自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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ブル6

2026年8月17日 

今日は下鴨店が定休日だったので、朝から下鴨店で経理スタッフと税理士事務所の方と月次の営業成績についてのミーティング。

店で営業していると、日々の数字を追うことはしていても、なかなか月間の細かなことについては見落としていたり、気付いていないこともあるので、毎月こうして振り返りのミーティングをして、プロの目で見た数字を分析すると勉強になる。

午後には、少し北白川へ行って、その後ヨドバシへ。

私が自宅で音楽を聴くときに使用しているヘッドフォンは開放型なので、すぐ横にいたら音漏れしているのが聞こえてしまうため、外で使うのが憚られるため、密封型のヘッドフォンを購入しに行ってきた。

ウォークマンを持って、並んでいるヘッドフォンで音を聴き比べると、本当にものによって聞こえ方が全く違うことが分かって面白い。

聴く音楽のジャンルにもよるとは思うが、高額だからと言って必ずしも自分が聴きたい音楽に対して良い音で聴けるとは限らないので、価格ではなくあくまで音質や各楽器の位置などが立体的に聞えるかといった点で判断して想定していた予算内で、気に入ったものを購入できた。

で、新しいおもちゃを買ったら当然使いたくなるので、帰宅したら早速CDの聴き比べ。

と言っても、同じCDを違うヘッドフォンで聴き比べるのではなく、同じ曲の違う演奏を聴き比べてみた。

私が好きな作曲家であるブルックナーの、私が好きな曲、交響曲第6番、略称「ブル6」を4種類聴き比べ。

左上:クレンペラー指揮、ニューフィルハーモニア管弦楽団

右上:チェリビダッケ指揮、ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団

左下:ヨッフム指揮、ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団(1980年11月2日ライヴ)

右下:ネルソンス指揮、ライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団

クレンペラーは、武骨だけど線の太い堂々たる演奏で、この曲を知るには良い一枚といった印象。

1964年の録音だが、当時のEMI、ブルックナーの6番は、あまり人気がないことからクレンペラーが録りたいと言っても、レコーディングをさせなかったらしい。

そんな不人気曲だったブル6に日の目をあてた録音となったクレンペラー盤だが、まぁ、それでもやはりブル6は4番、5番、7番、8番といった人気曲の合間にあって、今でもなかなか演奏されないのが残念なところ。

チェリビダッケは、ブルックナーのスペシャリストのように思っていたが、こと6番については聴いていて全く面白くない、というか、全くチェリビダッケらしさがなくて、彼は北ドイツ、ミュンヘン、ベルリンといった多くのオケで数多くブルックナーを演奏していて、録音も数多く出ているが、6番については少なくとも海賊版などを除けばこれが唯一のCDで、もしかすると彼自身あまり6番を好んでいなかったのかも。

ネルソンスは、しっかり綺麗に演奏していて、この中では最も録音も新しいため、音質も良い優等生なのだが、あまり引き込まれない演奏。

ヨッフムのコンセルトヘボウとのライヴ盤は、私の中で最も好きな1枚。

そして、私がブル6を好きになったのは、このCDに出会ったからだった。

この演奏を聴くと、どうしてこの曲が不人気なのか?と思ってしまう。

一方で、もしチェリビダッケのブルックナーは評判が良いからと、チェリビダッケを最初に聴いたら、もしかするとブル6を好きにならなかったかもしれない。

そこで思ったのが、ヴェルディに初めてお越しのお客様に好みをきいて、このコーヒーはいかがですか?と提案しても、「私、その豆あまり好きじゃないから」と、別のものをチョイスされることが少なからずある。

初めてのお客様なので、ヴェルディのその銘柄をお召し上がりになったことはないのだが、どこか別のお店でその銘柄を飲んで、好みではないと思い込んでしまったのだろう。

そうしてみると、そのお客様が初めて飲む銘柄のコーヒーを提供する場合、その方が、その豆を好きになれるか否かは、その一杯にかかっているのだから、お店の責任はなかなか大きいと言うことになる。

ヴェルディは、自店で提供する全ての豆において、私にとってのヨッフム / コンセルトヘボウのような、「その曲が好きになる=その豆が好きになる」ものを作らねばと思うのであった。

冥界への

2026年8月16日 

お盆休みも今日までという方が多いのではないだろうか。

下鴨店も、今日まで営業して、明日と明後日の第三火曜日定休日。

それにしても、今年のお盆は例年以上に多くのお客さんがお越し下さり、慌ただしくも充実した1週間の営業となった。

だいたいこの期間の食材の発注は、前年のデータをもとにしているのだが、昨日・今日は開店と同時に満席になって、モーニングが大盛況だったので、トースト用のパンが売り切れとなり、せっかくトーストをお召し上がりになりたいとご注文下さったお客様に提供できないという事態に・・・

