自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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2018年09月

ブラジル食事情

2018年9月13日 

このところ夜に窓を開けて寝ていたら、ちょっと寒さすら感じるほど。

朝のウォーキング時も、ブラジルへ行く前は木々からセミの声が大音量で迫ってきていたが、今朝などは草むらから聞こえる虫の声をBGMに足取りも軽く歩を進めた。

今日は、いつもより5分ほど早く出たので太陽の位置も低かったが、先月あたりはこの時間でもおひさまは随分高い位置にあった。

何となく秋ですねぇ・・・

 

さて、今日はブラジルの食事情について。

ブラジルでは、ワンディッシュブッフェとでも言おうか、好きなものを皿にとってレジで重さを計ってグラム〇〇レアル(ブラジルの通貨)と言うシステムのお店が多い。

まずは到着してすぐに空港で。

料理はこんな。

肉系が充実している。

こんな感じで一皿とってみた。

 

続いて、鑑定士の研修中にパトロシーニョの街で食べていたお店。

恐らくここは大衆店に分類されるのであろう。

研修中は、毎日ここへ来ていたのだが、同じように見えて意外と毎日違う料理が並んでいた。

ここでは、こんな感じでとってみた。

そして、マッタスデミナスへ移動途中に寄ったミナス料理店としては、わりと高級なお店。

豪華なびっくりドンキーといった雰囲気の内装。

野菜のコーナー

メインのコーナー

メインのコーナーのアップで。

別の角度から

こんな料理もあった。

デザートも充実。

しっかり肉を食べるのだ。

 

そして、、カパラオへ移動途中にある街のレストランで。

かまどの上に料理が並ぶ。

他の店と比べると種類が少ないように見えたが、これでわりと量がある。

けっこうお腹いっぱいになった。

 

そして番外編。

これはホテルのモーニングブッフェ。

朝っぱらからトロピカルフルフルーツとケーキ!

搾りたてフレッシュジュースも数種類ある。

もう、糖質摂取祭り!

普段の朝は、ヨーグルトだけなのに、こんなに食べていたのだから、思わず4.6キロ体重が増えてしまった。

 

まぢでスーパーダイエットせねば。

がんばります。

ダイエットします。

2018年9月11日 

今朝、いつものように鴨川沿いを歩いていたら、毎朝すれ違いながら朝の挨拶をしている年配の女性三人組から「久しぶりやねぇ、心配してたんよ」と声をかけられた。

私も、毎朝見かけている方の中でも、高齢の方の場合しばらくお見掛けしなかったら、お元気かな?と少し心配になるのだが、私のこともそうして心配してくださっていたとは意外なような、有難いような気分であった。

さて、ブラジル旅行中は、ともかく食べすぎた。

またそのうちブラジルで食べたものを一挙にご紹介しようと思うのだが、朝からマンゴーやパパイヤ、バナナ、パイナップルといったフルーツを食べ、しぼりたてのフルーツジュースを飲み、なぜかブラジルの朝食には必ず甘いケーキが並んでいるので、それにも手を付け・・・

さらにコーヒー鑑定士の講習中は、休憩時間にフリースペースへ行ったら、しっかりとフルーツやビスケットなどがあって、スタッフの人たちから「食べろ」と言われるも。

そして、昼と夜はひたすらガツンと肉!なので、なんだか胃袋が休む間もなく動いている感じ。

なので、帰国して体重計に乗ったら出国前と比べて5キロ増えていた。

とりあえず、この5キロは早急に減らさねばということで、ここ2日間はかなり節制していたのだが、今日は東京から学生時代の後輩が仕事で京都へ来ていたので一緒に夕食をとることにしたのだが、日・仏・伊・印・中・タイの中で何が食べたいかきいたら「仏」という返事だったので、久しぶりに出町柳の ビストロ・スリージェ さんへ。

バターナッツパンプキンのスープ

アンディーヴとクルミのブルーチーズサラダ

イカの墨煮バスマティライス

オングレのステーキエシャロットソース

ブランマンジェとキャラメルアイス

どれも、と~っても美味しかったのだが、少なくともこの2日間に節制した分は、全て元の木阿弥となってしまったような気がする。

明日からダイエット頑張ろう。

カパラオの小規模農園 その3

2018年9月10日 

数日前まで12時間の時差があるところにいたので、当然「時差ぼけ」はあって然るべきなのだが、昨日はランチタイムのピークが終わったあたりから、かなり睡魔に襲われていた。

帰国した翌日だから仕方ないということにして、今日はバシッと感覚を取り戻すべく、昨夜は11時まで眠い目をこすって起きていて、これで今日の朝5時過ぎまで寝ていたら体内時計もリセットされるか。

という考えが甘かった。

11時頃に寝たは良いが、午前1時過ぎに目が覚めて、なんとか二度寝したものの、2時に再び起きたら目がさえてしまって結局2時過ぎには布団を出てテレビでエンジェルス対ホワイトソックスの試合を見てしまった。

やはり、ちょっとずつ修正するしかないのでしょうかねぇ・・・

そんな今朝は、いつも鴨川へ出る時間に激しく雨が降っていたのでウォーキングはお休み。

ブラジルで太ってしまったので、早く体を絞りたいのだが・・・

 

さて、カパラオの小規模農園巡りも最後のひとつ。

ここはお父さんと息子二人で栽培をしているファミリー農園で、品種としてはカトゥアイとカパラオ アマレロが植わっている。

建物からはエントツが出ていたので、ここで乾燥設備も整っている様子。

その建物の中に入ったら、ブラジルで見慣れた乾燥機ではなく、何やらかまどのようなものが・・・

さらに、スターウォーズに出てくるレーザー砲のようなものまであるではないか!?

