自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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マンデリン その1

2024年5月30日 

今回の限定珈琲「インドネシア・フローレス島・スマトラ式」は、強い個性があるわけではないが、とてもマイルドで甘みもあって非常に飲みやすいコーヒー。

そのフローレス島のコーヒーは、スマトラ式精選方法をとっている。

同じインドネシアの中でも、スマトラ島の北部で作られた豆を「スマトラ式」で精選したものが【マンデリン】

マンデリンの生産エリア(アチェ、リントン、クリンチマウンテン≒パダン等)で作られても、ウォッシュドやナチュラルで精選されたものは、マンデリンとは呼べない。

そして、当然フローレス島で採れた豆をスマトラ式で精選してもマンデリンとは呼べない。

このスマトラ式精選方法は、他と違ってコーヒー豆が薄皮すらかぶっていない状態で、乾燥させるため、独特な香味が出るのだが、同時に私がコーヒー店を始めたころのマンデリンは、ともかくひしゃげたものや、先が割れたものが多く、また欠点豆も他のものと比べると多いものであった。

しかし、風味の方は独特で、かなりクセが強い豆だったのだが、最近のマンデリン、それもハイグレードなものは、非常にきれいで、欠点豆も少なく、青々とした見るからに良さそうな豆であることが多い。

それを焙煎したら、昔のマンデリンのような、アーシーな風味はなく、とてもクリアで飲みやすいコーヒーになっている。

が、昔からのマンデリンファンの方は、昔の方が美味しかったと言われることも少なくない。

では、どうして豆そのもののクオリティーは上がったように見えるのに、味の方はファンからすると物足りないものになってしまったのだろうか?

そのお話は、またこんど。

水出しコーヒーへの道

2024年5月29日 

先日から「水出しコーヒーバッグはまだ?」というご質問をたびたび受けている。

こちらは、6月14日くらいから販売開始予定なのだが、この水出しコーヒーバッグを作るためには、珈琲豆を充填工場に送らなくてはならない。

そして、充填工場に送るということは、焙煎をしなくてはならない。

のだが、日々の通常焙煎を昼間にしているので、水出し用の豆の焙煎は閉店後にすることになる。

今週末には、充填工場に合計96キロ分の煎り豆を発送しなくてはならないため、今日は閉店後に焙煎。

午後11時現在、まだ終わっていない状態なので、さて今日中に帰宅できるのか?!

とりあえず、今日の閉店後から今の時点までに焙煎できた豆たち

1袋6~8キロ入っているので、これで概ね48キロ分。

合計96キロなので、やっと折り返し。

残り、頑張ろう!

髙島屋で新発売!

2024年5月28日 

今日は、なかなか凄い雨だった。

鴨川の水位もなかなかなものだった。

そんな悪天候だったので、下鴨本店は午後から店内にいるのは閑古鳥?

明日からまた頑張ろう!

さて、ヴェルディでは先日より「イタリアンブレンド」のドリップバッグを販売開始したが、並行して髙島屋S.C.店と通販限定で「SOU・SOUブレンド」ドリップバッグの販売を開始した。

いろいろなデザインがある中、やはり代表的なテキスタイルデザインSO-SU-Uということで。

このSOU・SOU・SOUブレンドは、以前「在釜」があったころにSOU・SOUさんのために作ったオリジナルブレンドで、一般に提供することはなかったため、数年ぶりに復活して、お客様にもお召し上がり頂けるようになった。

ドリップバッグは、袋から中身を取り出して、お湯をかけたら出来上がりと言う手軽に本格的コーヒーが楽しめる商品。

早速私たちも試飲してみたが、なかなか美味しかった。

髙島屋S.C.店と、通信販売だけの新発売!と言いたいところだが、通販の方はまだページの作成ができていないので、来週から販売開始。

どうぞよろしくお願いいたします、

ひそかにスタートしたのに

2024年5月26日 

5月のスペシャルコーヒーは、インドネシア諸島シリーズということで、バリ島からスタートして、インドネシアではないけど東ティモールへ移り、最後はフローレス島で終わるという内容だった。

そんな中、東ティモールは同島では珍しいナチュラル精選のものだったのだが、テストローストして一口飲んだ瞬間、北白川のスタッフ一同「これはアナエロビック(嫌気性発酵)製法のものではないか?」と思うほど、イチゴのような香りがするコーヒーだった。

で、一応アナエロではないかと確認したところ、そもそも東ティモールでは、まだアナエロビックをこのレベルでやるだけの技術がない。という返答。

つまり、普通のナチュラルなのに、アナエロビックなみの香りがするコーヒーに仕上がったということで、驚きとともに販売をかいししたら、売り出すと同時に3日で半分がなくなってしまった。

そこで、急遽もう一袋注文して、いつもの倍の量を販売することにしたのだが、有難いことにそれも2週間ほどでほとんど売れてしまい、本日無事と言うか、早くもと言うか、東ティモールは下鴨、髙島屋S.C.ともに売切れになった。

恐らく今日には売り切れになるだろうと思って、昨日の夕方、北白川で次のフローレス島を焙煎した。

まだ東ティモールも少しのこっていたので、メルマガなどは出さず、昨夜の日記に山下がちらっと書いたのと、ヴェルディのInstagramに焙煎しているところをアップしただけなのに、早くも北白川では、昨日5キロ焙煎したフローレス島の豆が残り100g程度になってしまった。

明日は、またMAX焙煎しなくては・・・

で、今回のフローレス島、何が特徴かと言うと、味の方は先の東ティモールほど強い個性を持ったものではない。

が、良質なパプア・ニューギニアを思わせるクリアで甘い口当たりと、残り香にほんのりマンデリンっぽさがある、本当に『澄んだ良質のコーヒー』という味わい。

ただ、パプアと言えば、現在世界の中でも最もティピカ種が残っている産地なのだが、このフローレス島の豆はティピカ種ではなく、S795というハイブリッド品種。

しかも普通ハイブリッドと言えば、アラビカとロブスタの交雑が多い中、これはなんとアラビカとリベリカの交雑種にインドでティピカが突然変異した「ケント種」も入っているもの。

まぁ、ケントが入っている分、ちょっとだけティピカよりという感はあるが、それでもハイブリッドなのにティピカ種に近いクリアでまろやかな口当たりはなんなんだ!?と思ってしまうわけである。

さらに、精選方法は「スマトラ式」

フローレス島の豆というだけでもレアなのに、リベリカとのハイブリッドで、しかも精選方法としては世界的に非常にシェアの低いスマトラ式。

味は王道なのに、モノは超レアという一品。

今回はわりとひそかに販売スタートしたつもりだったが、この勢いだとどれだけもつか分からないので、ご希望の方はお早めにお召し上がりください。

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