知らなくてもいい珈琲の話、今回からはコーヒーの精製(精選)について書いて行きたいと思います。
恐らく6回連載になるのではないかと思われますが、今回については「知らなくてもいい」と言うより「知っておいて損はしない」と言った方が良いかもしれません。
まずは、コーヒーの精製とは何か?ということについて、おおまかに全体的なお話をいたします。
ちなみに、コーヒーの精製(精選)を英語で言うと Processing
珈琲の実が収穫され、私たちの手元に来る「生豆」の状態にするプロセス、チェリーがビーンになる過程がどのようなものかによって珈琲の味は大きく変わってきます。
そのようなわけで、まずは精製方法の種類からご説明しましょう。
精製方法の種類
- ナチュラル(天日乾燥式)
- ウォッシュド(水洗式)
- ハニー(パルプドナチュラル)
- ミューシレージ除去精製(セミウォッシュド)
- スマトラ式(スマトラ島マンデリン生産エリアのみの精製方法)
精製方法とは「どの段階で乾燥させるか」ということが最も大きな意味を持ちます。
そして、【乾燥させる】の次は【保管~熟成】に続きます。
ここで、「どの段階」ということを理解するために必要なコーヒー豆(コーヒーチェリーの種子)の構造を簡単に図で説明します。
一般に「コーヒー豆」と言われるものの外側には、シルバースキン(この図では名称記載を割愛)という薄い皮があり、その外側に少し固いパーチメントと呼ばれる内果皮があります。
そのパーチメントをぬるぬるとした粘質物=ミューシレージと呼ばれるペクチンの層があり、その外側に果肉、果皮があります。
この豆の構造の中で、どの部分を残して乾燥させるかと言うことで、精製方法が変わってきます。
そして、各々の精製方法において、どの段階で乾燥させるかは下表のようになります。
来週からは、各々の精製方法について説明してまいります。