自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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音楽レビュー

こんな日も・・・

2026年3月3日 

今日はひな祭り。

だからと言って、娘も大きくなった今、特に何かするわけではないので、そう言えば子供が小さかった頃は、ちらし寿司を作ったり、なんだかんだあったなぁ・・・と、思い出すのであった。

そんな今日は、朝から雨。

この前雨が降った日は、お客様も少なくなるかと高を括っていたのに、朝から大忙しで準備不足に泣いたが、今日はお客様の足も湿りがち。

ここ1か月ほどで、最も閑散とした店内の一日だった。

お客様商売というものは、いろんなことに影響されるから、まぁ、こんな日もあるさ、と言うことで、明日から頑張ろう。

と言うことで、今夜は先日お客様からお借りしたこちら。

ショスタコーヴィッチ 交響曲第10番

カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

1969年5月29日 モスクワでのライヴ

カップリングにバッハのブランデンブルク協奏曲が入っている。

が、バッハは私の超専門外なので、ここではスルー。

カラヤンと言う人、他の方はどう思うか分からないが、私はライヴでこそ輝く指揮者だったと思っている。

幸いなことに、ブラームスの交響曲を全て生演奏のカラヤンで聴けたのだが、その感動を忘れぬうちに購入したLP(当時、まだCDは存在していなかった)を聴いて高校生ながら「あれ?」と思った。

カラヤンの内なる小宇宙の中をゆっくりと航海するBPOの心地よい音に酔っていると、ここぞでカラヤン銀河の壁を破り、音が大解放されてBPOという帆船が、宇宙船のごとく高揚していく様は、ライヴでしか味わえないマエストロの芸術のように思えた。

そこで、このショスタコ。

カラヤンはショスタコの交響曲10番しか録音していない。

15曲もある交響曲の中でたった1曲、10番だけなのである。

ドイツとソ連という、いろいろと複雑な事情、特に心情的なものもあったのかと思わないでもないが・・・

個人的にショスタコの交響曲の中では、6番、8番、9番、11番が好きなので、この10番はその狭間にある曲。

しかし、この演奏を聴くと、カラヤンと言う人がショスタコに求めたのは、その内包性だとか、社会性ではなく、むしろスターリンの影響や戦争(戦勝)肯定の意味合いがある曲を除外した上で「どの曲なら美しさを表現できるか」という観点だけだったのかもしれないと思える演奏であった。

第一楽章は、シベリウスの交響曲的な演奏のように聞こえるが、3楽章以降はDSCH音型が全開の中、小澤征爾がリヒャルトを振っているのではないかと思うような演奏に聴こえた。

ただ、カラヤンはシベリウスを演奏するときも、北欧の雰囲気と言うよりも重厚な音で録音する傾向があったので、ドイツ的シベリウスとドイツ的ショスタコといったところか。

面白いし一般の人にはウケがいいけど、私個人的に好きかと訊かれると決して好きではない演奏。

珈琲に例えると、アナエロビックのような感じかもしれない。

真偽のほどは・・・

2026年3月1日 

早いもので、今日から3月。

この2月、下鴨店と京都髙島屋S.C.店は、2月とは思えない成績で終われたのだが、そんな中でもなぜか下鴨店の週末モーニングは不振続きだった。

そう思っていたら、常連のお客様から「2月末で白川今出川のワールドコーヒー本店が閉店するから、みんなそっちへ行ってるんとちゃう?前通ったけどすごい並んでたわ」と。

たしかに、2月週末の朝は、常連のお客様しかご来店にならなかった。

そうなのかな?
と思っていたら、今日は朝から大忙しで、開店前に7斤あったトースト用のパンが、10時頃には売り切れになってしまった。

昨日でワールドコーヒーさんは営業終了されているので、お客様が戻ってきた?

どうなんでしょうねぇ・・・

そんな今日から期間限定のフィナンシェが登場!

さて、今日はお客様から「カラヤン イン モスクワ」というCDを貸していただいた。

2枚組で、1枚目はベートーヴェンの運命と田園。

2枚目にショスタコーヴィッチの交響曲第10番が入っているのだが、これがなかなか・・・だそうで、今夜はこれを聴こうかと思っていたのだが、今日はなかなか慌ただしく、ショスタコな気分ではなかったので・・・・

パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番

トマ指揮 トマ室内合奏団 ヴァイオリン:カントロフ

何となく、一日慌ただしく過ごした後は、こういう単純明快な曲がいいですねぇ

ライヴということもあり、ちょっと粗さは耳につくものの、逆にライヴでしか味わえない演奏というのもあるわけで、けっこう楽しめる一枚だった。

珈琲店めぐり part 3

2026年2月10日 

日曜日の日記を昨日書いたので、ちょっとペースが1日遅れてしまっているが、今日は昨日の月曜日のこと。

朝、北白川へ行って事務作業と焙煎を終え、髙島屋へコーヒー豆を届けた後、再び COFFEE HOLIC に参加しているお店巡り。

まずは ブルームコーヒー さん。

例によってこちらのハウスブレンドと、お昼を食べていなかったので、トーストも注文。

カウンターに座ろうと思ったが、奥のテーブルへ行くように言われる。

テーブルには、無断での撮影や、携帯電話での会話を禁止することを書いたPOPが。

なので、写真を撮って良いか伺ったら、テーブルの上だけなら良いと許可を得たのでテーブル上だけを撮影。

何気にヴェルディ下鴨店もそうだが、月曜定休のお店が多く、行ける店が限られる。

そこで月曜日も開いている SARUT COFFEE さんへ。

こちらでもブレンドを頂いた。

店内には私の他にご夫婦と思しきお二人組が一組。

どうやら、COFFEE HOLIC に参加されている自家焙煎店の方のようで、ご店主と親しげにそんな感じの会話をされていた。

そんなわけで、先週・今週と合計7店、参加店舗の半分を回ったので、ぼちぼち珈琲店めぐりはやめて、休みの日はしっかりと普段手が回っていない仕事をする時間に充てなければ。

