自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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verdi マスターの投稿

ちょっと怖い話

2021年2月9日 

今日は一応お休みと言うことで、午前中は病院二つ。

まず、先週あたりからお腹の調子が悪かったので、何年かぶりにかかりつけの胃腸科の医院へ行ったところ、胃カメラを入れることに。

で、今日の8時から予約を入れられたので、今朝はウォーキングなしで起きたら病院へ。

この病院で胃カメラを入れるのは三回目なのだが、過去2回は胃カメラを入れながらも「綺麗ですね」と言われ、終了後も「とても綺麗でした」の一言で終了していた。

が、今日は挿入中の所見について何も言われず、途中で2度も看護師さんに「生検」と声をかけ、2か所から組織を採取。

終了後の先生は無言で診察室へ戻って行ってしまった。

すると、看護師さんが「しばらくしたらお呼びしますから待っててくださいね」と。

診察室へ呼ばれたら「ちょっと組織をとらせてもらったので、2週間後にもう一度来てください、あと、念のため採血もしておきますね」と、今までにない雰囲気。なんか、ちょっと怖い。

が、怖がっている余裕もなく、今度は腱鞘炎が悪化の一路をたどっているので、通っていた整形外科の先生に紹介状を書いてもらい専門医へ。

現状、少し手首を動かすと激痛が走るので、昨日などはちょっとバランス悪くトレーを持ってしまい、指に力が入らずトレーを落としてしまったり。

なので、急ぎ治したいところだが、とりあえず注射を打って2週間経過を見てから手術をするか否かの判断ということになった。

周りはそんな風に見ていないと思うのだが、実は料理やドリンクを運んだり、テーブルから食器を下げてくるのがけっこう怖い今日この頃。

注射を打ってもらったら、ちょっとだけ痛みは引いた気がするが、なんとなく手術に至るかな?という感じ。

いったん自宅へ戻ってから、芸大店へ行って資料を作って銀行へ。

テレビドラマを見ていると、銀行って怖いところに見えてしまうのだが、私たちサイドからすると、怖い存在にするかしないかは会社の成績次第。

営業成績を良くするのは、しっかりとお客様のニーズに応えられるよう、また潜在需要をしっかりと見抜けるよう努力することが最も重要なこと。

ヴェルディのような地域の零細企業は、お客様一人一人としっかり向き合って、お客様にご満足いただける仕事をしてなんぼのこと。

そんな私が思う潜在需要について、今日は銀行の担当者との雑談の中で3つほど考えていることをぶつけてみた。

一つ目は、まぁ、ちょっと考えたら出てきそうなアイディアで「それは売れそうですね」という、「やればいいじゃん?」みたいな反応。

二つ目は、ほう、そういう方向性もアリかもね。という内容だったが、それを聞いた途端「一つ、広報の意味と世間のニーズの有無を計る意味でクラウドファンディングで資金の調達をしてみてはいかがですか?」と。

「お金が集まるようなら、それはニーズがあるということなので、そのお金を使って計画を進めて、できた商品を出資者に配布すればいいし、お金が集まらないということは、大きな市場はないということですからね。でも、その事業だとけっこう集まりそうな気はしますよ。」と。

なるほど、クラウドファンディングでニーズを測定とは面白い考えだな、と思いながら、要するに銀行的にはリスクをとりたくないけど、この担当者個人的には可能性のある事業だと思っている様子。

でも、その事業に対して銀行では稟議を通す自信があまりないのだろう。

最後は、先の2つがある程度成功して軌道に乗ったうえでの比較的大きな事業だが、これは「マジか?そんな考え方もあったんだな!」という内容。

その案を話した瞬間、「そこに至った折は、ぜひ声をかけてください」と言われた。それはさっきの事業に対する提案「クラウドで資金を集めるのではなく」銀行が積極的に融資したいということ。

ある意味、銀行という組織がどのようなステージまで行けば、検討事業の内容がどの程度煮詰まれば融資を積極的にしたいと考えるか、そのボーダーラインが分かった気がして面白い時間だった。

できれば、3つ目の案というラインまで、ここ3~4年で持っていきたいと思いつつ、2週間後に病院へ行った折、聞かされる結果が楽観的なものでないと、事業の発展はままならない。

お客様にご満足いただくことは、会社の維持向上に対して最も重要なことではあるが、その前に私の健康を第一に考えねばならない、そんな時期にぼちぼち来ているように思う一日であった。

