映画ポーラーエクスプレスでは、大人には聞こえない鈴の音というのが登場する。
主人公は、その音につられてポーラーエクスプレスに乗車するのだが、その主人公はちょうど大人と子供の中間にいる、と言うか、サンタクロースを信じられない子供、という設定。
クリスマスという時期をテーマにした映画や小説の中には、サンタクロースという存在が、心の世界における大切なものの象徴として扱われているものが少なくない。
大人になると、サンタクロースなどいない、という現実を知ることになる。
でも、本当にサンタクロースはいないのか?信じる心を失うということは良いことなのか、悲しむべきことなのか?
それらの映画や小説の多くは、イエス キリストの誕生を祝うクリスマスという日の意味をサンタクロースという象徴的な存在と重ねて、何が大切なのかと言うことを問うている。
さて、私も子供のころはクリスマスと言うとそれだけでワクワクしていた。
大人になっても、自分の娘たちが小さかった頃は、クリスマスは家族にとって大きなイベントであった。
が、このところはクリスマスギフトを扱っているものの、全くワクワク感もなく、単に年末が近付き慌ただしく過ごしているだけの時期になっている。
でも、やはりクリスマスが持つ本当の意味というのは何なのか、少なくとも年に一度は、この時期がくることで考えさせられる、ということが大切なのかおしれないと思う。
そんなわけで、我が家ではチキンもケーキもなく、淡々と過ぎて行く普通の一日だったが、せっかくなので食事でもしに行こう、ということで白梅町へ。

ものすごく久しぶりに食べたカストリチキン。
辛さはお任せにしたら、5段階中の4で仕上げたとのこと。
フェネグリークの甘い香りにパンチの効いた辛さが何とも言えぬ美味しさだった。
カレーの美味しさは分かるのだが、もう私にはポーラーエクスプレスの主人公に聞こえた鈴の音は聞こえないかもしれない。
客観的に、ちょっと悲しい気もするが、聞こえなくても、見えなくても、そこに何かが存在していることを信じて、その大切さを考えつつ、生活をしていければと思う時期がクリスマスの意味かもしれない。
みなさま、メリークリスマス。












