自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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2023年01月

写真もカレーもコーヒーも

2023年1月8日 

クリスマスあたりから、通販サイトのページ作成や Facebook広告用の画像制作など、ともかく商品撮影をする機会が非常に増えている。

シュトーレンの次は、新春ブレンド、新春初物3種セットといった通販サイトに載せるための撮影に加え、ギフトのブラッシュアップで、フィナンシェとドリップバッグの再撮影、そして今日はヴァレンタイン用のチョコレートケーキの撮影。

中学のときに機械式マニュアルカメラ OM-1を中古で購入してはじめた写真撮影、学生時代は鳥とかスポーツとか、ともかく動きのあるものを撮っていたので、商品撮影は門外漢だった。

しかし、フルマニュアルカメラで、しかもカラーはだいたいポジで撮っていたこともあり、光学機器としての【カメラ】とそれを使った【撮影】というものの基本的な知識は一通り身に着けたつもりである。

なので、こういった商品撮影も、店が少し落ち着いているときに、自然光とレフ版だけでちゃちゃっと撮っているのだが、デジカメを使っていると、ポジフィルムで撮っていたときと比べて一回シャッターを切ることに対する重みが全く違うことに気付く。

コダクロームだと、まずフィルム代が36枚撮りで1200円くらい。

現像料が800円くらいだったので、36枚撮るのに最低でも2,000円、1枚当たり5~60円のコストがかかっていた。

一回シャッターを切ったら、自動的に50~60円!プロならともかく、7~8枚写真を撮ったら牛丼が一杯食べられる金額、そんな環境で撮影していたので、失敗は許されないため、ともかく理論を習得して技術を磨くしかなかった。

でも、今の時代SDカードは高いけど、撮ってパソコンに画像を保存してカードのデータを消せば、何枚撮ってもコストはかからない。

とは言え、一眼レフはやはり高価なので、それを購入して撮るとなったら、それなりのコストはかかる。

しかし、今はスマホの普及率がだいたい100%と言っても過言ではないので、そのスマホについているカメラで一億総カメラマン時代になっていると言えるだろう。

昔は、カメラを持っている人しか撮れなかった写真、しかも撮影しても現像してプリントしないと人には見せられないし、紙で見せるしかないので、拡散力は非常に低かった。

しかし、カメラを持っていなくてもスマホがあれば写真は撮れる。

そうなると、スマホのカメラで撮った写真が世の中に溢れかえってしまう。

が、一目見れば、スマホで撮ったかどうかは別として、どのようなレンズで撮ったのかはすぐに分かる。

スマホの場合、だいたいは広角レンズで撮影されている上、画素数は多くてデジタル処理による画質向上はしていても、レンズそのものの性能は低いので、強いパースペクティブとディストーションが目についてしまう。

が、そんなスマホ写真だけを見ていると、それが普通になってしまうから恐ろしい。

昔、珈琲の師匠である田口護氏に「欠点豆の味を知る必要はないのですか?」と訊いたことがある。

そのとき田口氏は「良い珈琲だけを飲んでいなさい、悪い珈琲は飲む必要がない、でも、良い珈琲だけ飲んでいたら、悪い珈琲に出会えばすぐに分かるものだ。」とおっしゃった。