知らなくてもいい珈琲の話-その5【珈琲初めて物語】

2021年2月9日 

今朝は湿度が高いのか、空気がちょっと重く感じた。

さて、本当は日曜日に連載している「知らなくてもいい珈琲の話」ですが、昨夜は書く元気がなかったので、今日に持ち越したものの、エチオピアのことを書くにはちょっと時間的余裕がないため、今夜は番外編としてエチオピアから離れて「珈琲初めて物語」と題して、珈琲のちょっとした小ネタを書かせて頂きます。

今、普通にあるものも、その昔に誰かが発見したり、始めたりしなかったら、今もないものかもしれません。

そんな珈琲の初めてをいくつかご紹介しましょう。

珈琲を発見したのは、山羊飼いカルディ少年と言われていますが、発見当時は恐らく「葉や実を単に噛んでいた」のではないかと考えられています。

そのうち「実や葉を熱湯に浸してお茶代わりに飲む」、さらに「実を(種を含む)挽いて、獣肉の脂と混ぜて食べる」「発酵させた実からワインを作る」「軽く煎った果皮からキシル(現在はキシェールと呼ばれる)という甘い飲み物を作る」と言う風に発展していき、16世紀になって、やっと種子を煎って、それを湯に浸して飲むという現代の飲み方に近い方法がとられるようになり、それが今に伝わるエチオピアのコーヒーセレモニーに発展したと言われています。

世界最古のカフェと言われる「カフェ(カヴェー)カーネス」がトルコのコンスタンティノープルにオープンしたのは1554年なので、世の中のカフェは、コーヒーの飲食方法の最終系(現代と同様)になってから開業されたということになります。

カフェ カーネスの誕生後、トルコを中心にイスラム社会では次々とカフェがオープンしていき、コーヒー人気は高まる一方でしたが、反面「社会を乱す刺激剤」とも言われるようになりました。

基本的にお酒を禁じているイスラム社会において、コーヒーがお酒の代役を引き受けた形になり、近代社会でもしばしば見受けられる、酒場が悪の温床になるごとく、16世紀のコーヒーハウスは、集まった客がギャンブルや不純異性交遊にふけるようになったとも言われています。

そして、同時進行で16世紀はコーヒーに対する迫害も起き始めた世紀なのです。

実は、コーヒーという食材(飲料)の歴史は、コーヒーに対する迫害の歴史でもあると言えます。

そんなコーヒーについて最初の迫害は、メッカの地方長官であるハイール・ベイによって出された布告と言えるでしょう。

メッカの長官、ハイール・ベイはコーヒーハウスを中心に自分に対する風刺が出回っていると言うことを知り、宗教家や法律家、さらには医学者たちを説き伏せて、「コーヒーも酒と同じくコーランで禁止させるべし」という布告を出したのです。

その結果、メッカのコーヒーハウスは強制的に閉鎖されました。

しかし、コーヒーは幾度となく権力によって禁止令が出されるものの、廃れることなく復活を遂げていきます。

ハイール・ベイの布告を解いたのは、市民の力ではなくコーヒー好きだったカイロのサルタンが布告を取り消し、あっという間に復権を果たしました。

しかし、16世紀におけるコーヒーに対する迫害は、それで終わったわけではありませんでした。

イスラム社会で愛飲されていたコーヒーは、ヨーロッパ全体へも広がります。

すると、キリスト教の高僧たちは、異教徒の飲物であったコーヒーを禁止すべきと時のローマ教皇クレメンス8世(第231代教皇・1592年1月30日~1605年3月3日の間在位)に進言。

教皇にコーヒーを飲ませて、この悪魔のような黒い液体を禁止してほしいと申し出たところ、クレメンス8世は「悪魔の飲物にしてはたいそう美味、これを異教徒に独占させておくのはいかにも惜しい、いっそこの飲物に洗礼を施し、キリスト教徒の飲物にしてやろう」と言い、コーヒーに洗礼を施したとされています。

こうしてみると、イスラム社会でも、キリスト教社会でも、ある程度の高い地位にいる人たちがコーヒーを排除しようと働きかけたものの、トップダウンで却下されてしまったという不思議な共通点が見受けられます。

その後もコーヒーについては、色々な人のいろいろな欲望と批判、迫害と復権が繰り返されてきましたが、また機会があればちょこちょこ書いていきたいと思います。

そんなわけで、次回はきちんとエチオピアについて書きたいと思います。

今日はお休みで….