これは、いったい何をするものだろう?と思っていたら、お父さんが熱心に説明を始めてくれた。

コーヒーの精製に使う機械かと思ったら、これはブラジルで最もポピュラーなトウキビのお酒「カシャーサ」を作るための装置だった。

この機械でトウキビを精製したのち、レーザー砲のようなもので液を絞り出すらしい。

こちらの農園では、コーヒーの栽培と同時にカシャーサも作って販売しているということで、樽のある小屋へ。

もうずいぶん寝かされたお酒もあるそうで、この小屋に入っただけで、ちょっと酔いそうな気分になる。

樽から出して、皆にふるまってくれる優しい農場主!と思ったら、ちゃっかり若いお酒と寝かせたお酒の瓶を持ってきて販売が開始された。

右と左で寝かせた年数が違う、色ではっきりとわかるので面白い。

まぁ、コーヒー豆は収穫して精製して、袋詰めして・・・となったら、今買って帰るなんてことはできないが、お酒だったらすでにボトルに詰めてあるので、今買って帰れるというわけで、何人かの人は購入していた。

 

こちらのご主人から、ここまでの話を聞いていたら、コーヒー農家なのか酒造屋さんなのか分からないところだが、ちゃんとコーヒーの木もたくさん植わっていて、花が咲いているものもあれば、黄色く熟した木もあり、まだ少し未成熟ながら、もうちょっとで真っ赤なチェリーになりそうなものもあり。

花の後方にはボイヤ(樹上完熟の豆)も。

カパラオ アマレロが実っている

こちらは、もう少しか

造り酒屋に見えても、きちんと良質なコーヒーを作っているファミリー農園であった。

ブラジルの中では高地にあたるカパラオ渓谷、ブラジルと言えば工業化が進んだ大規模農園が多い中、こういったマイクロロットを丁寧に作っていく農園がもっとクローズアップされればブラジルおけるスペシャルティーコーヒーも、もっと発展するのではないかと思った。

カパラオの小規模農園 その2

2018年9月9日 

久しぶりに朝のウォーキング。

しかし、鴨川に出たとたん、荒神口の橋のたもとにあった大木が根っこから倒れているのを目にして、先日の台風が凄まじかったことを実感する。

帰宅したら、カミさんや娘たちが、本当に怖かったと言っていたが、私はそのころブラジルの山の中で春のような陽気の中、農園視察をしていたので台風の情報はある種自分のいるところとは違う世界のことのように感じていたのだが、こうして台風の爪痕を目にして、ずいぶん遅れたもののちょっと怖くなった。

今日は今にも降りそうだが、なんとかもっているといった感じの朝であった。

 

さて、カパラオの小規模農園レポートその2。

次に向かったのは、セラード地域の大規模農園と比べると小さいものの、このあたりでは比較的大きな土地で家族経営しつつクオリティーの高い豆を作り続けているマニュエロ家の農園へ。

自宅のすぐそばには、大きな乾燥機がある。

このあたりでは、もっと小さな農園だと公共の乾燥施設を使って収穫→水洗処理の後乾燥プロセスを経るとのことで、こんな乾燥機があるということは、やはりこのあたりでは大きな農園ということが分かる。

入るとすぐにコーヒーの花が奇麗に!・・・ではなく、これはみかんの花!

みかん(オレンジ?)も、たわわに実っていた。

木々の生えている地面を見ると、白い粉が撒かれている

これは土壌が酸性にならないよう、石膏を撒いて少しだけアルカリ性の土壌にしようということらしい。

セラードの大規模農園とは違い、ピッカーを雇うのではなく家族で収穫~生成まで一貫しておこなう。

紅い実を持って「どうだ、完熟しているだろ?」と自信満々で見せてくる。

歩いていたら、いきなり一本の木を引き抜きつつ「これがマンジョーカ」と言う。

このマンジョーカは芋の一種で、芋としても料理に使えるが、これからとれるでんぷんがタピオカの元になり、そのタピオカを使って作られるのがブラジルの国民食?ともいえるポンデケーケージョ。

行く先々でポンデケージョを食べたが、どこも微妙に味が違い、言わば一種の「おふくろの味」のようなものかもしれない。

わりと簡単に抜かれてしまった。

得意顔でマンジョーカを手に自宅へ戻る。

このあと、どんな料理に変身するのでしょうねぇ・・・

次に蜂蜜を出され「これも自家製、うまいだろ」と。

たしかに、甘さの質が濃厚で香りもよく、とても美味しい蜂蜜であった。

こうしていろいろとやっているのを見ると、本業の方はどうなんだろう?と思ってしまったが、こちらでもオリジナルの発酵工程を持って精製しているようで、この日の夕方のカッピングでは、なかなか良い豆が出ていた。

こちらでは、カパラオ アマレロとカツアイがメインで植えられていた。

素敵なファミリーでした。

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