今朝は手袋を忘れて出たのだが、素手でも全然大丈夫だった。

昨日の雨で、ちょっと桜の色もぼけてきた感じは否めないが、まだまだ綺麗。
そんな今日は、京都芸術大学の入学式。
午後1時から式典だったのだが、その3~40分前あたりから、スーツ姿の若い男女が大勢集まってきた。
皆恐らく新鮮な気持ちで大階段を上ったことだと思う。
かく言う私の娘も、先日入社式を終え、入社後の研修では「3年後の自分」について考えるよう言われたとのこと。
彼女は「3年後って、どうなっているんだろう?」と言っていたが、私は自分の3年後について、けっこう明確なビジョンがある。
が、私の明確なビジョンとは、そのまんまヴェルディのビジョンでもあるから難しい。
何が難しいって、自分一人で何とか出来るのであれば、恐らく目標達成は可能なのだと思うが、会社としての目標となれば、自分一人でできる範囲を超えてくるので、そうなったら社員皆の力が結実しないと実現できないから難しいわけである。
この前の土曜日、私が3年以内に実現したいことに向けて、その第一歩として通信販売を一つの店舗として成立させるためのミーティングをした。
社員2人と私とコンサルタントの方で閉店後から22時過ぎまで打ち合わせが続いた。
終了後に私とコンサルタントの方二人で話していたとき「店長に必要な資質って、与えられたタスクについて、出来ない理由を列挙する人ではなく、やろうとしていることの本質を見据えて、実現するための方策を考えるタイプの人なんですよね。」と、何気なく言われた。
芸大店の店長は、まさに後者のタイプで、うるさいほどいろいろと細かいことまで言ってくるし、ちょこまかと動きながら、陳列やら告知のボードやら、何かと工夫して変えてくる。
そんな姿を見ていると「ミスったら全部私が尻ぬぐいするから、やりたいようにやれ」と言いたくなる。
パティシエールの松尾は、私が出した数字目標や彼女に課したタスクについて、表向きは「え~っ」みたいな態度をとるものの、物理的に不可能でない限り、気が付いたらしっかりと私の要求に応えている。
経営者って、社員を「信用(信じて用いる)」はしても「信頼(信じて頼る)」してはいけない。ということを聞いた覚えがある。
しかし、スイーツ作りにおけるスキルのない私は、味についてやスパイスの使い方についての口出しはするものの、実際の製造においては彼女の技術に頼るしかないし、彼女の実力と仕事に対する姿勢には全幅の信頼を持てると確信しているので、あえて信じて頼ってしまっている。
そんな中、今後は通販店の店長として、下鴨店の伊藤を任命した。
まさに、私のビジョンを実現するための最重要項目とも言える、今回の通販部門を任せるということは、自分の命をかけて任せるようなもの。
芸大店の運営においては、山下を信じて用い、スイーツの製造においては松尾を信じて頼り、通販の再構築においては、伊藤を信じて任せることになる。
コロナで最も大きなダメージを受けている芸大店、これから伸ばして行きたい通販店、私としてはこの18年の中でも最も本気で、極論命がけで取り組まなくてはならない芸大店と通販店。
3年後、私のビジョンが実現するためには、私の想いと社員の働きがしっかりと共鳴して進まなくては難しい。
でも、難しいからと言って、できなかったときの理由を語るのではなく、実現するためには何をすべきかを考え、しっかりとそれを実行していかねばならないと思いつつ、ところでうちの娘の3年後のビジョンってどんななのだろう?
と、ちょっと入社後研修での発表を聞いてみたい父親であった。














