自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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verdi マスターの投稿

お知らせ2つ

2025年9月23日 

今日は秋分の日。

先週あたりと比べても、すっかり空気は秋の気配。

このまま涼しくなるのか、或いはまたまた暑い日が来るのか。

でも、とりあえずは秋分の日なので、ぼちぼち秋になるのだろう。

そんなわけで、祝日営業をしていると、何となく明日は下鴨の定休日という気分になるのだが、今週は今日がスタートの日。

先週は、第三火曜日のお休みのため、水曜が振替休業で、営業日数が少なかったのだが、今週はなんか長く感じそう。

さて、そんな9月も終わりに迫ってきた中、10月4日(土)の夜話の会は、残り枠2名様となりました。

同じ豆を同じ焙煎度合いで仕上げても、火力と排煙のバランスで風味が大きく変わることを実感できる会になります。

参加ご希望の方はお早めに。

そして、先週から販売を開始した ヴィンテージバレル・カシャーサ は、おかげさまで大変ご好評いただき、生豆ベースで残り15キロほどになってしまいました。

先週一週間で25キロ販売していることを考えると、来週には売り切れているかと思われます。

こちらもご希望の方は、どうぞお早めにお求めくださいませ。

夏用のはずなのに・・・

2025年9月21日 

今朝、外に出たら明らかに先週までとは空気が違って、ちょっとだけ秋を感じた。

そんなこともあってか、先週の連休はアイスコーヒーのご注文が多かったのに、今週はあまりアイスコーヒーが出なかった。

が、なぜか夏向けに用意した商品が、真夏以上によく出た一日。

トニックコーヒー。

柑橘系炭酸の刺激と深煎りコーヒーの苦みが爽やかなコーヒードリンク。

こちらは、間もなく終了予定。

カスカラゼリー

コーヒーチェリーの果皮を乾燥させたもので作る「カスカラ茶」

そのカスカラ茶で作ったゼリーと寒天のコンビネーション。

夏に食べたくなる冷たいデザート、のはずだったが、なぜか猛暑日の続いた8月より、9月に入ってからの方がご注文の多い商品。

そろそろ終了にしようかと思っていたけど、どうしようかなぁ・・・・

と言うわけで、予想と現実の違いを感じつつ、明日は下鴨店定休日なので、私は北白川で焙煎とデスクワークの日。

下鴨の秋仕様メニューを作らねば。

さて、よくCDをお貸しくださるお客様から「マスターは、あまりブラームスを聴かないですね」と言われたのだが、自宅のCDラックには、少なくともモーツァルトよりはブラームスの方が圧倒的に多い。

と言うか、モーツァルトのCDって、全部で10枚あるかどうかで、個人的には「聞き流すには良いけど、その世界に浸りたいと思えない」作曲家なわけで、凄い人だとは思うけど、逆に彼は天才すぎて人間味を感じられない。

ブルックナーにせよ、ブラームスにせよ、聴いていると、その作曲家がどんなことを考えて、どんな気持ちで作ったのかなど、思わずその作曲家の人生ドラマを音を通して見ているような気になる。

さらに言うと、その曲の演者の人となりすら音楽を鏡にして垣間見ることができる。

が、モーツァルトの曲って「この人はどんなことを考えていたのだろう?」と思い描きながら聴いても「多分、深慮しなくても音が出てきてしまったのだろうな」と思えてしまう。

なんだか、モーツァルトの曲って、私には彼の音楽から人生ドラマを感じ取れないのです。

そんなわけで、今夜はブラームスの交響曲。

私の愛聴盤は、ザンデルリンク / ドレスデンシュターツカペレのLPだったが、CDではカラヤンで揃えている。

基本、カラヤンって人の録音、特にベルリンフィルの音楽監督就任後、ドイツグラムフォンと契約を結んだ後の録音については、あまり好んでいない。カラヤンと言う人は、セッション録音ではなく、ライヴにこそ真骨頂があると思っているからなのだが。

