自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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音楽レビュー

ヴェルディ≒パールマン?

2025年9月18日 

今週は第三週だったので、通常だと下鴨店は月火がお休みだったのだが、月曜が祝日のため変則的に火水がお休みになった。

ただ、昨日は商談なども入っていたため、お昼過ぎまでデスクワークをして、午後からは髙島屋への配送と商談など。

そんなわけで、今日は私も久しぶりにお休みを頂いた。

で、実はこのところサン=サーンスがなんだか好きでよく聴いているのだが、最近中古で購入したサン=サーンスの交響曲や協奏曲全曲が収録されているCDのBOXから、ヴァイオリン協奏曲第3番を聴いてみた。

サン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番

ウルフ ヘルシャー(Vn)

P.デルヴォー指揮 ニューフィルハーモニア管弦楽団

1977年の録音なので、ヘルシャーが35歳のときの演奏ということになるのだが、実は私自身ヘルシャーというヴァイオリニストの演奏は、このCDを聴くまで耳にしたことがなかった。

が、これがスゴイ演奏で、もしかすると何年か後に本人が聴いたら、ちょっと恥ずかしくなるかもしれないと思うほど、少々やりすぎな演奏だった。

で、こういった突出した演奏を聴いたら、他の演奏も確かめたくなるもので、休みをいいことに手元にある他の2枚も聴いてみた。

左:チョン・キョン・ファ(Vn)

L.フォスター指揮 ロンドン交響楽団

右:イツァーク・パールマン(Vn)

D.バレンボイム指揮 パリ管弦楽団

実は、ヴェルディのYouTubeチャンネルの中にある 木の実の塩タルト の動画に使ったBGMは、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番。

けっこう好きな曲なのだが、こうやって改めて3枚を聴き比べるとなかなか面白い。

チョン・キョン・ファの演奏は、音大を首席で卒業した人が、初めてのコンサートで弾いているような、正直演奏者の個性は感じられないので面白くはないが、この曲がどんなものかを聴くには最適と言った演奏。

一方、パールマンは、この曲の良さを引き出しつつ、演奏者の個性もしっかりと前面に出つつ、押し付けがましくはならない感じで、しっかりと技巧も聴かせてくれる。

歌うところは雄弁に歌い、テクニックを聴かせるところは、しっかりと腕を奮う演奏で、パリ管の色彩豊かな音色と、伴奏というものを知り尽くしているバレンボイムのタクトも良い協奏をしている。

この3枚の中では、面白さという点ではダントツでヘルシャーなのだが、38歳にして円熟の演奏を聴かせるパールマンのそれと違い、35歳のヘルシャーは、演奏そのものはスゴイの一言なのだが、ちょっと前のめりになってしまっていて、特に第3楽章のスピード感などは、もう少し落ち着いてもよさそうな感じ。

3枚を聴きながら、ヴェルディのコーヒーは、いったいどの奏者の演奏のようなものが良いのか、なんてことを考えてみると、やはりパールマンなのだろう、と。

個人的にはヘルシャーの演奏が好きではあるものの、ともするとパフォーマンス過多になってしまい、すごいテクニックがあることは分かっても、毎日普通に飲む(聴く)には、ちょっとしんどいかな・・・

そういう点では、しっかりと個性を出しつつ、技巧の素晴らしさも魅せつつ、それでも毎日飲んで(聴いて)もしんどくないのがパールマン。

チョン・キョン・ファの演奏は、大手ロースターさんの仕事であって、ヴェルディがやったのではお客様の期待に応えられないか、という感じ。

オーケストラの演奏とコーヒーを対比させるのには、ちょっと無理があるかもしれないが、聴き比べてみると、ちょっと例えてみたくなったので。

そんなわけで、明日からの営業も頑張ろう。

殺菌漂白剤

2025年9月11日 

毎日営業終了後に、食器を拭く布巾やテーブルを拭くダスターなどは、殺菌と漂白をしているのだが、昨日その漂白剤が切れたので、ドラッグストアに買いに行った。

すると「キッチンハイター」は178円、その横にあったPBの「キッチンブリーチ」は98円。

内容成分を見ても、ほとんど同じ。

なら、まぁ、普通なら98円のキッチンブリーチを購入するわけで、私もそうしたのだが、遠目に見ると並んでいるハイターとブリーチは同じものに見える。

それもそのはず、両方ともボディカラーはミントグリーンで、フタはピンク。

なんか、この色の組み合わせのボトルを見ると、即ちキッチン用の漂白剤というイメージになるわけで、他のドラッグストアのPB漂白剤も、だいたいがこのカラー。

ある意味イメージってすごいなぁ・・・

と、思うのであった。

そんな今夜は、ベートーヴェンの交響曲7番。

ここ数日、いろいろと思考がネガティブになることの多かったので、ちょっと元気になれそうな曲を選んでみた。

ベートーヴェン 交響曲第7番

カルロス・クライバー指揮 バイエルン国立管弦楽団

1982年5月3日 ミュンヘン国立劇場でのライヴ録音

クライバーの7番と言えば、1976年にウィーンフィルとのセッション録音が一般的だが、このライヴ盤は同じ日に4番とともに演奏されはしたものの、長らくCD化されていなかったもの。

