自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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サロンライヴ

実は1周年だった

2017年9月10日 

ちょっと朝夕が涼しくなってきたと思っていたら、このところまた暑さが戻ってきた感じ。

でも、毎朝同じ位置から大文字山を撮っていると、太陽の位置が随分変わってきたことが分かる。

もう一息ですねぇ

さて、実は昨年の今日、つまり9月10日、造形芸大店はオープンさせて頂いたので、今日は一周年ということになる。

が、日曜日だったことと、サロンライヴのため午後4時閉店だったので、今日は特にイベントはせず、明日お越しくださったお客様に、優待券の配布とハンドドリップコーヒーを100円割引させて頂くことにした。

そんなわけで、今日は一周年記念日ではあるが、普通に静かに営業。

そんな中でも、お祝いのカードを下さった方や、「おめでとう」と言って下さった方もおいでになり、本当に有難いことであった。

そんな今日のサロンライヴは、若い男女によるピアノデュオ。

前半はそれぞれのソロ

後半は連弾

遠藤優美さんのソロは、ほとんど聞けずだったが、大倉卓也さんは勢いで弾くタイプの人かな、というイメージだった。

今月は、学園祭などもあって、今日が唯一のサロンライヴでしたが、来月はフルートの池田清美さんに始まり、ゲストとして2回、ソロでもご出演頂きすでにファンも多いテノールの井藤航太さんや、6月にもご出演くださって、素敵なヴァイオリンとヴィオラのデュオを聞かせて下さった泉谷さんと後藤さんが、こんどはソプラノ歌手を迎えてのプログラムが組まれています。

ぜひお運びくださいませ。

新記録!

2017年8月20日 

今日も朝からよく晴れて暑かった。

関東では雨が続き日照不足と言うが、京都は夕立のような雨はあるものの、連日晴れて猛暑日が続いている。

なんとなくニュースで言われている雨の連続日数記録というのが、他人事のようにしか聞こえないのだが、この狭い日本でも随分違うものなんだなぁ、と。

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さて、私は今日、朝から下鴨の本店でカウンターに立っていた。

久し振りにお目にかかるお客様や、私をみかけて喜んで下さるお客様がも大勢いらっしゃって、やはりどちらの店も顔を出さねばだなと実感。

ちなみに、こんどは24日のお昼頃から閉店まで、私は下鴨におります。

そんな、下鴨スタートの一日ではあったが、今日は夕方から造形芸大でサロンライヴがあったので、夕方には造形大店へ。

3度目の出演となる、井上大聞さんのバリトンコンサートだったが、なんとサロンライヴの入場者数最多記録を更新!

ご予約時点で70名だったので、どうやって椅子を配置しようかと悩んでいたが、大学からエキストラのイスをお借りして、なんとか70名のお客様のご入場頂けた。

今回も素敵な歌声を聴かせて頂いた。

ライヴの途中休憩時、ふと西の空を見上げると、雲の間から光が帯状にのびており、なかなか美しかった。

八宝菜が食べたかった夜

2017年7月23日 

ちょっと雲が多い朝。

降りそうで降らない京都だが、九州の次は東北の方が激しい雨だとか・・・

私が子供の頃って、30℃を越えたら大変な暑さだと思っていたのだが、最近では30℃ってまだまだという感覚。

どうなってしまうんでしょうねぇ

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さて、今日は週末恒例のサロンライヴ。

ピアノの坂口さんと、木管四重奏であった。

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で、なんだか今日は無性に八宝菜が食べたい気分だったので、スーパーダイエット中にもかかわらず、店の片付けを終えたら七福家さんへ行ってしまった。

美味しかった♪

そんなわけで、今週も張り切って行こう!

ストレートとブレンド

2017年7月16日 

今日は祇園祭の宵山。

だいたい、例年だと宵々山か宵山の日にものすごい雨が降って、巡行の日はカラッと晴れて猛暑になって、そのあたりで梅雨があけるというイメージなのだが、そうすると今日あたりものすごい雨がふるかも・・・

と、予感させるような空のもと、かなり汗をかきつつウォーキング。

はやく涼しくならないかなぁ・・・

さて、そんな予想がぴたりと当たり、今日はお昼過ぎに外が一面真っ白になるほど激しい雨が降りはじめた。

ちょうどサロンライヴのためオーダーストップをする頃だったので、この雨の中「閉店です」とお客様にお引き取り願うのは気がひけると思っていたら、閉店時間には小降りになり、サロンライヴがスタートする頃には晴れ間も見えてきた。

そのサロンライヴ、今回は初となる「お箏」。

恐らく、今までにも生で箏の音色を聴いたことはあるのだろうが、改まってコンサートとして聴くのは初めてかもしれない。

前半は、一ノ瀬佳子さんによる箏のソロ、後半はフルートの奥田裕美さんとのデュオを堪能。

こんなにも複雑かつ繊細な音色を奏でられる楽器なのだと、ある種衝撃を受けた前半。

そして、後半はもっと驚きの協奏であった。

普段は、歌とピアノとか、ヴァイオリンとピアノといった組み合わせが多い Verdi サロンライヴだが、そういうときは歌がメインでピアノは伴奏といった色が濃かったのに、この箏とフルートのデュオは、どちらが主役というのではなく、互いが双方をより輝かせつつ、一体となったハーモニーを聴かせてくれる、まさに『協奏』という表現がぴったりくるものであった。

オブリガートと主旋律が混ざり合いながら交錯しながら、一つの音楽を作っていく様はとても感動的で、先に箏のソロを聴いていただけに、よけいフルートが加わったハーモニーが、いかに豊かな音楽表現と新たな音色の創造につながるかということを認識させてくれる。

もし、これが聴きなれた組み合わせなら、こんなに感じなかったのかもしれないが、日本の古典的な楽器と西洋の楽器との融合が、より一層そんな思いを強くさせてくれたのかもしれない。

そんなことを感じながら、ふとこれを珈琲に置き換えると、ストレートとブレンドがそれに当てはまるという考えがより一層強固になった。

ストレート(最近は、シングルオリジンと言う人が多いが)は、確かにその豆の個性を主張できるものではあるが、どこまで行っても一種類の豆の個性しか出すことはできない。

しかし、何種類かの豆をブレンドすることで、一種類の豆では決してできない表現力を持つことができるし、数種類の豆が混ざることで、10しかなかったストレート豆の表現力が、12にも15にもなる可能性すら持っている。

だからと言って、ブレンドこそ素晴らしく、ストレートは味気ないなんていう気は毛頭ない。

しかし、単一豆至上主義とも思える昨今の風潮は、ピアノソナタだけを聴き、壮大な交響曲を聞かずしてベートーヴェンの全てを知ったかのように語られるのと同じような気がしてならない。

もちろん、ピアノソナタも素晴らしいし、その時の気分次第ではオーケストラ曲ではなく、器楽曲を聴きたいときも少なくない。

ふらっと入った喫茶店で、カザルスの弾くバッハの無伴奏なんかが流れていたら、その時の気分にかかわらず、なぜだかホッとする。

だから、どちらが上位と言うわけではなく、もっと多くの人にブレンドが持つ可能性を感じてほしいのだが、どうも最近の珈琲業界は「シングルオリジンこそ最高」というような表現が多いように思えて、ちょっと悲しくなる。

なんて、箏とフルートの素敵な競演を聴きながら思ってしまった今夜のサロンライヴであった。

また是非演奏して頂きたいお二人でした。

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