自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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音楽レビュー

カラスとヴェルディ

2026年5月11日 

ゴールデンウィークも終わり、今日は下鴨店が定休日。

私はお昼頃から北白川へ行って、連休中にできなかった仕事を片付けていたのだが、通販発送拠点の北白川は、今日もけっこう慌ただしく発送準備をしている。

例年GW期間中は、通信販売のご購入が落ち込むところ、今年は有難いことに昨年の倍近いオーダーを頂き、髙島屋閉店で焙煎量が減るかと思ったのに、逆に豆が足りないほどになってしまった。

明日から、また焙煎を頑張らねば。

そんなわけで、今日は終日仕事と言うわけではなかったので、時間に余裕もあったため、帰宅後は少しゆっくりオペラのCDを聴いてみた。

プッチーニ トスカ

トスカ:マリア・カラス

カヴァラドッシ:カルロ・ベルゴンツィ

スカルピア:ティト・ゴッビ

ジョルジュ・プレートル指揮 パリ音楽院管弦楽団

個人的に、マリア・カラスという歌手は、どのオペラのタイトルロールを歌っても素晴らしい人だとは思わない。

きわめて個人的な感想で言うなら、カラスという類稀なる歌手の場合、はまり役はとことん素晴らしいが、イメージがあまり合わない役柄は、カラスの個性が邪魔をしてしまっているように思う。

で、トスカ。

私の中では、ノルマと並んではまり役の一つで、カラス自身も好きな役だったらしい。

カラスは、トスカをセッション録音では2回(1964年コヴェントガーデンのライヴは除く)録っているが、全盛期という点で言うと、1953年にスカラ座で録音した「最高のトスカ」と評されるものの方が、声そのものは凄かったものの、こちらの64~65年盤は声量こそ落ちていても、細やかな演技と言う点ではさらに凄みを増しているというのが定説。

さらに、カラスの録音としては極めて珍しいステレオというのも有難い。

私としては、ステーファノのカヴァラドッシも良いが、個人的にベルゴンツィが好きなので、二者択一であればこのプレートル盤を選ぶかな?

と、書きつつ思ったのが、カラスの録音って比較対象がカラスなのである。

カラスを他の歌手、例えば、テバルディだとかフレーニとかと比べることはなく、カラスの○○年盤と比べて・・・となるわけである。

ノルマにしても、結局2種類のカラスを買う羽目になってしまうわけで、トスカのCDに関して言えば、カラス盤以外に2枚持っているものの、そちらと比較するのではなく、過去のカラスのトスカとの比較になってしまっている。

つまり、カラスという歌手は、唯一無二の存在。

これって凄いことで、コーヒーに置き換えるなら、ヴェルディのコーヒーと他店のコーヒーを比べるのではなく、ヴェルディのコーヒーはヴェルディで出している他のコーヒーとの比較しかしない、なんてことと同じこと。

多くのお客様にそう思って頂くには、圧倒的に他店を寄せ付けない品質を出さなくてはならないわけで、残念ながらまだまだ私はその域に達していない。

そんなわけで、目指せ、コーヒー界のマリア・カラス!

と、トスカを聴きながら思ってしまった。

普段に戻った?

2026年5月8日 

ゴールデンウィーク、一般の方々は何連休をとられていたのだろう?

5月1日、2日は平日だったが、店の状態は平日よりは休日モードだった。

もしかすると、前半の平日をお休みにして大型連休にされていた方がおおかったのかもしれない。

一方で、後ろにつける方が多かったら、今日も休日っぽい感じかと思っていたが、残念ながら今日は不通の平日っぽい感じ。

明日・明後日はどうなることでしょうねぇ・・・

そんな今日は、何気に焙煎量が非常に多く、普段だったら朝に焙煎をスタートして13時には終わるところ、今日は14時半までかかってしまったので、金曜日恒例のお店への卸配送に出るのも遅くなり、なんだかんだで私が仕事を終えられたのは午後10時前になってしまった。

仕事面では一人休日モード・・・

そんな中、いつもだったら富小路 六角のサロンへ納品した後、髙島屋へ豆を持って行くのが慣例だったが、今日は空の箱をもって、髙島屋にあった資材などの撤収。

毎日通った納品ルートも、もう通ることがないと思うと、ちょっと寂しいかも。

そんな気分だったので、今夜はこれ。

ブラームス 交響曲第4番

カルロス・クライバー指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

第一・第二楽章なんかは、すごく今の自分の気分に合った演奏だった。

でも、今日の気分だとクライバー/ウィーンフィルの音ではなく、ザンデルリンク/ドレスデンだったなぁ・・・

GWの大連休にかかっている人がどの程度いらっしゃるかどうか分からないが、この土日も頑張ろう。

あと2日!

