自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

  1. 下鴨店TOP
  2. カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記
  3. 2020 12月

2020年12月

何かと変わりました。

2020年12月20日 

今朝は昨日より寒く感じた。

今日は全国高校生駅伝。

今朝も鴨川沿いは、けっこう若い人が走っていた。

でも、明日からパタッといなくなるのだろう。

で、芸大店の前はコースになっているので、お昼過ぎ頃走る人たち。

この人が先頭で走ってきた。

どこの高校か知らないけど、全国レベルになったら日本人ではない人が選手になっていることが多いんだなぁ・・・

シャッター速度より早く走っている人たち。

頑張れ~!

.

さて、話は変わって、先日下鴨店長の土田も書いていた豆の変更について。

ニカラグアの豆が同じジャバニカ種ではあるものの、精製方法が変わったため風味が大幅に変わった。

同時に、ブレンドにニカラグアを使っているマイルドブレンドと芸大店の瓜生山ブレンドも味が大きく変わった。

何が違うかと言うと、今まではウォッシュド(水洗式)の精製方法だったため、クリアでクリーンな後味が特徴だったところ、ナチュラル(天日乾燥式)になったので、独特のワインフレーバーが特徴になった。

水洗式とは、収穫したチェリーの果肉とミューシレージと言われる粘膜層を水で洗い流して除去する方法。

一方のナチュラルは、果肉がついたまま天日で乾燥させて、出荷までカラカラになった果肉がついた状態で保管されるため、味も濃く発酵系の香りが印象的な珈琲になる。

今回のニカラグアは、ナチュラルではあるもののそこまで発酵系の香りは強くないため、ナチュラル入門編としてはとても飲みやすいのではないかと思う。

一方で、ウォッシュドに比べると味わいが複雑なので、より香りを楽しめるもの。

実は、年内用に仕入れていたニカラグア・ジャバニカ種のウォッシュドを使い果たしてしまい、同じウォッシュドのジャバニカ種を探したものの、クオリティーの面で納得できるものがなかったので、今回はちょっとやっちゃえ!でナチュラルに変更。

来年のウォッシュドは仕入れの目処が立ったので、この冬限定と言うことになった。

中煎り好きの方、ナチュラルを飲んだことがないと言う方、よろしければおためしくださいませ。

自家焙煎珈琲豆、コーヒー通販のカフェ・ヴェルディでは、この冬限定で「ニカラグア・ジャバニカ」がウォッシュドからナチュラルになっています。

お求めはこちらからどうぞ

12月の定例会

2020年12月18日 

今朝は、雪こそ積もっていなかったが、鴨川沿いの芝は白くなっていた。

歩き終わるころには、南東の空がうっすらと色付いてきて、水面を朱く染めていてなかなか美しい。

ちゃんとカメラ持っていたら、もっときれいに撮れるのに、と思いつつ。

さて、このところ月に一回の割合で、赤い方とそのご友人お二人とともに、ヌーラーニでカレーを食べるのが恒例になってきた。

それが今月から「定例会」ということになって、私がオススメする組み合わせでコースを組んで食事会を開催することになってしまった。

そんなわけで、今月のインディアンディナーコース。

まずは、普通にサラダから。

続いて、インディアン オムレツ。

ここにマサラカジュ

マサラカジュとは、インドのとてもベーシックなサラダ「カチュンバル」(玉ねぎ、きゅうり、トマトをチャットマサラ・レモンなどで和えたもの)と、素揚げしたカシューナッツを和えたものなのだが、おつまみにもなるが、これが他の料理と混ぜるといいアクセントになる。

まずは、オムレツやサラダと一緒に食べて、残ったものは次のカリーと混ぜれば。と思って、カリーの一品目は「ブナキーマ」(汁気のないキーマカリー)にしてみた。

合わせた主食は、セットになっているナンやライスではなく、単品メニューのカシミールプラオ。

フルーツがたっぷり入ったカシミール地方を思わせるピラフ。

これに、少し辛めに仕上げてもらったブナキーマは鉄板で合うはず。

さらに、そこにマサラカジュを合わせたら、これは絶対美味しいはず!

で、こんな風にして食べてみたが、ブナキーマのコクのある辛味に、プラオのフルーツの甘さ、カシューナッツの香ばしさに加え、生玉ねぎの辛味があいまって、いい感じの美味しさであった。

続いて、文章で言えば「起承転結」の「転」にあたる部分。

「アル バイガン パラック」(じゃがいも、ナスのほうれん草カリー)

こちらに合わせるのは、プディナライス。(ミントのライス)

見た目以上に爽やかなミントの香りが鼻孔をくすぐるバスマティライスに、ほうれん草の濃厚なグレービーは、先のカリーとは違い爽やかに食べられる。

そして〆は、ちょっと無理を言ってお願いした「オイスター ディル」のオイスター抜き。

これ、縁日でたこ焼きを買ってみたら、タコが入っていなかったという類のものではなく、カバブにかけるソースとして注文した一品。

そのカバブは

サートチャトニ チキンカバブ。山椒のクールな辛さが印象的な大人のチキン。

これに、オイスターディルのオイスター抜きをソースとしてかけて食べる。

最後の「結」の部分は、カバブにカリーをかけるという、かなり大きく曲がる変化球で〆た。

.

