自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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店主のお仕事

NG Word

2021年9月15日 

今日も外に出た瞬間は肌寒さを感じたが、歩いていたら汗ばんでくる。

まぁ、珈琲の産地のような季候といった感じかも。

このところ、コーヒーの焙煎セミナーを受けに来て下さる方が多いということは先日の日記にも書いたが、基本的にヴェルディのコーヒーセミナーは一般の方向けでプロまたはそれに準ずる方は対象外にしている。

と言うか、プロまたはプロを目指している人に教えるのであれば、内容も変われば受講料も一桁変える必要があるから、もしプロが受けに来ても一般の方に対して以上のことは教えられないわけだったりする。

が、今日来た方は焙煎機も3キロ釜を購入して、これから商売にしようとしているとのこと。

さらに、一昨日の人は「大阪でバリスタをやっています」と。

ただ、そのバリスタ君、実はうちの娘の幼馴染で、もう彼が幼稚園のころから知っているので「大きくなったね」と。ご両親とも旧知の間柄なので、会話も弾んで楽しく講座ができた。

が、私はどうも「barista」という表現が好きではない。

他の人が「私、バリスタです」と言う分には、そうですか、といったところなのでどうでも良いのだが、たまに外でコーヒー講座なんかをやって、しかも抽出講習の時間があったりすると、私のことを「続木バリスタ」と紹介されることがある。

そんなにプライドが高いわけではないが、バリスタと呼ばれると、どうも私的には違和感を覚えて嫌なのである。

昔オペラを聴きにイタリアへ行ったことがある。

もしかしたら、今は違うのかもしれないが、イタリアでbaristaと言ったら、バルでソフトドリンクを作る担当者という意味以上でもそれ以下でもない。

つまり、日本の飲食店で言ったら、単に飲食店のドリンク担当。

しかも、カクテルを作るといったことや、料理には手が出せない、店の中では決して高い地位にいる人ではないというのが私の認識なので、最近baristaが敬称のように扱われていることに違和感を覚えずにいられない。

※ 一般的なバリスタの意味は こちら

ただ、最近は技術を競うコンテストなども行われているので、「バリスタ」の前に「○○優勝」とか、そういう冠をつけたら敬称になるのだが、私の感覚では「バリスタ」というのは敬称ではなく職種を表しているだけの言葉なので「プログラマー」とか「ドライバー」というのと同じこと。

私の場合、豆の買い付けから選定、焙煎、ブレンドもするし、店で出すフードやスイーツのレシピも考えつつ、当然抽出もするから極狭義で言えばバリスタかもしれないが、ヴェルディにおいては単なる抽出担当者ではないのだけどなぁ・・・と思ってしまうわけである。

なのに、講座の講師として紹介されるとき、日本語に訳したら「ヴェルディの続木抽出担当です」と言われているわけで、そう紹介されたら「単なる抽出担当ではないんだけどな」と、テンション下がった中で講座をしなくてはならなくなる。

じゃぁ、なんて呼んだらいいんだ?と訊かれたら「ヴェルディのマスター、続木です」が一番しっくりくる。

取引業者の方なんかは「社長」と呼ぶが、正社員7人の零細企業、社長というのはどうもしっくりこないので、自社の社員には「マスター」と呼ばせているし、お客様からも「マスター」と呼ばれるから、やはり一番呼ばれ慣れていて違和感がない。

さらにいうと、「マスター」って、ヨーダやオビワンと同列ってことで、何となくフォースと共にいられそうな気にもなる。

もしかしたら、それが一番の理由かもしれないが、まぁ、そんなわけで、たまに私をバリスタ呼ばわりする人がいますが、それ、私にとってはNG Wordなので、この日記を読んだ方は決してそう呼ばないようお願いいたします。

ホームロースター

2021年9月13日 

雲の多い朝、歩きながら感じる空気感では、雨が降りそうに思っていたが、帰宅して天気予報を見たら雨マークはついていない。

結局一日「晴れ時々くもり」の天気予報通りだった。

さて、このところ芸大店で行っているコーヒーセミナーへの申し込みが増えている。

Google で「コーヒーセミナー 京都」と検索したら、だいたい広告の次の1番目か2番目に表示されるということもあるだろうが、けっこう遠方からお越しになる方も少なくない。

これまでなら、ヴェルディへちょくちょくご来店くださっていたお客様がご参加下さるというパターンも多かったのに、ここ数か月は初めての方の比率が高い。

コロナの影響で、自宅時間が増えて、珈琲に関心を持つ方が多くなったことも考えられるが、お話をしていると「ホームロースター」を持っているという方が散見できる。

私はコーヒー屋になる前、パン屋で働いていたのだが、「ホームベーカリー」なる家庭用のパン焼き機が登場して、多くの方がご自宅でパンを焼くようになったらパン屋はどうなるのか?なんて考えたことがあった。