でも、ブラームスの交響曲は、1番~4番全部カラヤン / BPOを生のコンサートで聴いたということもあり、ブラームスはカラヤンだったりする。

が、今夜はちょっと趣向をかえて・・・

ブラームス 交響曲第1番

小澤征爾指揮 サイトウキネンオーケストラ

1990年8月14~15日 旧東ベルリン、シャウシュピールハウスにて録音

サイトウキネンオーケストラの1990年ヨーロッパツアー時に録音されたもの。

寄せ集めオーケストラとは言え、アンサンブルは非常に素晴らしく、音色も文句のつけようがないもの。

ただ、録音の質というものもあるのだろうが、特に第一楽章において、この曲特有の緊迫感と言うか、張り詰めた空気が感じられず、ひたすら美しく流麗な流れの中、その後の楽章全て流れるような小澤節で曲が進行していく。

一言で表すなら、美しい演奏ではあるけど、角の取れたブラームス。

斎藤秀雄は、こんな演奏を良しとしたのだろうか?

と言うことで・・・

ブラームス 交響曲第1番

斎藤秀雄指揮 桐朋学園オーケストラ

1962年3月22日 東京厚生年金会館にて録音(MONO)

明日は下鴨勤務ではないため、少し朝がゆっくりということもあり、もう1枚聴いてしまった。

古い録音で、モノラルではあるものの、十分良い録音。

そして、オケの完成度や技術の面においては、サイトウキネンに譲るもののこの演奏の第1楽章からは、武骨なまでにキリリとした緊迫感のあるブラームスが聞こえてくる。

第2楽章は、少し金管の粗さが見えてしまうものの、ヴァイオリンはしっかりと歌っており、それだけに管楽器との差が惜しいところ。

つなぎの第3楽章も弦が奏でる音色と、若干技術的に劣る金管のコントラストが気になりつつ、第4楽章の緊迫した出だし、そこから徐々に歓喜のメロディーへと移り変わる様は、この時代の名だたる指揮者やオケを凌駕するように思える。

そして、終楽章のエンディングにおけるダイナミックなテンポの動かし方は、思わず「おぉ~っ」と心の中で叫びたくなる。

それだけに、「金管、頑張れ!」と言いたくなると同時に、斎藤秀雄という人に、当代の一流オケを振らせてみたかった、その録音を聴きたかった!

叶わぬ願いではなるけど、60数年前にこんなブラームスを演奏している日本人がいたということを今に伝える録音の存在を有難く思うのであった。

早くも登場!

2025年9月18日 

何となく、ほんのちょっと秋の気配が感じられる風を肌に受けながら・・・

でも、あまり涼しくなると、あとちょっとだけ在庫のあるリキッドアイスコーヒーが売れなくなってしまうと困るような・・・

とは言え、やはり涼しくなるとコーヒー豆の売れ行きも良くなるはずなので、早く涼しくなってほしいような・・・

とりあえず、来月頭に見に行く甲子園の今期最終戦の日は、寒くない程度に涼しくて、天気も良くあってほしいような・・・

まぁ、最後のだけは営業と全く関係ないけど・・・

そんなことをいろいろと考えながら、今日も朝から店頭でお客様にコーヒーを淹れていたのでした。

で、例年だと10月後半から販売を開始する「ブラジル・ヴィンテージバレル・カシャーサ」が、今年は早くも登場!!

焙煎の煎り止めをした瞬間から、焙煎室が異様な香りに包まれます。

昨年は、3箱購入したものの、今年は人気も高く2箱しか仕入れられなかったので、昨年よりも早く売切れてしまう可能性があります。

「秋の夜長」と言うには、まだ少し早いかもしれませんが、ほんの少し秋の気配を感じる夜風を受けながら、よろしければヴィンテージバレル、お楽しみください。

そんな抽出しているだけでほろ酔い気分に浸れるカシャーサを飲みながら・・・

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番、第3番

W.ギーゼキング(Pf)

W.メンゲルベルク指揮 アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団

ギーゼキングは、リパッティと並んで私の好きなピアニストの一人。

ただ、さすがに1940年の録音のため、マスターテープではなくLP盤からのCD化なので、ノイズがすごくて、そのノイズに慣れるまでに若干時間がかかる。

演奏自体は、とても良いのだが、さすがに音質が悪すぎて、1~2回聴いたものの、それっきりラックの底で眠っていた一枚。

とは言え、ギーゼキングのライヴ盤は基調で、若干のミスタッチはあるものの、それを上回る気迫ある演奏。

秋の夜、最新のデジタル録音で、素晴らしい音質のコンチェルトを聴くのも良いが、こういったレトロ感溢れる録音で、古き良き名演を聴くのも一興かと思った。

ヴェルディ≒パールマン?