と、思ったらまだ先は続き、最初のブナキーマのセットになるはずだったナンを追加料金で「渋皮栗と柚あんナン」に変更。

こちらをデザート替わりにして、チャイとともに頂いた。

起承転結で言うと、起はサラダとオムレツで無難に立ち上がり、承のブナキーマとカシミールプラオで「おぉっ!」と盛り上がり、転の緑色コンビで「ほほぉ」となって、結のチキンとディルソースで昇天して頂くという風にに仕上げたのが今回のコース。

「インド料理=バターチキンとナン」という誤った図式がまかり通っている日本。

インドにおいては、ナンを食べる人よりライスを食べる人の方が圧倒的大多数。

そして、カリーとライスや副菜の組み合わせによって、その味わいは大海原のごとく無限に広がっていく。

そんなわけで、定例会になってしまったので、来月もカレーの海で泳いでいただきましょう。

.

そんなカレー作りに欠かせないカレーリーフ。

最後の1本も着々と成長中。

頑張って越冬してくれよ~

.

そして、全く関係ないけど、今日の京都タワーは赤かった。


.

自家焙煎珈琲豆、コーヒー通販のカフェ・ヴェルディでは、現在フルッタメルカドン2種類をお求め頂くと、カレー風味のメルカドンを1袋サービス中!

お求めはこちらからどうぞ。

このキャンペーンは、カレー風味のメルカドンがなくなりしだい終了いたします。

初雪

2020年12月17日 

昨年は全然雪が降らなかったのに、今年はもう初雪。

20日に全国高校生駅伝があるため、早朝から鴨川沿いで高校生が走っているのだが、けっこう滑りそうになって危なかった。

この時期にけがしたらいけないのに、雪が積もる中走るのってどうなんだろう?と思いながら私はいつも通り歩いていた。

雪だと少し明るくなるから今朝はすれ違う人の顔も分かった。

さて、先日からちょくちょく書いているが、芸大店ではスイーツの試作を繰り返している。

今日は朝一からフィナンシェを焼いてみた。

って、私が焼いたわけではなく、パティシエールの松尾が焼いているんだけど・・・

時間をおきながら試食をしてみたが、だいたい焼いてから1~2時間あたりが食感と風味を最大限に楽しめるような気がする。

しかし、6時間ほど経過したら甘みが焼きたての時よりも際立ってきたようで、やはりお菓子は焼いた後の時間も大切だと思う。

で、このフィナンシェに合う珈琲って何だろう?と思ったのだが、私はフルッタメルカドンを飲みながら食べるのがリコメンド。

芸大店店長は、中深煎りでコロンビアが良いと言っていた。

午後からは木の実のタルト。

木の実のタルトは、正式名称「木の実の塩タルト」にしたいと思っている。

若干塩っ気が効いていて、珈琲と一緒に食べたくなる味をゴールに試作中。

これは、カフェ オ レとの相性抜群だが、ストレートならペルー・エルパルゴがよさそうに思う。

こちらはベリーのタルト。

こちらは、酸味を効かせるのか、甘い路線で行くのか試行錯誤中。

もう少し試作を繰り返して、きちんと商品化できるよう頑張ろう。

ハニーバター

2020年12月15日 

今日は下鴨も芸大も定休日だったので、私も一日休もう!と思っていたが、結局午前中と午後に予定が入ってしまい、なんだか慌ただしく一日が過ぎていった。

でも、朝はいつもより1時間ゆっくりして、日が昇ってから鴨川へ。

天気予報では今日から寒くなると言っていたが、予報通り寒かった。

残る葉っぱは1枚、すっかり冬ですねぇ・・・

さて、先日のこと、ヌーラーニのInstagramにのっていて、無性に食べたくなった「ハニーバターナン」を頂くために、すたすた歩いて白梅町へ。

最近、ヌーラーニのカリーって、ナンよりご飯の方が合うものを好んで注文していたので、どのカリーに合わせたら良いか分からず、教子さんにアドバイスを求めたら「今日の日替わりは、マドラスチキンですけど」と言われたので、ココナツベースのややあっさりとしたマドラスチキンカリーを注文。

最初は「ビーフ山椒ビンダルー」か、「ケララチキン」にしようかと思ったが、ハニーバターナンがそもそも重めなので、マドラスチキンでちょうどよかったかも。

ハニーバターナンは、一度焼いたナンを伸ばしてバターをぬって、くしゃっとつぶしてから再度焼き上げたもの。

ヌールの「パロタ」に似た食感だが、味はナン。

ネパール人がやっているインド風料理店のバターナンなどとは次元が違う美味しさ。

これ、サートチャトニチキンカバブを巻いて食べたら美味しいはず!と思ってしまったが、その2つを同時に出してもらうことって難しいかも。

こんど行ったとき、暇そうだったら(忙しい方が店にとっては良いのだろうが)試してみよう。

このページの先頭へ