続けて「悪い珈琲ばかりを飲んでいたら、良い珈琲との区別もつかなくなるから、極力悪い珈琲は飲まない方が良い」と。

それって、珈琲だけのことではないと最近強く感じている。

私の趣味の一つであるカレーも同じ。

最近「スパイスカレー」なるものが世の中に出回っている。

スパイスカレーって、その表現そのものが分けわからないもので、例えるなら「カフェイン入りコーヒー」とか「アルコール入りビール」とか言っているのと同じこと。

コーヒーにカフェインが入っているのは常識で、現代の技術を使ってカフェインを抜いた場合のみ「デカフェ」とか「カフェインレスコーヒー」と呼ぶわけである。

なので、カフェインの入っているコーヒーをあえて「カフェイン入りコーヒー」と呼ぶ人はいない。

同じく「ビール」にはアルコールが入っているのが常識で、アルコールの入っていないビール味の清涼飲料水のみ「ノンアルコールビール」と呼ぶわけである。

同じく、カレーにはスパイスが入っているのは当たり前。

でも、デカフェやノンアルビールと違い、「スパイスレスカレー」というのは聞いたことがないなぁ・・・

で、そのスパイスカレーという不思議な名称の食べ物屋さんに行って食べると、ほぼ8~9割の確率でスパイスの使い過ぎ、セオリー無視の刺激だけの強い味の食べ物を出される。

カレーと言っても、インドのものもあれば、タイのものもあるので一概には言えないが、やはり「カレー」という伝統的な料理を作ろうと思ったら、その料理を作りだした国の歴史や宗教的背景、そして基本の配合というものをしっかり学んだ上で、まずは基本に忠実に、それをしっかりマスターできたら少しずつアレンジしていくと言うことが重要だと思う。

俗に言う「守 破 離」である。

でも、多くのスパイスカレーと呼ばれる不思議な名称の食べ物の多くは、「離 離 離」だなぁ、と感じてしまう。

絵を描くとき、どういう色を出したいか考えて、数種類の絵具を微妙に混ぜて綺麗な色を作り出すのだが、手元にある絵具を片っ端から混ぜていったら、単に黒いだけの色になってしまう。

スパイスも同じことで、何百年と言う歴史の中で、数種類のスパイスを黄金比で混ぜることによって、その食材に適したスパイス配合になるという基本を作り上げてきたはず。

不必要に多くのスパイスを混ぜてしまうと、単に強い(苦い)だけの味になってしまう。

そんな基本をしっかりと習得した人が、きちんと分かったうえで行う自分流のアレンジと、基本のない人が自己流でやたらめったらスパイスを入れて作るものは、ピカソと幼稚園児の描いた絵の違いと言えるかもしれない。

本当に良いものだけを見ていたら、芸術と落書きの違いは分かるが、落書きだけ見て、それを芸術だと思い込んでしまったら、本当の芸術を見ても分からなくなってしまう。

カレーの味も同じだろうなぁ・・・と、思ったり。

と、長々とぼやいてしまったが、単にここ数日カレーを食べていないので、ちょっとカレーを食べたいな、と思っていたら、こんなことを書いてしまった。

禁断症状です。<(_ _)>

2023年スタート

2023年1月7日 

新年明けましておめでとうございます。

旧年中はたくさんのお客様にご来店いただき、心より感謝申し上げます。

2023年も皆様にゆったりと寛いで楽しんでいただけるお店を目指し、スタッフ一丸となって頑張ってまいります。

本年も変わらぬお引き立てを賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

新春ブレンドに続き、新春第二弾の珈琲豆“新春ヴェルディ初物3種セット”は本日から販売開始でございます。

それぞれ個性豊かな…特に雲南はかなり個性的!お楽しみ頂けたら幸いです。

そして、只今芸大店ではカスカラサブレをご購入頂いた方にカスカラ茶(3g×2つ)をプレゼント中!

※3gのカスカラに300ccのお湯を注ぎ3分が飲み頃です。

カスカラ茶には抗酸化作用があるので、この時期の免疫力アップにオススメです。

今日は1月7日”七草粥”を食べる日。

七草粥でお正月疲れの胃腸を整え、1年の無病息災を願い、今年も一年頑張ります。

健康は富に勝る

やはりこれに尽きますね。

それでは今年も皆様のお越しをお待ちしております♪♪

明日から限定販売

2023年1月6日 

月刊紙 A CUP OF MOMENT でもお知らせしている通り、新春第二弾のコーヒーは「新春初物3点セット」

ヴェルディでこれまで販売したことのない豆3種類を各80グラムワンセットにして販売、しかも、店内飲食はなしなので、実際に飲んでから購入することができない、というこれまでやったことのない取り組み。