ということで、珈琲店めぐりは今回がひとまず最終回。

必要なタスクが終わっていないのに、2週続けて仕事をさぼってしまった感は否めないが、久しぶりに他のお店を回れてちょっと良かったかも。

で、この日記を書きながら聴いているのはこちら。

ベートーヴェン 交響曲第7番

クレンペラー指揮 フィルハーモニア管弦楽団

ベト7は、クライバーが愛聴盤だが、1955年に録音されたクレンペラー盤は、バッカス交響曲らしからぬ?重厚で英雄的演奏。

しかし、一音一音がしっかりと刻まれるこの演奏、ちょっと違う曲に聴こえてしまうような雰囲気もあるが、これはクレンペラーでないとできない演奏なのだろうと思う。

あまり細かいことを考えたくないとき、よくベートーヴェンの7番を聴くのだが、クレンペラーの演奏は、けっこうこの曲のことを考え込んでしまう1枚。

私が生まれる10年も前に録音されたはずなのに、音質もすこぶる良くて、愛聴盤にはならないものの、たまに引っ張り出して聴きたくなる名盤だと思う。

珈琲店めぐり part 2

2026年2月3日 

昨夜は翌日がお休みということもあり、4時ごろまでパソコンに向かっていたので、今朝はちょっとゆっくりして、9時半頃から活動開始。

と言っても朝から外出したわけではなく、ちょっとゆっくり音楽鑑賞から。

「アート オブ スヴェトラーノフ」という20枚組のBOX.

指揮者スヴェトラーノフがソビエト国立交響楽団と1070年代後半に残した録音のBOXセットで20枚組。

チャイコフスキーとブラームスは交響曲全集となっており、ショスタコーヴィッチやベートーヴェン、ブルックナー等に加え、レスピーギやサン・サーンスのsym.3番やドヴォルザークの新世界なども入っているバラエティー豊かな内容だが、いかんせん20枚組は聴き終えるのに時間がかかる。

そこで、休みの日なのをいいことに、まだ聴けていなかったレスピーギなんかを聴いてみたり・・・

でも、こうしてスヴェトラーノフでいろいろ聴いてみると、その曲のその演奏がどうか、と言うより、スヴェトラーノフという人がどんな思考回路で、どんな演奏をしたいと思っていたかということが浮き彫りになる。

彼は、なかなか劇的な表現が好きな人で、緻密なように思っていると、いきなり大げさなほどにテンポをいじってきたり、面白い反面、曲によってはうっとうしさすら感じる場面があった。

特に、サン・サーンスなどは、ちょっと胃もたれしそうな演奏だし、ドヴォルザークに至っては、この曲の良さが損なわれるようにも思う。

チャイコフスキーなどは、聴いていて違和感なく耳に入ってくるのに、サン・サーンスの大げさなテンポ取りなどは、シリアスなドラマが展開される映画を見たいと思っていたのに、三谷幸喜監督の作品を見せられてしまったような感じ。

が、それも含めてスヴェトラーノフ。

ブルックナーのアダージォなどは、かなり好きな演奏だった。

要するに、作曲家が作った曲でありながら、そこで奏でられる演奏は、指揮者の人となりの表現になってしまうということ。

ただ、指揮者がどんな解釈をして、どんな表現がしたくても、オケが良くないとそれを具現化はできない。

スヴェトラーノフのブルックナーは、この盤の他に「スウェーデン放送交響楽団」を振ったものを持っているが、正直オケがイマイチで、スヴェトラーノフの良さが半減しているように感じた。

そんなことを思いながら、コーヒーに目を移すと、以前の月刊紙にも書いた通りで、生豆=曲(譜面)、焙煎士=指揮者、焙煎機=オーケストラ。

コーヒー店巡りをすると言うことは、その店で提供してる豆の味を楽しんでいるようで、実は、その店の主(焙煎責任者)の人となりを味わっているものなのだろう。

さて、本日回ったお店。

まずは一番北の方にある 珈琲工房4331 さんへ。

サイフォンで提供される。

こちらのブレンドは、すっきり系だが、サイフォンだけあって、香りも立っていた。

そのまま大宮通を南下して 粉屋珈琲 さんへ。

こちらは、全席喫煙可なので、正直行こうかどうしようか迷ったが、勇気を出して入ってみると、いきなり「あ、続木さん」と・・・

これまでの3軒は、私のことなど一見のおっさん的な対応だったが、粉屋さんでは顔バレしてしまっていた。

サイフォンで提供されるブレンドは、けっこうなスモーキー系で、かつて名店の誉れ高かった、今はなくなった表参道の大坊珈琲店のマイルドバージョン的な風味。

そこから南西へ下がって、 京都珈道 さんへ。

こちらも入って席に着き、浅めと深め2種類あるブレンドの中から、浅めの方のブレンドを注文。

珈琲を出されたとき「ヴェルディさんですよね」と・・・

昨日の2軒と今日の1軒目は、私の顔が知られていなかったので、この調子で全店フツーに一見客としてサッと飲んでサッと帰ろうと思っていたのだが、意外と私の顔を知っている方お2人もいてびっくり。

やめておけばよいのに、いろいろと訊かれたら、けっこうしゃべってしまって後悔。

まぁ、最近の若い人がやっているお店は、ヴェルディなんて存在すら知らないところが多いと思うので、これ以降は私のことを知っている店に出くわさないとは思うが、また時間を見つけてコーヒー店をめぐってみよう。

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