2021年2月7日 

今日は日曜日なので、本来なら「知らなくてもいい珈琲の話」を書くはずなのだが、昨日から始まった京都芸術大学の卒業展のおかげで、予想以上に多くのお客様にご来店頂き、私も少々バテ気味。

昨年は、コロナのはしり、と言うべきかどうか分からないが、なんとかギリギリで卒業展はできたものの、例年と比べると格段にお客様の数が少なかったので、今年も昨年ベースに考えて用意をしていたら、何もかも売り切れてしまい、今朝は焼菓子担当の社員に1時間早く出てきてタルトを焼くように言う指示。

で、いつもより1時間早くタルトを焼いてもらうということは、いつもより2時間早くプリンを作り始めなくては間に合わない。

と言うことで、私はいつもより2時間早く店へ行ってプリンの仕込み。

なので、今朝はウォーキングをする余裕もなく、朝ごはんも食べずに店へ行ってプリンを作った。

オーブンに入れて、焼菓子を作りにパティシエールの松尾が出勤してきたところで私は朝食をとりにお向かいの牛丼屋さんへ。

牛丼屋さんのモーニングセット。

まぁ、そんなわけで、今朝の私のプリンづくりは「あさめし前」ってことだったらしい。

そして、おかげさまで今日も一日が慌ただしく過ぎて行き、仕事を終えて帰宅して、朝歩けなかった分夕方はバッチリウォーキングをしたら、「知らなくていい珈琲の話」を書く元気が残っていなかったというわけ。

実は、あの連載、恐らくほとんどの人が退屈でパスするような内容なのに、1話書くのに2~3時間はかかるので、さすがに今日は体力が残っていなかった。

楽しみにしてくださっている方がいるとは思えないが、まぁ、そんなわけで書ければ明日か明後日に書こうかと思う。

かわりに、芸大近所の早咲きの桜。

もう咲き始めていた。

チョイス

2021年2月5日 

今朝も晴れていたので寒いながらも空はけっこう明るかった。

さて、先日ちょっと無理を押して東京へ行ってきたのだが、その折にかき集めてきた豆が 7種類。

全てエチオピアで、イルガチェフとグジのウォッシュド&ナチュラル。

商社にサンプルをお願いしたら、だいたいは200~300グラムしかもらえないのだが、ヴェルディの焙煎機は最低でも1キロ以上の豆でないと回らないので、私が直接乗り込んで豆をもらってきたような訳である。

こうしてみると、大した量ではなさそうなのだが、これをリュックに入れて背負って東京の街を歩くのって、けっこう大変だった。

そんなわけで、全部焙煎して、味見をしてみた。

同じエチオピアのイルガチェフでも、けっこう味が違ったり。

先日、ある商社の担当者が「最近、グジが人気と言っているけど、肌感覚では大したことがない」と言っていたのだが、このグジを飲んでみると、非常に上品で良い豆だったり。

今年のクロップが入ってくるのは早くて9月。

それまでの間、どの豆をヴェルディのエチオピアにしようか悩むところ。

個人的には、今回調達したウォッシュドを全部混ぜたものが何とも言い難く美味しいのだが、毎回3種類を焙煎してブレンドとは行かないからなぁ・・・

飲みながら、エチオピアの大空の下、アフリカンベッドで天日乾燥されるチェリーを思い出した。

個人的には、私がエチオピアへ行った折に泊まった農園ALAKAのものを使いたいのだが、こちらの品種「74140」は、俗にいうバーガンディー種で、チェリーが徐々に色付いていくのではなく、ある時点から急激に赤くなるため、収穫時期が難しいこと。

そして、このALAKAの豆は前々年のものから見ているのだが、2年前より良くなっていることを考えると、やっと品種が土壌とマッチングしてきたように思える。

そんなわけで、思い入れはあるがALAKAは来年以降かな?と。

そんなこんなで、ウォッシュドはMETAD社のウォッシングステーションであるGOTITIのもの。

ナチュラルはイルガチェフで安定した品質を誇るウォッシングステーションWOTEのものを使うことに決定。

グジのBENTI NENQAに後ろ髪ひかれつつ、こちらは深煎りで使おうかとも。

エチオピアという国のポテンシャルの高さ、そして素晴らしさを再認識した飲み比べだった。

そして、昨日より販売を開始した ヴィンテージバレルコーヒー ですが、仕入れた20キロのうち、早1日で13キロがなくなってしまいました。

コーヒー通販の売れ行きランキングも、なんと初登場で不動の1位「ヴェルディブレンド」を抑え、堂々の1位!

来週一週間、もつかどうか・・・

ご希望の方は、お早めにお求めください。

ちなみに、明日の午前中に私が焙煎するまで下鴨本店では品切れ状態です。

お求めは午後3時以降でお願いいたします。

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