自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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知らなくてもいい珈琲の話-その9【珈琲鑑定士 Part 2】

2021年3月15日 

先週、珈琲にまつわる資格はたくさんあるということを書きましたが、今回からいよいよ本題です。

珈琲鑑定士と聞いたら、皆さんはどんな仕事だと思いますか?

恐らく、珈琲をカッピング(テイスティング)して、味に点数をつけたり、グレードを決める人のことだと思うでしょう。

もちろん、それも重要な仕事の一つで、鑑定士の資格試験には味覚試験やグレード付けの試験もあります。

しかし、ブラジルの珈琲鑑定士に要求されるのは、そのような官能的な部分だけではなく、非常にビジネスライクな部分もあるのです。

次の問題は、ブラジルの珈琲鑑定士資格試験に出てくるような問題です。

● KC  Z  11 これは何を意味するか?

● NYBOT にて5月渡しの価格が158.55¢/Lb のとき、1bag(Sc)は何R$か?

 ※ US$1=R$1.70と仮定する

コーヒーマイスターはもちろん、Qグレーダーの試験にも、恐らくこのような問題は出てこないと思います。

これは、商取引上に必要な知識ではありますが、単に珈琲の味を表現するのであれば、それこそ「知らなくていい知識」かもしれません。

どうしてこのような知識が鑑定士に必要になるかは、そのうち説明するとして、まずは皆さんが真っ先に考える珈琲のグレード付けの手法について、ブラジルの鑑定士はどのような基準でグレードをつけているかご説明します。

まず、ブラジルにおいて豆のグレードは「Tipo(タイプ)」と呼ばれ生豆に含まれる欠点数(悪い豆の点数)に応じて、Tipo2~Tipo8までの7種類と、その中間の6種類に分けられます。

TipoはCOB(ブラジル公式鑑定法)に基づき生豆300g中の欠点数が算出されます。

欠点豆には、各々点数があり、例えば「死豆(Preto)」は1粒で1点ですが、「発酵豆(Ardido)」は2粒で1点、「割れ豆(Quebrado)」は5粒で1点となります。

鑑定士は、300gのサンプルから欠点豆を選別し、欠点豆ごとに分類して点数をつけていきます。

欠点数が算出出来たら、下の票に従ってTipoを決定します。

Tipo2は、欠点数が4以下で最も優れており、Tipo8は欠点数が最大360で、最も品質の劣るコーヒーとされます。

ただ、同じTipo2でも中間値があるため、Tipo2とTipo2-45では欠点数が7も変わってきます。

7点の違いとなると、割れ豆などだと300g中に最大35粒の違いがでてくるので、同列には扱えないですね。

欠点数360以上のものは規格外とされます。

ちなみに昔よく耳にした「ブラジル・サントス No.2」というのは、ブラジルのサントス港から出荷されたTipo2の豆ということで、これだけでは広大なブラジルの中でも、どの地域で採れたものなのか、精選方法は何なのか、スクリーンサイズはどうなのか、そして肝心に風味はどうなのか、などが全く説明されていないということになります。

Verdi にご来店下さるお客様の中には、極稀に「サントス No.2あるか?」と訊いてこられる方がいらっしゃいます。

たしかに、ブラジルを出荷する段階では、Tipo2=No.2は最高グレードですが、Verdi ではハンドピックによって欠点豆はすべて取り除いていますので、Tipoとして言うなら欠点数が0なので、表には存在しないTipo1ということになります。

そうしてみると、もしコーヒー店へ行って「ブラジル・サントス No.2」と書かれていたら、それはハンドピックをせず欠点豆が入ったまま焙煎したということを宣伝しているようなものと言えるでしょう。

Tipoが決まったら、欠点数以外の評価が加わります。

COBにおける豆の評価項目は以下の通りになります。

● Bebida:味(風味の良し悪し)

● Peneira(formato da fava):スクリーンサイズ(大きさ)、豆の形状

● Preparo(Via Seca eVia Umida):精選方法(ナチュラル or ウォッシュド)

