このところ、自宅に戻ってからのデスクワークがあまりにも多くて、ちょっと精神的に余裕がないなぁ、と思っていたところ、先日久しぶりにブルックナーの交響曲など聴いてみたら、なぜか気分が落ち着いた。
なんか、精神的にざわついているときは、モーツァルトなんかの方が良いようなイメージだったが、あの長大なシンフォニー、しかも冷静に聞いたら不要とも思える繰り返しが逆に精神的な調和を与えてくれるのかもしれない。
もしかしたら、私はゲルマン系の思考回路を持った人間なにかも。
多分違うけど。
で、ブルックナーは交響曲や宗教曲は多数作ったが、オペラの作曲には至らず。
でも、ワーグナーを敬愛していたわけで、ブルックナーの曲調はワーグナーから影響を受けていると思える部分が少なくない。
そうなると、久しぶりにワーグナーが聞きたくなって、CDラックをあさったのだが、そう言えばLPではリングもオランダ人も持っているものの、CDだとタンホイザーとローエングリンとワリキューレしか持っていないことを思い出した。
しかも、タンホイザーに至っては、ちょっと劣化していてプレーヤーにかけてみたが、けっこう音飛びがしてしまう。
そこで、ネットで調べていたら、バレンボイムがワーグナーのオペラ全集を出していることを知り、ちょっと出来心で購入しようかと探してみた。
すると、もうこのCDは製造中止になっていて、売っているところも少なかったり、プレミアムがついて高かったり・・・・
でも、Amazonだと現在品切れながら、入荷予定有で、1万円ちょっとで買えることが分かった。
そこでもう、これは勢いでポチっとしてしまった。
で、今朝メールチェックをしていたら、このCDが「配達済み」になっているではないか!
最近、Amazonの配達員はインターホンを鳴らすこともなく宅配ロッカーに入れてしまうらしい。
もし、このCDを宅配ロッカーから取りだしたら、恐らく私は一日中CDプレーヤーの前から動かないと思ったので、宅配ロッカーへは行かず下鴨店へ。
今日は、ある意味一日オーディオの前にいても大丈夫なレベルしか絶対に終えなくてはならないタスクはなかったので、お昼過ぎまで下鴨で用事をして帰宅。
いよいよ宅配ロッカーに取りに行った。
34枚組のCD BOX!
それにしても、ちょっとスタローン似のバレンボイム。
私は一回だけ、パリ管と来日したときに、サンサーンスとラヴェルとスクリャービンのプログラムを聴きに行ったが、ともかく情熱的な人だと言う印象。
とりあえず、タンホイザーから聴き始めたが、ワーグナーってだいたい1つのオペラがCD3枚ものだから、まだまだ先は長い。
タンホイザーを聴いた限りでは、ちょっと傷んでしまっている私の愛聴盤、ショルティがコロをフューチャーしているものの方がしっくりくるのだが、ともかくワーグナーを一通り聴くには、とても良いBOXだと思うので、これからぼちぼち時間のある時に聴いて行こう。