2025年9月18日 

今週は第三週だったので、通常だと下鴨店は月火がお休みだったのだが、月曜が祝日のため変則的に火水がお休みになった。

ただ、昨日は商談なども入っていたため、お昼過ぎまでデスクワークをして、午後からは髙島屋への配送と商談など。

そんなわけで、今日は私も久しぶりにお休みを頂いた。

で、実はこのところサン=サーンスがなんだか好きでよく聴いているのだが、最近中古で購入したサン=サーンスの交響曲や協奏曲全曲が収録されているCDのBOXから、ヴァイオリン協奏曲第3番を聴いてみた。

サン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番

ウルフ ヘルシャー(Vn)

P.デルヴォー指揮 ニューフィルハーモニア管弦楽団

1977年の録音なので、ヘルシャーが35歳のときの演奏ということになるのだが、実は私自身ヘルシャーというヴァイオリニストの演奏は、このCDを聴くまで耳にしたことがなかった。

が、これがスゴイ演奏で、もしかすると何年か後に本人が聴いたら、ちょっと恥ずかしくなるかもしれないと思うほど、少々やりすぎな演奏だった。

で、こういった突出した演奏を聴いたら、他の演奏も確かめたくなるもので、休みをいいことに手元にある他の2枚も聴いてみた。

左:チョン・キョン・ファ(Vn)

L.フォスター指揮 ロンドン交響楽団

右:イツァーク・パールマン(Vn)

D.バレンボイム指揮 パリ管弦楽団

実は、ヴェルディのYouTubeチャンネルの中にある 木の実の塩タルト の動画に使ったBGMは、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番。

けっこう好きな曲なのだが、こうやって改めて3枚を聴き比べるとなかなか面白い。

チョン・キョン・ファの演奏は、音大を首席で卒業した人が、初めてのコンサートで弾いているような、正直演奏者の個性は感じられないので面白くはないが、この曲がどんなものかを聴くには最適と言った演奏。

一方、パールマンは、この曲の良さを引き出しつつ、演奏者の個性もしっかりと前面に出つつ、押し付けがましくはならない感じで、しっかりと技巧も聴かせてくれる。

歌うところは雄弁に歌い、テクニックを聴かせるところは、しっかりと腕を奮う演奏で、パリ管の色彩豊かな音色と、伴奏というものを知り尽くしているバレンボイムのタクトも良い協奏をしている。

この3枚の中では、面白さという点ではダントツでヘルシャーなのだが、38歳にして円熟の演奏を聴かせるパールマンのそれと違い、35歳のヘルシャーは、演奏そのものはスゴイの一言なのだが、ちょっと前のめりになってしまっていて、特に第3楽章のスピード感などは、もう少し落ち着いてもよさそうな感じ。

3枚を聴きながら、ヴェルディのコーヒーは、いったいどの奏者の演奏のようなものが良いのか、なんてことを考えてみると、やはりパールマンなのだろう、と。

個人的にはヘルシャーの演奏が好きではあるものの、ともするとパフォーマンス過多になってしまい、すごいテクニックがあることは分かっても、毎日普通に飲む(聴く)には、ちょっとしんどいかな・・・

そういう点では、しっかりと個性を出しつつ、技巧の素晴らしさも魅せつつ、それでも毎日飲んで(聴いて)もしんどくないのがパールマン。

チョン・キョン・ファの演奏は、大手ロースターさんの仕事であって、ヴェルディがやったのではお客様の期待に応えられないか、という感じ。

オーケストラの演奏とコーヒーを対比させるのには、ちょっと無理があるかもしれないが、聴き比べてみると、ちょっと例えてみたくなったので。

そんなわけで、明日からの営業も頑張ろう。

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