● Seca / Cor / Asprcto / Torra:乾燥状態 / 色 / 見かけ / 焙煎

次回は、味の評価方法について書きますが、今回は代表的な欠点豆をご紹介しておきましょう。

Preto プレット=死豆または黒豆 1粒の混入で1点

Ardido アルジード=発酵豆 2粒の混入で1点

Preto Verde プレット ヴェルジ=未熟な発酵豆 2粒の混入で1点

Verde ヴェルジ=未成熟豆 5粒の混入で1点

こうしてみると、300g中に未成熟豆が最大20粒混入していてもTipo2=No.2に認定されてしまいます。

ある意味、ちょっとどうなんだかなぁ・・・と思いながら、このTipo決定のプロセスを勉強していました。

つづく

知らなくていいは明日

2021年3月14日 

今朝は暖かかった。

金曜日から販売を開始したコロンビア・ダークラムは、おかげさまで残すところあと2キロ。

20キロ仕入れたので、3日間で9割が売れてしまったという有難い誤算。

かなり個性的な豆だったので、売れるかどうか不安だったが、店でお召し上がりになってからお求めくださるお客様も多く、たまにはこういう超変化球もアリだなと思った今回の限定豆だった。

恐らく来週早々に販売終了となるので、来週末には次の限定豆が登場するが、こんどはド直球のトップスペシャルティをご用意しているので、どうぞご期待くださいませ。

さて、今日は日曜日なので、本来なら「知らなくていい珈琲の話」のはずだが、資料を一つ店に忘れてきてしまったので、明日書くことにいたします。

どうぞご了承くださいませ。

旅立ち

2021年3月13日 

旅立ちの春ですね。

今日は京都芸術大学の卒業式でした。

今年もコロナのせいで、親の臨席は敵わずオンラインでとのこと。スマホやタブレットで卒業式を観賞しながら店内ご利用のお客様もいらっしゃいました。

外にははかま姿が可愛いとても華やかな卒業生の方々が沢山♪

皆、可愛いなぁ〜と思いながら見ていました。

ヴェルディによく足を運んでくださっていた学生さん達とも会えなくなるのは少し寂しい気持ちもありますが、春からまた新生活、皆様それぞれ頑張ってほしいですし私も初心を忘れず新たに頑張って行こうと思いました!

コロナに負けず、コロナと上手く生活するために、今だからこそ見えて来る何かがあるはず!

日々、沢山の事にアンテナをはって行かねばと思います。

そして、少しでも皆様にカフェヴェルディで良い時間を過ごして頂けるよう明日からも頑張ろうと思います。

本日も朝から沢山のお客様にお越し頂だき、ありがとうございました。

今週の哲学の道、桜情報です。

あまり変化は見られず。来週もお楽しみに♪

ご好評いただいております今回のスペシャル珈琲コロンビアダークラム!

フィナンシェとの相性バッチリです!是非お試しくださいませ!!

明日も皆様のお越しをお待ちしております!

芸大店の新商品

2021年3月12日 

今日は午後から雨の予報。

そうなると、夜は歩けないので朝はしっかり歩かねば。

今朝は、ここ数日の中ではちょっと寒かった。

さて、本日より販売を開始した「」だが、昨日の夕方にメルマガ配信で販売開始をお知らせしたところ、その後24時間の間にコーヒー通販だけ合計7キロのご注文を頂き、店頭での販売も含めると、もうすでに残り10キロを切ってしまった。

本当に有難いことで、ご注文下さった皆様には感謝しかないのだが、このスピード感で売れてくれると嬉しい反面、豆の調達能力を上げていかねばと思う。

そんなコーヒー豆の新商品、というか限定商品に気を取られているうちに、芸再店では次々と新商品ができている。

本日より販売を開始したのは、「クロワッサンサンド」

お店のオーブンで焼いたクロワッサンに、ラム酒と自家製シロップをしみこませて、アーモンドのビス生地をのせてリベイク。

そこに自家製カスタードを絞ってフルーツをサンドするというもの。

今日は、イチゴのものとオレンジのものを作ってみたが、これまた有難いことに店頭に並べたら、あっという間に売り切れてしまった。

予想はしていたが、イチゴが先になくなったものの、スタッフの間ではオレンジの方が人気だったりして。

今後はバリエーションを増やして、ハム&チーズに仕上げは自家製マヨネーズを絞ったものや、オレンジ&ポークのサンドイッチも検討中。

コーヒーとフードの両輪で、お客様により楽しんでいただけるよう頑張っていこう。

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