しかし、パン屋は目立って減ることなく、むしろ個人店を中心に増加傾向。

では、この「ホームロースター」の登場はコーヒー屋に影響があるのかどうか。

私も先日サンプルロースト用にホームロースターを購入してみたが、純粋に味だけを見ると、焙煎当日と翌日あたりならけっこう美味しく飲めるから侮れない。

それを踏まえて一つ言えることは、自家焙煎店はホームロースターと圧倒的に違う「何か」を提供できないといけない、ということだろうか。

今日も焙煎セミナーをさせてもらい、定休日を挟んで明後日もご予約が入っている。

セミナーの折、焙煎の理論について限られた時間なので簡単な説明にはなるが、図解で説明したら、みなさんプロが持つべきスキルについて、そんな簡単なものではないと納得して下さるのだが、ホームロースターの登場は多くの人が焙煎を簡単なものと捉えてしまう可能性もある。

一方で、逆に焙煎について関心を持つ人が増えるということもある。

ヴェルディのセミナーが、そういった方々に対して、本当の知識を持っていただけるとっかかりになれば、と、感じつつセミナーを開催する今日このごろ。

おもちゃ

2021年9月6日 

朝夕はずいぶん凌ぎやすくなってきた。

朝日と雲の雰囲気も、すっかり夏とは違ってきましたねぇ・・・

さて、先日おもちゃを購入した。

今年の第一便が入船したら、サンプル送るね。

と言われていたエチオピア・イルガチェフのサンプルが送られてきたが、ヴェルディの焙煎機は5キロ釜と10キロ釜なので、最低でも1キロ焙煎しないと釜が回らない。

今までは、生産国から送られてきたサンプルを商社が輸入前にカッピング会でテイスティングさせてくれたもので判断したり、とりあえず1キロ購入して焙煎してみていたが、コロナでカッピング会もままならず、入船して間もなく、まだ小分けもへったくれもない状態だとそうもいかず。

サンプルの300gだと焙煎機に入れられないため、超小型家庭用焙煎機を購入してみた。

ワンロット60gの焙煎ができて、ミディアムかダークの2種類の焙煎度合いが選択できる。

ミディアムは、1ハゼ終了直後に焙煎が終わるので、カッピングサンプルにはちょうど良い焙煎度合い。(かなり酸っぱいけど)

かなり煎りムラはあるが、まぁ、ポテンシャルを見るだけなので大丈夫。

3種類、立て続けに焙煎してみたが、一応ちゃんと焼けた。

評価的には、19/20のクロップと概ね同じで、ヴェルディにおける基準的な味と言えるのはGEDEB のGOTITI。

でも、CHELELEKTUも捨てがたい風味を持っていて、けっこう悩む。

恐らく、今回のサンプルロットは、すぐになくなってしまうので、どのウォッシングステーションのものにするか決めたら、1年分の量を契約をしなくてはならない。

ここで決めたものが、この一年間のエチオピア・ウォッシュドの味になるから、もうちょっと慎重に検討してみよう。

と言うことで、来月あたりからエチオピアもニュークロップに変わります。

どうぞご期待くださいませ。

芸大店は明日から再開

2021年8月13日 

今日は一日雨。

京都もけっこう激しかったが、九州の方は水害も出ている様子。

テレビを見ていると「去年も、十年に一度の水害と言われていたけど、もう毎年そんな水害が出る」と避難所でインタビューにこたえている人の話が、このところの天候不順を端的に表しているように思えた。

そんな今日は、芸大店へ行って明日からの営業再開に向けた準備。

とりあえず、止めていた製氷機の電源を入れたり、仕込みに必要な材料を買い出しに出た後、プリンを作り、コーヒーゼリーを仕込み、ガトー オ ショコラにつけるアングレーズソースを焚いて、ミックスジュースの素を作り・・・

と、一人でやっていると存外に時間がかかってしまった。

仕込みが終わったら、業務用の珈琲豆の配達回り。

なぜか、配達中に一番雨が激しく降り、ちょっと天気の嫌がらせか?と思いつつ。

でも、前が真っ白になるほどの雨の中配達をしていると、傘はあっても豆に雨がかからないように気を遣うため、けっこうずぶぬれになってしまう。

配達をしながら、カッパを着て宅配をしている宅急便の人たちを見ていたら、コロナ前より通販でご注文下さるお客様が増えているため、私たちも通販で多くの豆を送っているが、配送をしてくれている業者さんは、雨の日も猛暑の日も、こうして走り回るわけで、本当に大変なお仕事だと実感する。

せめて不在で何ども足を運ばせることがないよう、日時指定をしたら、その時間はちゃんと受け取れるように待機しておこうと思うのだった。

そんなわけで、芸大店は明日から営業を再開いたします。

仕込みに3日間かかるパテが作れないため、「パリジェンヌのお昼ご飯」は今週末提供できませんが、カレープレートとウイークエンドランチ、ホットサンドは通常通り販売いたします。

なかなか遠くへの外出が難しい昨今、お盆休みのひとときをぜひヴェルディでお寛ぎくださいませ。

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