみにお待ちください。

販売開始!

2024年6月11日 

今日は真夏のような暑さ。

いつもホットをお召し上がり下さるお客様も、今日はアイスと言う方が目立った。

そして、本日よりブラジルのセラード地域で毎年開催されている

Cup of Progressive Cerrad の Washed 部門優勝豆販売をスタート!

こちらは、20キロ限定入荷のため、売り切れ次第終了となります。

で、この豆のどこがProgressive なのかと言うと、コーヒーを美味しくするために土壌改良からスタートして、農薬や化学肥料を極力抑え、自然の力で木の持つポテンシャルを引き出し、風味を良くしたということになります。

具体的には、以下の4つのことが柱となります。

コーヒーの木の周りに、大根系の野菜を植えることで、大根ができてそれらを抜いた後、土に隙間ができて雨水の浸透力が増し、コーヒーの木が水分を吸収しやすくすること

農薬を使ってコーヒーにつく害虫を殺すのではなく、その害虫の天敵になる虫が好む草を農道に植えることで、害虫を駆除して農薬を使わないようにすること。

木々がうっそうと茂る森林の土壌から、木の根に栄養を運ぶバクテリアを採取、それらを森の土と一緒に水で混ぜて培養して散布することで、手を加えていない自然な状態の森林と同じような土壌環境を作ってやる。

上記、コーヒーの木につく害虫の天敵用に植えた雑草をコーヒーチェリーの収穫前に刈り取り、堆肥にして散布することで、自然の肥料となって先の大根や微生物の効果を最大限に引き出し、木々が十分な栄養を吸収して元気に育つようにすること。

そういった農法により、以前の農薬や化学肥料を使っていたころよりも、木々は元気になって、風味も良くなりました。

手間もコストもかかる栽培方法ではありますが、自然の力で風味をよくするよう日々努力している「ドナ ネネン農園」のブルボン種、ぜひ味わってみてください。

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