珍しい豆を出したときなどは、店内でお召し上がりになって、美味しかったら購入というパターンも多い中、今回はそれができない上、3種類まとめて購入しなくてはならないという、なかなか高いハードル。

ある意味、ヴェルディを信頼して頂いているかどうかが問われる試金石のような企画と言えよう。

で、今回の豆。

今日の午後に焙煎をしてみた。

ザンビアは、ナッツ系の甘みと独特の後味。

コンゴは、口当たりまろやかな深煎り。

そして、雲南・・・

これは、本当に曲者。

そんなヴェルディの限定コーヒーは、芸大店で私が煎り止めをしているのだが、焙煎前後のハンドピックは太田が担当することが多い。

で、今回の豆は、なかなかハンドピッカー泣かせで、特に雲南はともかく乾燥ムラが多いのと、割れ豆が半端ない。

価格的には決して安いものではないのだが、こういったところはある意味中国品質なのかもしれない。

そして、ザンビアは貝殻豆が非常に多い。

アフリカ、特にタンザニアやケニアは貝殻豆が多いのだが、「ザンビア、お前もか」と言った感じかもしれない。

そんなわけで、明日、と言うか、今夜の日付変更線をまたいだ瞬間から、通販ではこの3種セットを販売開始。

今回は、各10キロの仕入れしかしなかったので、下鴨本店、芸大店、通販店合計で限定100セットのみの販売。

芸大店の山下などは、「あっという間の完売じゃないですか?」と予想していたが、さてどうなることか。

先にも書いた通り、これをお求め頂けるかどうかは、私がおすすめする豆なら無条件で買っても間違いないと思っていて下さる方しか購入して頂けない、かもしれないので、そんな方が100名もいらっしゃるかどうか。

楽しみ半分、怖さ半分。

さぁ、どうなるでしょうねぇ・・・

今日から芸大店も

2023年1月5日 

出勤途中に見る街の光景は、もうすっかり普段モードのように感じた。

そんな今日から、京都芸術大学店も今年最初の営業。

下鴨店の正月営業は、連日大忙しだったが、芸大店の方は学校施設そのものが閉まっていることもあり、穏やかな立ち上がりとなった。

今年もこのメンバーで良いコーヒーと美味しいお料理・お菓子を提供していきます。

そんな下鴨と比べて遅めの営業スタートだが、新年の営業開始ということで、芸大店のキッチンで焼いているスイーツを少しお手頃価格でセットにしてみた。

左はフィナンシェ2種とドリップバッグ2袋のお手軽コーヒーブレイクセット。

右は、フィナンシェ2種とバナナケーキ、カスカラサブレの焼菓子一通りセット。

数量限定で販売中!よろしければご利用くださいませ。

さて、営業再開の前に、例年通り昨日は大掃除と仕込みとメンテナンス。

中でも一番重要なメンテナンスは焙煎機の解体清掃。

これは、分解清掃後の生き返った焙煎機。

タールの塊を落としつつ、中にたまっていたチャフと言われる豆の薄皮や、煙の残骸(もわもわした石綿みないなもの)を取り除いていく。

ファンの部分はこんな。

before

after

排煙筒のジョイント部分

こうした排煙関係の清掃は半年に一回しているのだが、最近の焙煎量からすると、2~3か月に1回は分解して掃除しないといけないかもしれない。

けっこう大変だけど、それだけ焙煎をしているということなので有難いもの。

ただ、これだけ掃除をすると、排煙の抜けが良くなりすぎるので、解体清掃後の焙煎は要注意。

清掃後にテストローストをしたが、思った以上にヌケが良くて、必要以上にスッキリした後味になるので、吸気を調整しながら火力と排煙のバランスをコントロールしなくては。

そんなわけで、今年は昨年以上に、しっかりとメンテナンスをしながら良いコーヒーを提供できるようにしていこう。

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