正直言えば、凄い演奏。

バイエルン国立の木管がビブラートを効かせて、ものすごく生き生きと演奏しており、テンポも非常にダイナミック。

演奏の粗さはあるが、技術不足による粗雑さではなく、ライヴならではの熱気と言おうか、76年のVPOとは全く違う曲に聞こえてくる。

2楽章のラスト、スコアはアルコのところをピチカートで終えている演奏は、私が持っているCDではクライバーとクレンペラーだけなのだが、消え入るようにピチカートで終えるクレンペラーと違い、クライバーは、はっきりとピチカートを主張している。

この部分は76年盤とも変わらず、バシッとピチカート。

こだわりがあるのだろう。

とりあえず、76年盤を聴くより、こちらのライヴの方がネガティブな思考のときは元気になれる気がする。

名盤か迷盤か、意見は分かれそうだが、私としては、こんなに楽しいバッカス交響曲は他にないように思った。

売価改定

2025年9月4日 

この1~2年でコーヒー生豆の価格が高騰、と言うより暴騰している中、ヴェルディでもコーヒー豆の価格改定を余儀なくされ、お客様には申し訳ないと思いつつ、それでも原料の価格が2倍以上になってしまうと、さすがに売価を維持できないため、売価改定をさせて頂きました。

しかし、価格が上がっているのはコーヒー生豆だけではなく、実はヴェルディの自家製焼菓子に使っている原材料費もこうとうを続けており、こちらの現在の価格では販売ができない状態になってまいりました。

最も厳しいのが、バターの価格で、そもそもバターそのものが品薄で、入手困難になっている上、価格も3か月前と比べると、約2倍になってしまいました。

また、来月からは抹茶フィナンシェに使っている抹茶の価格も2倍以上になってしまうため、それらを含めて原料価格を計算したところ、焼菓子の価格も大幅に上げなくてはならなくなってしまいました。

そのようなわけで、今月中旬より、フィナンシェやパウンドケーキ等焼菓子の価格を改定させて頂くことになりました。

誠に申し訳ございませんが、どうぞご理解賜りますようお願い申し上げます。

さて、このところ何かと慌ただしくしており、夜にゆっくり音楽を聴いている時間もとれなかったので、今夜は久し振りに一曲聴くことに。

お客様からお借りしたプレートルのCD3枚の中から、今夜はブルックナーの8番。

ブルックナー 交響曲第8番

プレートル指揮 ウィーン交響楽団

2008年2月の録音なので、御年83歳での演奏。

私が持っているプレートルの録音は、全てオペラなので、オーケストラ指揮者というイメージはないのだが、この曲でもプレートル節と言おうか、店舗を自在に操り独自の解釈で切り込む姿勢はオペラ同様楽しめる。

第一楽章は、ともすると素っ気なく聞こえるほど、早めのテンポで進むが、手兵のVSOは、プレートルが何をやりたいか熟知している風で、しっかりと押し引きが聴いて撮れる。

第二楽章も淡々と進んでいるようでいて実は繊細。

テンポだけで見ると、チェリビダッケなどを聴いていると、全く違う曲に感じるほど。

私は、ブル8のアダージオが神々しくて大好きなのだが、プレートル盤を聴いてみると、主旋律とオブリガートのバランスが絶妙で、聴かせるところは思いっきりじっくりと聴かせつつ、全体的には過剰に膨らませることなく整然と整えているという印象。

恐らく私がブルックナーを聴くとき、チョイスする可能性はなかったであろう、プレートルのブルックナーが聴けて、良い夜であった。

そんな夜、帰り道に遭遇した前を走る車。

ちょっとこの車の近辺、走りたくないなぁ・・・

販売開始!

2025年8月27日 

ご好評いただいておりました22周年ブレンド=ダークモカブレンドも、残り僅かとなり、次の限定コーヒーがすでにスタンバイしています。

今回の限定コーヒーは、コロンビア・フローラル カスティージョ。

俗にいうアナエロビックなのですが、そんなに強いアナエロ独特のフレーバーはなく、マイルドで飲みやすい中、フローラルな余韻が心地よいコーヒーに仕上がっています。

ダークモカブレンドが深煎りだったのに対し、今回は中煎りなので、その違いもお楽しみ頂けるかと思います。

ぜひお楽しみください。

そして、今夜は早めに帰って、お客様からお借りしているCDを聴きたいと思っていたのですが、月刊紙の入稿締め切りが迫っており、ちょっとバタバタしているので、今夜はこのへんで。

やはり、夜はゆっくりリラックスタイムを作りたいですねぇ・・・

早く仕上げよう。

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