有難いような申し訳ないような朝だった。

さて、そんな今日は、お盆の最終日=五山送り火の日なので、里帰りされていたご先祖様を再び冥界にお送りする日なので、ドラフトアイスコーヒーも「冥界への送り船ブレンド」でご提供させて頂いた。

また、お盆と言うこともあってか、普通に冥界への渡し船ブレンドをご注文下さるお客様が普段より多く、皆さま「これ美味しい!」と言って下さり、お帰りには豆をお求めくださる方も多く、今日は営業中に2回もブレンドすることになった。

そんなお盆休みも今日でおしまい。

夜は自宅マンションから送り火を見て、ちょっとご先祖様への思いにひたってみた。

我が家からは、大と法が見える。

以前は、妙と鳥居も見えていたが、近隣にマンションが建って、今は二つだけ。

でも、大文字は毎年大迫力で見える。

送り火を見ると、何となく夏も終わりな気分になるが・・・

まだまだ残暑は厳しいのだろう。

暑い夏も、ヴェルディのコーヒーで乗り切りましょう!

人波

2026年8月14日 

世間ではお盆休み。

ヴェルディの営業的には、平日とは違うし、普段の週末ともちょっと違う、なんだか不思議な店内模様。

もう10年以上前に、ちょくちょくお越し下さっていたお客様が、お仕事の都合などで京都を離れ、何年もお顔を見なかったのに、お盆で帰省したからとお越し下さったりして、懐かしく嬉しい時間があるのもこの時期の特徴。

そんな今日は、金曜日だったので、私は業務用のコーヒー豆を配達に出かけた。

で、上賀茂のココロカフェさんへ豆を持って行ったら・・・

店頭に、こんなポスターが貼ってあった。

この、セニョール・コマという方は、本当にメキシコでルチャドールのマスクを作っていた人らしい。

もちろん見せて頂いた。

マスカラスのは、どうやらレプリカらしいが、超懐かしい~

一番下は、エル・サントぽいけどそうではないとのこと。

他にもいろいろあって・・・

なんか、SOU・SOUっぽいマスク。

これは、ルチャ リブレのマスクではなく、往年の名レスラー「ザ・デストロイヤー」のレプリカですね。

実は、学生時代には新日本プロレス友の会に入っていて、東京で開催されるビッグマッチは、ほぼ全て観に行っていた。

猪木VS国際軍団の3対1デスマッチとか、初代IWGP王者決定戦で猪木が失神した試合も、その後、初期のUWFを観に行くようになり、東京開催の試合はほぼ全てみていたなぁ・・・

なんて、ちょっと思い出に浸ったひととき。

その後、京都駅へ配達に行ったのだが、台車を押して運ぶのが大変なほどの人波。

八条口の改札は、試合終了後の阪神甲子園駅か?というほど。

みなさん、この暑い中、暑い京都へようこそ!

車で走っていると、他府県ナンバーが非常に多く、ちょっと怖い瞬間もある。

ドライバーの皆様、安全運転でお盆休みを事故なく乗り切りましょう!

24年

2026年8月12日 

2003年8月12日、カフェ・ヴェルディは下鴨の地で開店しました。

24年前の今日のこと。

つまり、今日はヴェルディ開店24周年記念日!

まだ自家焙煎珈琲というジャンルが浸透していなかった時代、そして、京都では深煎りのコーヒーが一般的で、どちらかと言うと後味がスッキリしたコーヒーは少数派だった時代、開業当初は年配のお客様を中心に、非常に辛辣な言葉を頂くことも多かったと記憶しています。

時を経て、今では周りを見ると自家焙煎店だらけで、しかも深煎りよりも極浅煎りの酸っぱいコーヒーが若い人の間でもてはやされる時代。

そんな時代の変化の中で、ヴェルディは開業以来24年間、浅煎りから深煎りまで幅広いコーヒーを扱っているものの、どのコーヒーも芯まで火を通して、嫌な酸っぱさや、重い苦みはなく、後味のすっきりとした、1日10杯飲めるコーヒーを目指して営業を続けてまいりました。

24年、今日ご来店下さった多くのお客様が、長く続けて素晴らしい、といったことをおっしゃってくださいましたが、人間で言うと24歳は、やっと大学を卒業して、社会人になって2年、そろそろ一本立ちできるか、といったところだと思います。

ヴェルディも、24年間続けた、と驕るのではなく、なんとか今日まで続けられたということは、やっとスタートラインに立つ資格がもらえた程度のレベルだということを認識して、これからも日々努力してまいりたいと思います。

そして、24年間続けてこられたのも、お客様をはじめ、業者の方々、応援して下さっている皆さま、私たちの家族、そしてこれまで働いてくれたスタッフたちあってのこと、本当に有難うございました。

そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

夜、仕事を終えてコンビニに寄ったら、隣に止まっていたのが四葉!

良い25年目になればいいなぁ・・・

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