2026年5月4日 

昨日の慌ただしいモーニングから一転、今朝は比較的穏やかな朝となった。

ただ、下鴨神社では昨日の流鏑馬に続き、葵祭の神事の一つである斎王代の御禊の儀が執り行われていたこともあり、下鴨神社直近のお店はどこも大忙しだった様子。

ヴェルディは、ちょっと離れているので、ヴェルディを目的に来る方以外はあまり関係なかったかも。

さて、そんなこんなで、連休も残りあと2日。

そして、京都髙島屋S.C.店の営業も残り2日となった。

この連休中、多くのお客様が髙島屋店にお越しくださっているが、ヴェルディのエスプレッソ系ドリンクが飲めるのも、残すところ明日と明後日のみ。

ぜひ最後の髙島屋店、皆さまお越しくださいませ。

最終日の午後からは、私も髙島屋へ入ろうと思っています。

話は変わって、月替わりで私の趣味のブレンドを作っていることもあり、お客様とオペラの話をすることも少なくないが、ヴェルディのスタッフは皆オペラには関心がないので、特にオペラの話をすることはなかったのだが、今日はなぜか下鴨店の鈴木が私にニーベルングの指環について、いろいろと訊いてきた。

そもそも私はワグネリアンではないので、ワグナーについてはあまり詳しくない。

ヴェルディやプッチーニについて訊いてくるなら分かるが、なぜワグナー?と思ったら、どうやら彼女が読んでいる本の中にラインの黄金を主人公が鑑賞しているシーンがあったらしい。

と言うわけで、今夜はリングを一気聴き!

一応、リングは全部持っているが、さすがに仕事を終えて午後10時に帰宅してからリングを全部聴くのは無理なので、1987年にマゼールがBPOと録った、「ニーベルングの指環管弦楽曲集」を聴いてみた。

これは、リングを歌なしの管弦楽バージョンにして抜粋したアルバムなのだが、ラインの黄金から神々の黄昏に至るまで各々のオペラから4~5曲を選び、それらを全てくっつけて、一大交響詩のように演奏してしまうという企画。

約69分間、曲が途切れることなく除夜から第三夜まで一気に通してしまうCD。

企画としては面白いが、ちょっと入り込めないかも。

しかし、本来なら12時間以上かかるリングだが、1時間10分程度でその世界観を聴けるから良いのかもしれない。

ワグナーって、聴くのにちょっと心の余裕を持たなくてはしんどいのだが、これならあまり深く考えずに聞けるのでその点は良いと思った。

でも、やはりマゼールって、なんでもそつなくこなすけど、「マゼールでなくちゃ」という演奏と出会ったことがないような気がする。

なぜなんでしょうねぇ・・・

GW本格スタート!

2026年5月3日 

毎年ゴールデンウィーク期間中は、カレンダーの並びによって随分とお客様の動向も変わってくる。

昨日の下鴨店は、モーニングが穏やかで、お昼過ぎに少し込み合ったが、一日を通してそんなに慌ただしいと言う感じではなかった。

一夜明けて今日は、モーニングから非常に慌ただしく、8時から10時半までの2時間半、トースターが空いている瞬間もないほどで、トースターのサーモスタットが働いてしまい、途中うちわであおいで温度を下げなくてはならないほど。

だが、お昼過ぎから午後3時前まではスカッと空白の2時間・・・

これはヤバイと思っていた次の瞬間から、別の意味でヤバイ状態になり、ひたすら抽出に追われて一日が終わった。

そんなゴールデンウィークが始まった昨日と今日は、スカルピアの悪だくみブレンドをお召し上がりくださったお客様の多くが豆もお求めくださるという感じで、多めに作ったつもりが足りないほど。

さらに、昨日から販売を開始した グレープ? も、この2日間で用意した分の2/3が売れてしまった。

そんなわけで、グレープ? お試しご希望のお客様はどうぞお早めに。

さて、一日バタバタと過ごした後は、少しリラックスして気持ちと体を落ち着かせたいところ。

今夜は何を聴こうかと思ったが、昨日ちょくちょくお越し下さる美人ママさんが、実はクラッシック好きだということが分かり、最近はベートーヴェンが好きだとおっしゃっていたので、私も久しぶりにベートーヴェンを

ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」

ブルーノ・ワルター指揮 フィラデルフィア管弦楽団

1946年録音のモノラルだが、思った以上に音質も良い録音。

ワルターの田園と言えば、コロンビアSOとのものが名盤として名高いのだが、このフィラデルフィア盤も私的には捨てがたい名盤だと思う。

全体にテンポも早く快活な田園で、晩年のステレオ録音が円熟の演奏で、実りの秋の田園風景だとすれば、こちらの田園は春の息吹といったところか。

テンポが速いからと言って雑になることなく、非常に細やかに一音一音が大切にされているし、生命の躍動が聞こえてくるような演奏。

個人的には、第3楽章のスケルツォの楽し気な躍動感と、野を吹き抜ける風のような清々しい弦の音色が好き。

そして第4楽章、同じオケの弦とは思えないほど。

第3楽章の爽やかな野を駆け巡る風から一変して嵐の風の音に。

終楽章は、牧歌的に演奏されることも多いのだが、ワルターは牧歌を通り越して大地の賛歌と言っても過言ではないようなダイナミックな演奏を聴かせてくれるが、決して大味にはならず、本当に緻密に一音一音を大切にしているのが聞き取れる。

当時のフィラデルフィアOは、金管が良いと言われていたが、むしろこの弦楽器あってのフィラデルフィアサウンドなのだろうと思った。

たまにはベートーヴェンもいいものですねぇ。

と言うことで、あと4日、頑張ろう。

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